狩野元信の働き方

インターン生の野中です。今回で四回目になりました。

前回紹介した三人の巨匠、放浪の人ダヴィンチ、職人気質のミケランジェロ、社長タイプのラファエロ。今回紹介するのは彼らと同じ時代に日本で活躍していた「狩野元信」を紹介します。

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狩野派といえば日本で400年間画壇に君臨し続けた職業絵師集団です。彼らは室町時代から江戸末期まで第一線で活躍していました。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と名だたる天下人の仕事を請け負っていました。

特に2代目「狩野元信」は400年日本の画壇で活躍し続ける基盤を作った人物です。

元信は当時主流だったモノクロの水墨画と多彩な色を使った大和絵を併せて、新しい描画を確立します。

とくに大徳寺の大仙院に所蔵されている元信筆・四季花鳥図はダイナミックな構図と繊細な描写で、当時の武将たちから気に入られるようになり、注文が殺到します。そうするとどうしても人の手が足りずたくさんの弟子を雇って、様々な作品を量産できるようにしました。

しかし弟子たちは元信に比べると腕は落ちます。そこで元信は絵手本、様々な花や動物、昆虫のモチーフを網羅したマニュアルを作ることで、弟子でも元信と変わらぬ絵を描けるようになりました。これで品質も一定でたくさんの絵を生産できるようにしたのです。

当時の絵師はアーティストではなく、職人であったため、描き手の個性よりも元信と同じ絵が描けることが求められました。元信は自分と同じ絵が描けるような教育システムを作ったのでした。

元信はさらに「狩野派」の経営を固めるためにある事業に乗り出します。それが扇絵です。当時扇は祝い事や慶事を始め、季節のあいさつなどの度に贈る習慣がありました。贈り物として人気だった扇に目をつけ、元信はこれを大量生産します。弟子を活用したこの事業で莫大な儲けを出し、「狩野派」を確かなものにしたのです。

幕府の将軍義政とも近しい仲だった元信は扇の独占契約を結ぶます。扇座という扇制作の独占権を得て元信は絵師としてだけではなく経営者としても活躍します。

大勢の弟子を取り、弟子の教育システムを作り上げた元信は絵画をビジネス化させることに成功しました。

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