民族衣装を紹介!アノラック編

今回はイヌイットが使っているコートについて解説していきます。

イヌイットとはロシアの北東端沿岸部からアラスカ、カナダ北部、グリーンランドに至る地域に住む先住民族のことです。
この地域は極光地域と呼ばれ夏には日の沈まない白夜が出現し、逆に冬には日のほとんど登らない日が発生します。
冬の気温はマイナス20度にもなり、夏でも平均気温は10度までしか上がりません。
まさに極寒の地域です。

季節のほとんどを氷雪に覆われ、夏は苔や草が生える程度という大変厳しく思える環境ですが、
そこには驚くほど多種類の生物が生息しています。
イヌイットはそこでアザラシやカリブーと呼ばれる野生トナカイなどの動物を狩ってくらしています。
そんな極光地域に暮らすイヌイットにとって寒さから身を守るためのコートは欠かせません。
こちらがそのコートでアノラックと呼ばれています。

http://www.minpaku.ac.jp/research/sc/teacher/minpack/canada/01

カリブーの毛皮を足の腱を加工した糸で縫い合わせて作られています。
カリブーの毛皮は防寒性と保湿性に優れています。
ものすごい臭気を放つようですが、気温がマイナス30度以下にもなると臭いがしなくなるそうです。
ここに同じカリブーのズボンをあわせ、靴とミット(手袋)はアザラシの皮で出来たものを使っています。
アザラシの皮は保温性と防水性に優れているからです。

一方女性の着るコートはアマウティクと呼ばれ、「ねんねこ」のように子どもを背負える大きなフードが付いています。

https://www.canada.jp/stories/post-5295/

こちらもかつてはカリブーの毛皮で作られていましたが今では布製です。
女性はアマウティクやミットにビーズで美しく飾り付けし、おしゃれを楽しんだそうです。
どんなに厳しい環境でもおしゃれをしたいという女性の思いは変わらないようですね。

1960年代を機にカナダのイヌイットは政府が作った村に定住するようになりました。
彼らの暮らす住宅は暖房完備でテレビやラジオなどわたしたちと同じような技術や物を使っています。
村を出て都会で暮らしたがる若い人たちも増え、過疎化が起こっている地域もあるようです。
狩りに関しても、今では店で買ったダウンを着て出かける人も多いですが、長時間の狩りとなるとやはり毛皮のアノラックを着ます。
そして学校ではイヌイットの文化を絶やさないように授業内でミットや靴を作る技術を伝え続けています。

今日はここまでになります。次回もお楽しみに。

参考 世界のかわいい民族衣装
http://www.seibundo-shinkosha.net/products/detail.php?product_id=3757

興味を持たれた方はお気軽にお問い合わせください。

インターンシップへの申し込み・お問い合わせ先

インターンシップへの申し込み・お問い合わせ先
メールでのお問い合わせは、下記フォームに入力して送信してください。
ご氏名 (例)山田 太郎
メールアドレス 半角英数字:ご入力間違いのないようにご注意ください
メールアドレス(確認用) 半角英数字:ご入力間違いのないようにご注意ください
電話番号 (例)0354339211 ※ハイフン抜きで入力してください
題名
お問合わせ内容

アーカイブ

カテゴリー