クラシック音楽 ショパン作曲「雨だれの前奏曲」
こんにちは、インターン生の林です。
最終回の今回は、おすすめのクラシック音楽の紹介の五回目です。本日は、ショパン作曲の「雨だれの前奏曲」について話します。
まず、作曲者について、本名は、フレデリック・ショパン、今回紹介する「雨だれの前奏曲」以外には、「幻想即興曲」、「英雄ポロネーズ」、「子犬のワルツ」など皆さんも一度は聞いたことがある有名な曲を作曲していた、別名ピアノの詩人とも呼ばれた作曲家です。
ショパンがこの曲を作曲した背景について、自分の習っているピアノの先生から聞いた話ですが、ある日、ショパンと付き合っていた女性が、外出していました。そのとき雨が降り始め、どんどんひどくなっていき、やがて豪雨となりました。その雨の様子を見ていた、ショパンはとても不安になったが、少し経つと雨も晴れて、彼女も無事に帰ってきた、というような状況を作曲したといわれています。
曲の内容のことについて簡単に話していきます。
まず最初の部分は、左手のラのフラットを意識しましょう。おそらく、この音は雨の音をイメージしているので、やさしく弾けるようにしましょう。次に中間部分の、左手の低い和音のところは、ペダルで主旋律を消さないようにしましょう。和音のなかでも、主旋律の音は強く、そうじゃない音は弱く弾けるようにしましょう。最後部分の、もう一度最初に戻るようなところでは、最初と同じように弾くのではなく、楽譜にも書いてありますが、だんだん弱くしながら遅く弾くイメージで弾いてみましょう。
この曲は全体的に強弱を意識しましょう。前の記述であったように、作曲者の意図を汲み取って、弾きましょう。例えば、天気の変化をイメージしている部分は、強く弾いたりするようにしましょう。逆に、小さく引くときは、左のペダルも使用して弾けたらとても良いです。
自分は天気の変化をイメージしていると述べましたが、人によっては雷雲が近づいているようにイメージできたりと、いろんな解釈ができます。そのため、この曲はイメージが大切です。練習する前に一度聞いてみて、自分のイメージに合った、強弱や、弾き方をしてみましょう。
最後に、この曲に限らず、全てのクラシック音楽には作曲者がいて、なんらかの気持ちによって作曲しています。一番良い演奏は、その作曲者の意図を汲み取ることだと自分は思います。しかし、汲み取り方は、人によって違います。そのため、表現も違います。だから、いままで解説してきましたが、それがすべて正しいわけではありません。
クラシック音楽を演奏するときはまず、練習する前に作曲した背景を調べて、聞いてみて、自分なりの解釈を考えて、演奏してみましょう。そうすれば、上手く魅せることができると自分は思います。
今回で、最後の記事になります。ここまで読んでくださりありがとうございました。
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