民族衣装を紹介!番外編、魔除けについて

こんにちは、インターン生の上杉恭華です。
いつもは民族衣装について説明しておりますが今回は番外編ということで、「魔除け」について説明しようと思います。
前回民族衣装の役割について「自分の個性を表すためのもの、民族の独自性を表すためのもの。」と説明しましたが、民族衣装には他にも役割があります。
 それは魔除けです。今ほど医療技術の発展していない時代、病や災害は呪いによって持ち込まれるという考え方がありました。根拠などないと思うかもしれませんが、「病は気から」ということわざがあるくらいですから、今にも通じるところがあるのではないでしょうか。人々はそれらから身を守るため様々な「お守り」を作ったり衣服に施したりして命や健康の安全を願ったのです。
 今回紹介するものは衣服ではありませんが、どうぞ見て下さい。
 世界のいたるところに伝わる民間伝承、その一つに「邪視」があります。
 これは他者から恨みや妬みなど悪意を持った視線を受けると病にかかる、最悪の場合命を落とすといった災難に見舞われる伝承です。富や権力、容姿に恵まれた人物は特にその影響を受けやすいと考えられていました。妬みの対象になりやすい人は気をつけた方がいいというのは昔から変わりませんね。
 中東やイタリアではこれを防ぐために「ファーティマの手」と呼ばれる、手のひらに目を描いたようなマークが魔除けに使われています。
 他にもトルコでは「ナザール・ボンジュウ」という目玉を象った青いガラスの護符が使われています。

「ファーティマの手(もしくは目)」
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/c/cd/WPVA-khamsa.svg/1200px-WPVA-khamsa.svg.png

「ナザール・ボンジュウ」
https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/816amHf9B2L._SY450_.jpg

どちらにせよモチーフになったのは目です。視線は視線で跳ね返すということでしょうか。

 「邪視」の他にも「不幸をもたらす魔物は衣服の袖や裾から入ってくる」という民間伝承もあります。実際病をもたらす原因のウイルスや細菌は手が感染経路の一つですからこの考え方も間違っていないのかもしれません。
 そのため民族衣装は袖口や裾、襟に装飾を施されることが多いです。そこに用いられる模様は魔除けの意味をもたらし、時には鈴やコインなど金属の飾りを縫い付ける事もあります。金属には魔除けの効果があると信じられていたからです。
 この写真はアイヌの「シヌイェ」という風習を表すものです。

「シヌイェ」
http://karapaia.com/archives/52236529.html

彼ら彼女らは「悪魔」は口から入ってくる(実際経口感染というウイルスの感染経路がありますね。)と考えているため女性は口の周りにこのような刺青をしていたのだそうです。
 このような民間伝承や迷信は様々なモチーフがありますが意外と共通点もあったり、今にも通じる考え方があったりとなかなか興味深い内容なんです。
 今回はここまでになります。次回もお楽しみに。

参考
邪視
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/tep007.html
カラパイア
http://karapaia.com/

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