おすすめ小説「BLAME! THE ANTHOLOGY」

皆さんこんにちは、インターン生の秋元稜平です。
今回ご紹介する小説は、「BLAME! THE ANTHOLOGY」です。
この小説は弐瓶勉の漫画「BLAME!」を原作に日本SFを牽引する作家陣がノベライズしたものになります。
原作である「BLAME!」は無限に拡大する巨大階層都市を舞台に、探索者である霧亥(キリイ)が旅をする物語です。
無限に拡がる階層都市、勝手に建造物を造ったり壊したりする建設者、電子漁師、珪素生物など、「BLAME!」という世界観の中で5人の作者が物語を紡いだ作品です。
「BLAME!」は話が進む中で少しずつ世界観が分かってくるのですが、キャラのセリフから読み取っていくというような形ですので想像が膨らんでいきます。

それでは、5つの内の2つをご紹介します。
最初は丸岡望による「はぐれ者のブルー」です。
電子漁師の鈍丸は食料よりも塗料を優先して探すため仲間たちから浮いていました。
巨大な階層都市では場所によって資源が潤沢な所もあれば、そうでない所もあります。
その為食料が枯渇すれば集落が無くなることもあります。
だと言うのに鈍丸は塗料を探すため孤立していました。
いつものように1人で探索していると珪素生物に襲われ、命の危機に陥ってしまいますが、どうにか珪素生物を捕縛し難を逃れます。
襲われ逃げている間に道に迷った鈍丸は、珪素生物に道案内をさせます。
最初の内は警戒していた鈍丸ですが、会話をしていく内に自分と似たはぐれ者だと知っていきます。
そして、誰にも話すことなかった塗料集めの理由を話すのです。
敵対しあう2つの存在が会話を通して分かりあうというのは感動します。

2つ目は飛浩隆による「射線」です。
環境調和機連合知生体と呼ばれる非構造的意識が巨大階層都市を支配しているお話です。
環境調和機連合知生体は元々21世紀初頭、人間が屋内環境を快適に過ごすために建築物に埋め込まれた環境調和機(コンディショナー)でした。
それには知性は無く、センサーの一種でしかありませんでした。
そんな環境調和機連合知生体が知性を獲得したのは探索者たちが穿った穴からでした。
環境調和機連合知生体は階層都市の皮膚のような存在であったため、穿たれた穴を痛覚と認識し知性が生まれました。
そして環境調和機連合知生体はありとあらゆる場所、物にまでその存在を拡げていきました。
壁にも床にも服にも食べ物にさえも環境調和機連合知生体は存在し、全ての技術と資源を手に入れたのです。
ある意味、環境調和機連合知生体はAIで階層都市は人間社会に例えられると思います。

この本を読み終えて思ったのですが、「BLAME!」というこの作品は設定が明瞭でない部分が多いので自由が利き、全く異なる物語が出来たのでしょう。
他の3つの話も気になったらぜひ、お手に取ってみてください。

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