スピードスケートについて スピードスケート用の靴編
皆さんこんにちは!MBAインターンシップ生の宮下です。
今回はスケート靴の種類についてのお話をしたいと思います。
○スケート靴の種類
皆さんスケート靴の種類がいくつあるかご存知でしょうか、アイスホッケー、フィギュアスケート、スピードスケートで全部で3種類だと思いますよね?
実はなんと、5種類もあるんです。
先ほど挙げた3種類の他にショートトラックという競技とノルディックスケートという競技向けに2種類の靴が存在しており、それらを加えて全部で5種類もあるのです。
さて、ではスピードスケート向けの靴について解説をしていきたいと思います。
○スピードスケート用のスケート靴
スピードスケート向けの靴はフィギュアスケートやアイスホッケー向けの靴に比べるとその形状が大きく異なり、なかでもブレードと呼ばれる金属製の刃の部分が非常に長く設計されているのが特徴です。
(引用元:https://en.wikipedia.org/wiki/Ice_skate)
靴よりも長いこのブレード部分は小回りの利きやすさを重視して上側に反っているフィギュアやホッケー向けのブレードとは違い、長い時間氷と接するために直線的な作りをしているため、スピードに乗りやすく、さらには氷との摩擦を抑えるためにブレードの厚みも他の種目に比べるとダントツで薄いです。
(引用元:http://dukeizm.web.fc2.com/howtoskate/howtoskate.html)
ブレードと氷が直接接している部分をエッジといい、スピードスケート向けのものはこの部分がわずか1ミリ程度の厚さしかなく、始めのうちは滑走以前に立つだけでも結構難しいと言われています。
○ブレードの種類
スピードスケート向けのブレードには2種類があり、ブレードと靴が完全に固定されているノーマルと呼ばれているものと、つま先側の部分が蝶番のようにバネで止めてあり、かかと側の部分は固定されていない構造を持つものをスラップと言います。
(引用元:https://www.esc-sss.co.jp/products/speed-skate)
ノーマルとスラップの明確な違いはその見た目以外にも、エッジが氷と面している時間の差という点があり、ノーマルはブレードと靴が一体化しているため氷を蹴った時にどうしてもブレードの先端のみが氷と接する形になり、蹴る力が氷に伝わりきらないのですが、スラップはかかと側のブレードが靴から離れることにより、最後まで氷にエッジ全体が接しているので蹴る力を100パーセント氷に伝えることができるのです。
○価格の差
ここまで聞くとスラップの方がすべてにおいて優れていそうですが、スラップにもデメリットがあります。
それは価格の差です。
スピードスケートという競技はスポーツ競技の中でも必ず上位に入ると言っても過言では無いほどその用具を揃えるのにお金がかかるスポーツとして有名なのですが、ノーマルブレードは安いものなら1万円前後、高くても7万円以下という幅なのですが、スラップブレードは安くても10数万円、高いものだと30万円オーバーというとんでもない価格なのです。
実際私が高校時代に使用していたスラップスケートは、シューズとブレードの合計で約100万円という非常に高価なものでした。
このように価格の振れ幅がブレードの種類によって大きく異なるスポーツがスピードスケートなのです。
といったところで今回の内容は以上になります。
次回も引き続きスピードスケートについて紹介して行きたいと思いますのでお見逃しなく!!
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