ギターサウンドの優れた楽曲十選
こんにちは.インターンシップ生の大杉新太です.この記事では,僕が聞いてきた楽曲の中で特にギターサウンドが優れている,かっこいいと思ったものについて書いていこうと思います.
第4回で取り上げるのはThe Jimi Hendrix Experienceで「Purple Haze」です.
ー引用はじめ
https://www.youtube.com/watch?v=cJunCsrhJjg
ー引用終わり
The Jimi Hendrix Experienceはアニマルズのチャス・チャンドラーにスカウトされたジミ・ヘンドリクスが1966年にアメリカからイギリスへ渡り結成されます.実質的にジミ・ヘンドリクスのワンマンバンドです.彼はその登場から1970年にこの世を去るまで様々な革命を起こし,それまでのロックギターのサウンドや奏法,パフォーマンスなどを根底から覆しました.まさしく音楽の歴史を変えたといえる人物の一人です.機材を破壊してしまうほどの激しいステージング,爆音,エフェクターの多用,破天荒な生き様など彼の音楽や人生は,HR/HMやパンク,シューゲイザー,グランジその後現れる様々な音楽的表現に影響を与えています.
今回取り上げる「Purple Haze」はジミ・ヘンドリックスのイギリスデビューである1stアルバム「Are You Experinced」に収録された曲です.まさに誰も経験したことのないような歪んだ不協和音のギターリフでこの曲は始まります.そしてブルースの影響を伺わせるギターリフやファンキーなコードワークが曲を彩ります.「Purple Haze」でジミ・ヘンドリクスが用いている機材はおもにFender Stratcaster(ギター), Fuzz Face(エフェクター) です.Fuzz Faceは一般にファズと呼ばれる種類のエフェクターです.とにかく荒く激しく歪むエフェクターなのですが,その中でもFuzz Faceはギターのボリュームを絞ると綺麗なクリーントーンを出せるという特徴を持ちます.初期のジミ・ヘンドリクスはFuzz Faceを踏みっぱなしにして,ギター側のヴォリュームをこまめに調整することで音色をコントロールしていました.また彼は左利きだったのですが,右利き用のギターを逆さに弦を張り使用していました.これは当時左利き用ギターのラインナップが充実しておらず満足の行く音の出るギターが右利き用のものにしかなかったということもあるようですが,逆さにギターを持つことでボリュームを自分に近づけ操作しやすくする狙いがあったとも言われています.この曲でもそのようにしてバッキングとリードトーンで音色を使い分けています.
ジミ・ヘンドリクスの作り上げたギターサウンドと音楽は現代のそれに多大な影響を及ぼしています.もし興味を持った方はぜひ聞いてみてください.これで第4回【ギターサウンドの優れた楽曲十選】を終わります.お付き合いいただきありがとうございました.
引用一覧
・Youtube The Jimi Hendrix Experience – Purple Haze(Live at the Atlanta Pop Festival)
https://www.youtube.com/watch?v=cJunCsrhJjg
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