面白い本を紹介③

こんにちは、インターン生の露木です。
私が個人的におすすめの本を紹介する3回目となります。

今回紹介したいのはこちらの一冊。
『闇の展覧会 霧』ハヤカワ文庫NV カービー マッコーリー

「霧」繋がりという事で、前回に続いてこちらを紹介します。
この本は5人の作家によるアンソロジーなのですが、メインはページ数の半分以上を占める『霧』でしょう。
映画『ミスト』の原作、というとピンとくる方も多いのではないでしょうか。
ですがその他の4篇の短編もとても面白いです。

収録作品は以下の通り。
・『遅番』デニス・エチスン
・『石の育つ場所』リサ・タトル
・『昼、梟の鳴くところ』マンリイ・W・ウェルマン
・『三六年の最高水位点』デイヴィス・グラッブ
・『霧』スティーヴン・キング

個人的なお気に入りは以下の2篇。

『石の育つ場所』
石が動くところを見たら死ぬ、というイギリスの片田舎に伝わる昔話に翻弄される話。
ホラーでありながら、どこか不思議な雰囲気があります。
『三六年の最高水位点』
天気や水位を予知する神秘的な女性と、彼女に惹かれていく主人公の話。
変幻自在に姿を変える彼女は幻想的であり美しく、印象的な一篇です。

そして、本作を語る上で欠かせないのは『霧』です。
スティーブン・キングといえばB級ホラーの巨匠というイメージが強い方が多いのではないでしょうか。
実際、恐ろしい怪物に人々が蹂躙される作品が多いのは事実ですが。
本作もその例に漏れず、霧の中から現れた怪物に人々が慄き恐怖する…といった作品です。
ではただのB級モンスターパニックなのかと問われれば、答えはNOです。

この作品、実は怪物の出番はあまり多くありません。
閉鎖的な空間に閉じ込められ怪物に怯える人々。
じわじわ追い詰められていく彼らの人間心理が高い描写力で生々しく描かれた、人間ドラマとしての側面が強い作品だと思います。
もちろん怪物もちゃんと活躍しますよ。

映画版のあまりにも衝撃的なラストは大いに賛否両論を巻き起こしましたが、何とスティーブン・キングはこのラストを大絶賛しているんですよね。
流石巨匠と言うべきでしょうか。

映画『ミスト』を観て原作に興味が湧いた方。
細かい配役も変わっていますので、比較しながら読むのもまた違った発見がありますよ。
違う読み味を持つ複数の作家による、短いながらも非常に完成度の高い短編も楽しめます。
是非ご一読ください。

興味を持たれた方はお気軽にお問い合わせください。

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