形をつくろう2(ろくろ成型 基本編)

こんにちは、インターン生の川島です。
本日は第3回目ということで引き続き「粘土の成型」、ろくろ成型を詳しく紹介していこうと思います。

ろくろ成型とはろくろという機械を使用して粘土を成型します。
昔は機械というのはなかったので、手や足を使って手動で動かしていました。
それでは工程の流れなどを紹介していきます。(今回は基本として湯のみづくりの流れになります)

(必要なもの)
・水(粘土との摩擦をなくすため)
・雑巾(手を拭くのはもちろん、色々な場面で活躍します)
——————粘土の成型に必要なもの————————
・線描きベラ(粘土に目印や模様をつける時などに使用します)
・切り弓(粘土の高さを整える時に使用します。一番低い高さに合わせて、そこから余分な粘土を切ります)
・仕上げ用皮(別名:なめし。食器類の口部分を整えます。)
・切り針金、しっぴき(成型後、土台から作品を切り離す時に使用します)
これらは最低限必要なものです。他にもこて、かきベラ、カンナなど様々な道具があります。

機械のろくろ写真 https://jmty.jp/hiroshima/sale-ele/article-6h780

成型に必要な道具類写真 https://store.shopping.yahoo.co.jp/artloco/075902.html

ろくろを始める前に自分自身の利き手によって、ろくろの回転方向が違います。
右利きは右回転、左利きは左回転の方が作業しやすいといわれています。(個人差あり)

・はじめは土殺し
土殺しは粘土の中心を合わせる作業です。中心を合わせないと作品の形がいびつになったり、粘土の厚さにムラができます。
また、初心者にとって土殺しも最初は難しいかもしれません。回数を重ねて上達していきましょう。
荒練り、菊練りをした粘土をろくろ台にのせ、ろくろを回転させながら手で粘土を叩いて固定します。
粘土に水を満遍なくかけて、

1.土を上へ伸ばすように両手で粘土を押し上げます。
2.ある程度の高さまでになったら、次は時計の1時か2時方向にゆっくり倒していきます。

すると少しずつまとまり最初の形になるので、3、4回1.2.を繰り返していきます。

・次は粘土の厚さを整える
土殺しが終わったら、自分自身が作業しやすい高さまで両手で粘土を押し上げます。
真ん中に親指を押し込み、大体両手に収まるぐらいの大きさまで少しずつ広げていきます。手の力加減で粘土の厚さや高さをそろえます。(そろえておくとやりやすいです。)
そろえたら、内側の底部分とギリギリにならないように厚みをもって下部分を少しすぼませます。(作品を切り離す時に作業しやすい、粘土に無駄が出ないようにするためです)
残った上の部分で作品を作り上げていきます。

土殺しで倒している写真http://www.tougeishop.com/video/p9.php

真ん中に穴を開け、調整している写真 https://activityjapan.com/publish/plan/12657

・いよいよ本番、形作り
今回は湯のみを想定して紹介していきます。
仕上げの時や、窯で焼いた後の粘土は1.15cmぐらい縮小します。理想の大きさより少し大きめに作りましょう。
まず両手で粘土を優しくはさみ、指の力加減で厚さを調整していきます。厚さを調整する時、半分より上部分→残りの下部分と分けて厚さを薄くし均一にします。
厚さにムラがあると高さが一部変わったり、成型途中で崩れてしまったり、最悪ひび割れの原因となります。
厚さを調整していると粘土が上へと伸びていきます。厚さと高さを同時調整する、同時進行なので慣れるまで難しいです。
(粘土へ触れる回数が少ないほど、粘土は崩れにくくなります。慣れてきたら触れる回数を少なくするよう目指しましょう)

・大まかな形ができたので仕上げへ
厚さや高さをそろえておおまかな形ができたら、いよいよ仕上げです。
最初に外側内側の表面ですが、成型時に残る跡をそのまま残すのも良いですし、こてや筆などを使用して表面をきれいにします。
次に仕上げ用皮(なめし)で湯のみの口部分を滑らかにしていきます。
この時少し押さえるので、その分高さが低くなります。低くなりすぎた時は調整しましょう。

・成型完了
先にくぼませていたところをさらにくぼませていき、切り離しやすくします。
ろくろの回転を一旦とめて、切り針金またはしっぴきで下の粘土と作品を切り離します。
作品の形が歪まない様に持ち、作品をのせる板にのせて乾燥させます。

厚さや高さを指で調整する写真 https://yukobo.co.jp/kyoushitsu-blog/report-cat/tougei_specialty_member/page/4/

しっぴきを使用している写真 http://www.tougeishop.com/video/p17.php

切り離した作品を持つ写真 https://www.uzumakotougei.com/rokuro-tebineri.html

これでろくろ成型は一旦終わりです。
湯のみ作りは基本の流れで、少しずつ広げていくとお茶碗やお皿になっていきます。
(ちなみにプロの陶芸家さんですと、湯のみ1個につき約3分で作るそうです)
この後はある程度の硬さになるまで乾燥させ、さらに加工していきます。

今回は少し長くなってしまいましたが、次回は「ろくろ成型応用編と乾燥期間」について紹介したいと思います。
ここまで読んでいただきましてありがとうございます。
それではまた次回お会いいたしましょう。

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