~黄金の球が導く遥かなる宇宙への冒険~『トレジャー・プラネット』

はじめまして!インターン生の上村静佳です。

皆さん、映画はお好きですか?
一口に映画と言ってもたくさんジャンルがありますよね。コメディや恋愛もの、はたまたサスペンスやホラー、SF…など様々な分野から多種多様な作品が日々世に生み出されています。
今回は筆者が隠れたおすすめの映画を皆さんにジャンル1作毎、計5回に分け、紹介していきたいと思います!

最終回となる今回のテーマは【アドベンチャー】。取り上げる作品はウォルト・ディズニー・ピクチャーズのアニメ映画『トレジャー・プラネット』です。
監督は『リトル・マーメイド』や『アラジン』などを手掛けた黄金コンビ、ロン・クレメンツとジョン・マスカー。
数々の夢や冒険の世界を創ってきた彼らが再び手を組み、新たな冒険の世界が幕を開けます。

物語の始まりは惑星モントレッサ。ある少年が自作のソーラーボードで危険区域を縦横無尽に飛び回っている。少年の名はジム・ホーキンス。
彼は明晰な頭脳を持ちながらも、かつて父親に見捨てられた心の傷からやさぐれ、非行に走る毎日を送っていました。
しかしながら、彼は心の片隅で小さな頃から絵本で見たような波乱万丈な冒険に出ることを夢見ていたのでした。
ある日、ジムは家のすぐそばで墜落した宇宙船と、その乗組員と思われる老人を見つけると、老人は息も絶え絶えにジムに不可思議な黄金の球を手渡し、それを必ず守り抜くようにと厳しく言いました。
そして最後に「サイボーグに気をつけろ」という言葉を残し息を引き取りました。
彼が託した黄金の球、実はそれこそがかつてジムが絵本で見た大海賊ナサニエル・フリントが残した財宝が眠る星『トレジャー・プラネット』へと至る手掛かりだったのですーー。

この作品の原作はスティーブンソンの、知らない人はいないであろう世界の名作『宝島』。
タイトルの通り、本作では舞台が宇宙に置き換えられ、原作よりもテクノロジーも大分進化しているのですが、出てくる惑星や建物、小道具に至るまでデザインがメカニカルに彩られ、未知の冒険に対する好奇心を一層高めてくれます。
全体的に少しくすみのあるゴールドがあしらわれ、どこかレトロ感のある未来といった様相です。

作品の特徴や珍しい点としては、主人公の恋愛要素を一切省き、男の友情という描写に力を入れたことが挙げられます。
登場する女性たちは片手で数えるほどしかいない上に皆大人であり、主人公のジムといい関係に……..といったフラグも一切立ちません。
代わりにジムと関係を築いていくのは、トレジャー・プラネットへの冒険に乗り出す船の乗組員である片腕が義手の男、ジョン・シルバー。
彼の元で乗組員の心得を学んでいくことから2人は次第に絆を深めていくのですが、物語のメインはこの部分といっても良いでしょう。
片親であるジムはシルバーの中に父性のようなものを見出し、一方シルバーはジムが息子か弟のように思えてきて、自然とお互い夢や心の内を語れるような仲になっていきます。この絆を深めていくシーンには主題歌が流れ、ジムのささくれていた心が次第に和らいでいく過程がより印象付けられます。
ところが中盤、とある大事な事実が判明し、その関係は大きく揺らぐことになるのです。
お互いの絆を信じていくのか否かーーそこも本作の見所となっています。

また本作はディズニースタジオの『美女と野獣』や『ライオン・キング』などの今もなお語り継がれる名作が多く制作されたいわゆるルネッサンス期の次期に当たる、低迷期に制作された作品で、(同時期として『アトランティス』や『ラマになった王様』など。この2本もなかなか面白い)作画を手描きからCGへと移行していったその間に制作されました。
なので絵はキャラクターは伝統的な2D、セットはCGで制作するなど、意欲的な試みがあり、その試行の結果本作では縦横無尽に滑らかに動き回るカメラワークが実現しました。が、興行成績はいまいち振るいませんでした。この時期の作品は前期のルネッサンス期の作品や後の『アナと雪の女王』や『塔の上のラプンツェル』を始めとするジョン・ラセターが制作総指揮にとして参加し始めた時代の作品に挟まれ、あまり知名度が高くないのも切ない。『リロ&スティッチ』は例外ですが。

レトロフューチャーや同性の友情、宇宙、そして心踊る冒険、この作品は本当に(筆者にとっては)美味しいとこどりな印象で、物語自体も少し大味ですが、奇を衒わない正統派な勧善懲悪ものなので、飲み込みやすく、スッと見ることが出来ます。
先述の通り、大味が故に少しの物足りなさがあるかもしれませんが、それでも間違いなく筆者は本作を隠れた名作と押したいです。

本作は魔法も恋も一切なしというディズニーでは珍しい正統派冒険活劇に仕上がっております。
ワクワクする作品が見たい!ディズニー好きだけど、見たことないな〜という方に特に、特におすすめしたいです。
当記事を見て興味が湧いたという方、この機会に是非一度観てみてはいかがでしょうか!

【筆者の一口コメント】
原語版で主人公のジム・ホーキンスを演じたのは『インセプション』や『(500)日のサマー』のジョゼフ・ゴードン=レヴィット。
後の声優としての参加として『風立ちぬ』の主人公も。

あと、ディズニーシーのレストラン『マゼランズ』の内装はめちゃくちゃ本作の雰囲気に近いので、いつかご飯を食べに行ってみたいです。

5日間ありがとうございました!

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