おすすめ小説「箱庭図書館」2

皆さんこんにちは、インターン生の秋元稜平です。
今回ご紹介するのは、前回に引き続き「箱庭図書館」、その2つ目の物語をご紹介します。

2つ目の物語は「ホワイト・ステップ」です。
この物語は雪の積もった文善寺町で起きた奇跡のお話です。
大学院に通う近藤裕喜は正月を一人寂しく過ごしていました。
暇を持て余していた近藤は近くの公園で雪だるまを作って自画自賛していると、
何も無いまっさらな白い雪に靴のような形で凹むのを目撃します。
それは1つだけでは無く、まるで人が歩いているかのように右、左と靴の跡が交互に凹んでいるのです。
面白そうだなと近藤は、透明人間が歩いているかのような、その足跡を追っていきます。
足跡を追っている間、近藤はどうしてこのような現象が起きているのか考えていました。
本当に透明人間ならこちらの姿が見えているはずだと思い、靴跡に声をかけたり、身振り手振りで反応を見るのですが、
靴跡は気付いていないのか、歩くテンポを変えずに進んで行きます。
試行錯誤していく中、近藤が靴跡の前を歩いている時、その靴跡は近藤の靴跡をじっと見ているかのような素振りに気付きました。
その反応で分かった事は、靴跡の主は雪の表面の変化が見えているという事でした。
その後少し観察していると、靴跡以外の大きな凹みが現れました。
どうやら靴跡の主は尻餅をついたようだ。
そこで、姿の見えない相手に分かるように雪の上に「だいじょうぶ?」と書きました。
少し待つと、雪の上に「おしりが いたかった です」と言葉が書かれていきました。
その後、雪の上に言葉を書いて自己紹介をしました。
靴跡の主は【わたなべ ほのか】というらしく、郵便局を探しているのだが道が分からないというので近藤は案内してあげる事にしました。
近藤は郵便局へと案内し、その後ほのかにこの現象について調べる手伝いをしてもらいました。
公園に向かい雪だるまがあるかどうかを確認してもらいました。
雪の上に「ゆきだるまは ない」と書かれ、近藤はある仮説を立てました。
それは、近藤のいる世界と【わたなべ ほのか】が居る世界は違く、平行世界だと考えました。
雪が降り、積もったことによって隣り合う二つの世界が雪を通して繋がったという。
その後、近藤はほのかと分かれたあとある女性と出会います。
それはほのかの母親でした。
母親の話を聞くと、娘はもう亡くなっているという。
そしてほのかの世界では母親が亡くなっているという。

母をなくした娘の世界と娘をなくした母の世界が交わった、この物語は冬の出来事であるのに温かく、雪のように小さな美しさがあります。
異なる二つの世界が繋がるお話ではあるのですが、その二つの世界を繋げたのが雪だというのがこの物語を温かくする要因だと思います。
雪がなくなるまでの間繋がる二つの世界、この奇跡を通して母と娘はどう繋がるのでしょうか。
続きが気になる方はぜひ、お手に取ってみてください。

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