絶対に…渡る…!!「カイジVR~地獄の鉄骨渡り~」
〇はじめに
インターン生の金野です。今回は「カイジVR~地獄の鉄骨渡り~」(以下、カイジVR)というタイトルを紹介します。言わずと知れたカイジシリーズの、とあるギャンブルをゲームにした一本です。
〇カイジVR~地獄の鉄骨渡り~
本作は「賭博黙示録カイジ」に登場するギャンブルのひとつ”鉄骨渡り”がゲームになっています。背景を説明すると、主人公カイジは知り合いの借金を肩代わりすることになり、とある豪華客船で行われるギャンブルに挑戦します。負けたら苛酷なペナルティが待っているそのギャンブルから無事生還したカイジですが、そこで借金を増やしてしまいました。その借金を返済するチャンスとして挑戦したのが今作の題材である二つの鉄骨渡りです。
一つ目は「勇者達の道(ブレイブメンロード)」です。これはゴールに近づく程幅が狭くなる鉄骨を債務者達が渡り、富豪達がそれに賭けを行うという、人間競馬のようなギャンブルです。ゴールできれば順位に応じた賞金の券が与えられ、落ちたら怪我をして失格となる、リスクの大きな戦いです。
二つ目は「電流鉄骨渡り」です。こちらはブレイブメンロードで入手した券を現金に引き換える為に必要な鉄骨渡りで、賞金の券が余っていれば、入手できなかったブレイブメンロード生還者も挑戦できるというものでした。ただし、今度の鉄骨は電流が流れていて、手をついたりすることができません。また、地上74メートルもの高い場所に鉄骨が渡されている為、失格=死に直結するとても危険なものでした。
ゲームではプレイヤーは主人公のカイジとなって、この二つの鉄骨渡りに挑戦することになります。操作方法は簡単で、アナログスティックによる前進と、コントローラを使ったバランスコントロールのみです。
〇目の前で繰り広げられる戦い
このゲームの一番の面白い所は、自分がカイジとなって参加できる点です。基本的に作品に忠実に作られている為、プレイヤーの操作、選択で原作通りのストーリー進行をカイジ視点として楽しむことができます。しかし漫画やアニメとは違い、視点は自分で操作し、発生する選択肢を対処するのもプレイヤー次第であるので、例えばとあるシーンで、漫画等では語られていない、もしくはさらっと流れて終わるような他債務者達の行動を見ることができたり、原作とは違った行動をとることも可能となっています。
ゲームプレイ事態は操作方法からもわかるようにとてもシンプルなのですが、バランスを取るのがかなりシビアだったり、移動速度がとてもゆっくりだったりと、とても緊張感のあるゲーム体験となっています。悪い点を挙げるとしたら、原作を知らない人や、単純にゲームの面白さ重視でプレイした場合、ゲーム内容の薄さとその難易度がとてもストレスに繋がりやすいという点でしょうか。一度失敗したら最初から渡り直しですし。
〇さいごに
纏めると今作は、カイジの鉄骨渡りのエピソードを知っている人向けに作られた作品です。鉄骨渡りに興味があった人や、実際のカイジが感じていた緊張感を体験してみたいプレイヤーは是非手に取ってみてはいかがでしょうか。
それではまた次回~
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