マンガの描き方~原稿用紙と印刷編~

はじめまして、インターン生の渡辺です。今回から数回にわたり、マンガの書き方や私がマンガ学科で学んできたことをご紹介します。
まず一回目の本記事では、マンガ原稿用紙と印刷の基本について取り上げていきたいと思います。

マンガの基本はアナログからです。アナログでマンガをかけない人はデジタルでも上手くかけません。トーンなどでごまかしている人もいますが、編集さんにはあまりよくは思われませんね。
雑誌に掲載する際、アナログでもでデジタルでもマンガ原稿用紙の使い方は同じです。なので今回は先にマンガの原稿用紙につい手お伝えしたいと思います

まず、原稿用紙には二種類あります。真っ白の原稿用紙と枠が書いてある原稿用紙です。ほとんどの人は枠が入った方を使います。
真っ白の原稿用紙は、アナログのカラー絵だとか、トレース台でマンガを描く人が使うそうです。(私は使ったことが無いのであまり詳しくは知りません…)。枠の入った原稿用紙はモノクロのマンガを下書きから描く場合に使います。

マンガ原稿の枠線はこのとおりです。

外枠が断ち切り線、内枠は台詞を入れる範囲です。
基本は内枠の中に大事な情報(主人公の表情とか大切な台詞など)を入れ込みます。この中に入れ込まないと、印刷して裁断する時に重要な台詞が切れてしまったり読みづらくなってしまったりします。

この枠のとおりにマンガを描くとこうなります。

二コマ目は「断ち切り」といって、こまを大きく見せる技法です。注目して欲しいコマによく使います。
画像にもありますが、一番気をつけなくてはいけないのは、「綴じ代側は何も書いてはいけない」ということです。これは奇数ページと偶数ページによって違いますので最初のうちに間違えてしまうと、そのあとのページのすべて直さなければいけないという恐ろしい事故が起こります。

ここで疑問が出てくると思います。「いつも読んでいるマンガにこんな外枠とか無くない?」と。
じつは日本のマンガの印刷はカッパー印刷といい、この印刷はグレーが上手く出せない印刷なのです。つまり、「薄い色は印刷に出ないので、原稿用紙に枠があっても大丈夫!」ということなのです。

ここでもう一つ疑問が浮かぶと思います。「え?マンガにグレーってあるじゃん」と。
あのグレーはよく見ると黒いドットで出来ています。ドットの濃度によって濃淡を表現する、トーンというものです。今はトーンシートというシールで形式の物が主流ですが、昔はトーンシートなんてなかったので手書きでやっていたとか…。恐ろしい話です…。デジタルでマンガを描く人はトーンもデジタルで張っている人が多いでしょう。
つまり、「マンガには黒と白しか使用していない」ということです。

カッパー印刷の良いところは安くて沢山印刷できるところです。日本ではマンガ一冊1000円というのは総集編や限定版付録でもついていない限り無いと思います。単行本もせいぜい700円程度でしょう。しかし、海外ではマンガの値段が日本に比べて高く、多くの場合、カラーで描かれています。つまり、海外のマンガは「お金をかけて一部の人が買う芸術に近いもの」なのに対し、日本のマンガは「多くの人が手に入れられるエンターテイメントに近もの」になっているのです。この違いがマンガの描き方にも影響しているのです。

少し話がそれましたが、先ほどのマンガを印刷すると読者にはこういったページで読むことになります

皆さんが見たことがある画面になったかと思います。ちなみにこの話は実話です…。

一件自由に描いているように見えるマンガですが、どのマンガ家さんも原稿作成のルールに従って描いています。
ルールに従いつつ一ページごとに読みやすいコマ割りを構築し、全体で話の波を作りながら描いていく漫画家さんの苦労とすごさが少しでも伝わっっていただけたら嬉しいです。

以上、マンガの描き方~原稿用紙と印刷編~でした。読んでいただき、ありがとうございました。

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