油絵のひみつ「パレットナイフを使う」

こんにちは。インターン生の武井です。今回が最後のお話となります。

油絵の制作をする上で便利な道具がパレットナイフ、もしくはペインティングナイフです。
主に金属製で、折れ曲がった先端に三角型の薄い板がついています。バターナイフに似ているというとわかりやすいでしょうか。
使い易いのは折れ曲がったものが基本ですが、直線のナイフ状のものや幅広いヘラ状のものもあります。

これをパレットの上での混色や、画面への絵の具の盛りつけなどに使います。

チューブから出した油絵の具は延びが悪く、筆を使って混ぜようとするとうまくいきません。
筆が絵の具まみれになってしまうと洗うのが大変です。また、乾性油をつけた筆でなら流動性は出ますが、毎回油を使っていては油が多くなりすぎますし、筆に油が溜まってしまうのでよくありません。
制作中の色の調整のために筆先で混ぜる程度なら問題ありません。ナイフが役に立つのは描き始める前の調色です。
特に、ひとつの色を大量に作るときには欠かせません。
パレットに出したチューブ絵の具を、ナイフで切るように量を分けて、押し広げるように混ぜます。
出した状態が硬いチューブ絵の具は、ナイフで練っておくと粘りが出て、ずいぶん使い易くなります。
新たに色を作るときは、ナイフから前の色を取り去っておきます。布や紙で拭き取るだけでキレイにすることができます。

混色に使うだけでも便利ですが、制作にもおおいに役立ちます。

厚い地塗りを平らで均一に施したいときに使えます。
平滑に乾燥した絵の具の表面には、独特な描き味があります。また、非常に硬い塗料を地塗りするときはナイフやヘラが欠かせません。

制作中、構図を大幅になおしたくなったときや、上塗りを失敗してしまったときには、ナイフで削り取ってしまいます。
キャンバスは丈夫に出来ているのでガリガリと削っても大丈夫です。絵の具の乾燥面も堅牢なので、上塗りが乾かないうちなら、力の入れすぎに注意して、綺麗にすくいとってしまうことができます。

ナイフに取った絵の具を盛りつけると、盛り上がった絵の具の表面によく光が反射して、絵の部分を強調することができます。
ナイフの面でベタベタと叩くように絵の具をつけたり、エッジを勢いよく走らせたりすると、筆では作れない大胆な調子をつけられます。
筆を使わずに、ナイフだけで制作することも可能です。私もかつてはナイフだけの制作をしていました。
筆で描くよりも圧倒的に多くの量の絵の具が画面に乗りますので、レリーフのような、もしくは木を荒く削ったような、立体的な迫力のある絵が生まれます。

パレットナイフも、大は小を兼ねるので、大きめのものがひとつあればよくつかえますが、私はむしろ一番小さいサイズのものを多用しています。
あまり制作にナイフをつかわないようになると、パレットでちょこちょこと混ぜるにはどうしても小さい方が便利ですし、手入れも楽です。

自分の絵の具の扱いに合ったサイズのものが、1本あるだけで制作がずいぶんスムーズになるので、ぜひお使いになってください。

以上、パレットナイフについてのお話でした。

興味を持たれた方はお気軽にお問い合わせください。

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