これで最後だ聞いてらっしゃい TRPG小話

皆さんこんにちは、インターン生の山口 紘夢と申します。

記事も今回で10回目、いよいよ最後の投稿です。
最後は紹介や解説ではなく、私の実体験を交えたTRPG小話をしたいと思います。

あれは今からXX年前。TRPGを知ったばかりの初心者だった私は、なけなしの小遣いを貯めて購入したルールブックを手に友人達に遊んでみようと提案しました。

その時選んだタイトルは「クトゥルフ神話TRPG」。無力な人間が「神話的存在」とされる怪物に対し、僅かな知恵を持って抗い逃げ延びることを目的としたTRPGです。
このゲームは正直に言ってしまうとあまり初心者には向いていません。プレイヤーキャラは死にやすいですし、敵に対抗する手段も少なく基本的に遭遇したら逃げることしかできないのでそれをストレスに感じる人も多いでしょう。

それでも私達はTRPGの中では有名なタイトルだからということで特に警戒することなくこのゲームを遊ぶことにしました。TRPGはやったことはないが、クトゥルフ神話は知っているという友人がゲームマスターをやってくれたのがせめてもの幸いだったと思います。

そんなわけで始まったシナリオ。私のキャラクターは粗暴なベテラン刑事で役に立ちにくい戦闘向けの能力をしていました。戦うこと自体が希少なこのゲーム、おまけに今回の目的は人探しが主だったので序盤は目星というもの探しの技能が無ければいる必要がなかったと思います。

その風向きが変わったのは終盤のこと、探し人が怪しげな組織に監禁されているかもしれないという情報を掴んだキャラクター達が各々準備をしている中、私のキャラクターが物探し中にクリティカルを出しました。
場所は警察の備品倉庫、拳銃の予備弾倉でも手に入らないかと思い起こしたこの行動により彼は新しい拳銃を一丁入手することができました。

そしていよいよ組織の本部へと侵入、その最中「深きもの」と呼ばれる半漁人のような怪物がキャラクター達に襲い掛かってきました。

ホラーのお約束としてこの手の敵に銃は聞きません、このゲームのルールブックに書いてある怪物の大半も「弾を無効化する」「物理的なダメージを半減する」などいった記述が書かれています。

しかし突入前に手に入れたこの銃なら倒せはしないでも直撃の反動でよろめかせ、仲間が逃げる時間をかせげるかもしれない。そう考えた私はGMにその旨を伝え、怪物に向かって発砲しました。

結果、深きものの半身は吹き飛び。一撃で物言わぬ亡骸となりました。

実はクリティカルで手に入れた新しい銃の正体は基本ルールブックの中では最強の威力を誇る大型拳銃「デザートイーグル」だったのです。
FPSなどでも最強のサブウェポンとして扱われるこの銃の威力はホラー世界でも健在。半漁人程度の怪物なら一撃で戦闘不能に追い込めるポテンシャルを秘めていました。

ここからゲームのジャンルはB級アクションホラーに変化。飛び掛る怪物を銃で撃ち落し、味方に組み付いた怪物を銃でなぎ払い、鍵のかかった扉を銃で解錠する拳銃無双。

「魚類程度が猛禽類に勝てるわけないだろ」そんな声が聞こえてきそうな惨状でした。

さて、結果だけ見るとデータの確認不測と「渡してもたぶん大丈夫だろう」という油断のせいでシナリオは完全に崩壊。そうなると、このシナリオは失敗なのでしょうか?

しかし、この時ゲームマスターを含めた参加者全員は笑っていました。今でもこのように笑い話として話すことができます。

TRPGの最終目標は「参加者全員が楽しむこと」ならば、このシナリオはきっと成功だったのでしょう。

以上、私の体験したTRPG小話でした。
予想外のトラブルはシナリオを壊す劇薬ですが、同時にTRPGの華でもあります。
最後に皆笑っていれば、その道中に何があろうともそのシナリオは成功なのです。トラブルを恐れず、逆に乗りこなす気持ちで挑みましょう。

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