PCで遊べるローグライク。Rogueの直系「NetHack」
PCで遊べるローグライク第二回。今回は全てのローグライクの親Rogue、その直系とも呼ばれる作品「Nethack」を紹介します。
この作品は元々「Hack」と呼ばれる作品をネットを通じて改良され産まれた作品であり、そしてHackは「Rogue」の影響を受けて作られたローグライク作品です。つまりRogueからHackそしてNetHackという系譜になります。
そう聞くととても古い作品と思われるかもしれませんが、実は2015年に3.6にバージョンアップされ今でもバグ修正などアップデートが続いているとても長く愛された作品でもあります。
もし昔ながらのローグライクを遊んでみたいというのであればおそらくこの作品を遊ぶのが一番でしょう。
ゲームの目的はRougeと同じくダンジョンの最下層にあるイェンダーの魔除けと呼ばれるアミュレットを手に入れることです。そのためにプレイヤーはダンジョンを潜り続け、化け物のいる館を乗り越え、城のたくさんの兵士達を相手にし、長く険しい地獄で悪魔たちを退けることになります。時には引き返したり、脇道にそれたりすることもあります。
まず最初の特徴はゲームを起動してすぐにわかるシンプルな画面です。
画面上のすべてが文字で表現されます。例えば主人公は@、犬ならd、ドラゴンならばD、道は#です。Rougeと比べ文字に色がついているため多少はカラフルに見えるところもありますがそれでも現代のゲームを遊んだことのある人にとってはわかりづらく、もしかして寂しく感じてしまうかもしれません。しかし、これらの文字の多くは表しているものの頭文字だったりするので意外とイメージしやすいかもしれません。一応グラフィックのあるバージョンもありますが個人的には文字だけの画面を体験してみるのもおススメです。
次の特徴はコマンドの入力方法。
もし、食べ物を食べるならばe(eat)、防具を装備するならW(Wear)、中断つまりセーブならS(save)などやりたいことをキー入力していきます。人によってはテキストエディタVimを思い浮かべる方もいるかもしれません。方向の指定も方向キーだけでなくhjklで指定することも可能です。コンシューマーゲームにはないキーボードをフルに使ったこの操作方法はこのゲームにある様々なコマンドを一発で呼び出すことができます。
ここまで聞くとなんだか難しそう、つまらなそうと思った方が多いと思います。
しかし現代では様々なノウハウがネット上で共有されています。昔ながらの個人サイトやwikiで多くの人が詳しい説明、攻略の方針を公開しています。それらを武器に是非一度遊んでみてはいかがでしょうか。
次回はより詳しい説明とコツ……と言いたいのですが、実はまだ筆者は昇天未経験、つまりまだクリアできていません。そんな私があまり長々と説明するのもどうかと思うので次回は別の作品Elonaを紹介したいと思います。
それではまた次回。
執筆者:MBAインターン生の小菅
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