おすすめ小説「反対進化」2

皆さんこんにちは、インターン生の秋元稜平です。
今回は前回に引き続き「反対進化」、その2つ目の作品をご紹介します。

2つ目は「異境の大地」です。
この作品はヒュー・ファリスと言う人物がジャングルの奥地で緩慢な人間フナチを見つけ、
その部族の秘密を知るお話です。
ファリスは植物研究に没頭するベローに会いにジャングルの奥地へと向かって行きます。
向かう途中、ファリスは微動だにせず目を見開き、息もせずに立っている男を目撃します。
ガイドをしていた小男は動かない男を見るなり取り乱します。
そいつはフナチだ、と叫ぶなり、ここから離れよう、とファリスに懇願します。
けれど、ファリスは小男を無視し、片足を上げじっとしているこのフナチを観察し始めます。
死人のように固まっているフチナの肌に触れてみると、脈を感じなかったが突然脈を打ったのです。
ファリスは目の前で起きたことが信じられませんでした。
この目の前の男はとてもゆっくり動いていた。
胸の膨らみも、まばたきも、上げた足の動きも、全てが通常よりも何倍も遅くなっていた。
まるで、生きるということをゆっくりと行っているように思える。
その後、ファリスは植物研究所に辿り着き、ベローに出会います。
二人は仕事の話しを終え休もうとしたとき、ファリスが話題程度にフナチのことを話すと、
ベローは震えながらも強い口調でフナチのことを聞いてきました。
ファリスは驚きながらもジャングルで会ったフナチのことを話しました。
そして、ベローはフナチ、ラオスの部族民について話し始めました。
ラオスの部族民は風変わりな信仰がありました。
それは緩慢な状態になれば偉大なものと交感できるというものです。
緩慢な状態になるのは妖術や魔術といったオカルト的なものではなく、薬物によってその状態になるのです。
緩慢な状態になると外の世界が早く過ぎ去っていきます。
逆に外から見るとその者はとても遅く動いて見えるのです。
ベローはそんなラオスの部族を熱心に研究していました。
けれど、一緒に居るベローの妹リスはどうにかして兄を故国へと連れて帰ろうとしていました。
ファリスもまた、ベローの異常なまでの熱意に一抹の不安を覚えるのです。

この作品で出てくるフナチは私が思うに、植物のような存在なのだと思います。
神木のような大樹は何百年もかけて大きくなっていきます。
フナチは鼓動でさえゆっくりと脈打ちます。
それはつまり、人間が自然と近い寿命を持つのではないでしょうか。
それほどの時間があれば、偉大なものと交感する事が出来るのかもしれません。
私は人知の及ばないものに魅力を感じます。
皆さんはどうでしょうか。
共感できるのでしたらぜひ、お手に取ってみてください。

興味を持たれた方はお気軽にお問い合わせください。

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