人間関係が凄まじい!漫画「ウソツキ!ゴクオーくん」について語る

「ウソツキ!ゴクオーくん」とは、月刊コロコロコミックで連載されている漫画です。最初は別冊からのスタートで、初掲載は2011年。なんと9年間もの間連載を続けています。(余談ですが、コロコロコミックはジャンプ以上にアンケート至上主義なようです。人気がないと長期連載が難しい、漫画家にとってかなり厳しい雑誌です。)

「えっ!?コロコロコミック…?」と思ったそこのあなた。分かりますよその気持ち。コロコロコミックといえば、「でんじゃらすじーさん」等といったギャグマンガを想像する人が多いと思います。大学生にもなってそんな漫画について語るなんて正気を疑うでしょう。

いやいや、正気を疑う前に待ってほしい。この「ウソツキ!ゴクオーくん」、子供向けではあるものの大人も十分楽しめる。むしろ、大人向けの内容を子供向けに噛み砕いて表現している。そんな漫画です。

一体どんな漫画なのか?気になる内容について書いていこうと思います。

ジャンルはヒューマンホラー!?「ウソツキ!ゴクオーくん」ってどんな漫画?

 基本は1話完結型。主人公のゴクオーが、人に迷惑をかける悪いウソツキを成敗する、というのが毎回の基本構成になります。コロコロの漫画ということで、舞台は小学校。ゴクオーも小学校で生活を送っていますが…正体はなんと閻魔大王です。各回の最後では、悪のウソツキの舌を抜き、ウソをつけない舌に変えることで、ウソツキを反省させています。

特徴は、ゴクオーは嘘が大好きで、自分も嘘を吐くことで相手のウソツキを追い詰めていく、という所です。例えば、偽の証拠を本物だと嘘を吐き、油断した相手に本物の証拠のありかを喋らせる。本当は犯人じゃない人をわざと追い詰め、調子にのった犯人から、犯人しか知り得ないはずの情報を引き出す、など。まさに、嘘と嘘を戦わせるウソバトル漫画!

さらに、漫画内の至る所に犯人を示す伏線が張られています。早い時には1ページ目から伏線が描かれていることも。犯人や手口を考えながら楽しめる、推理漫画としての側面もあります。

そして、この漫画のとんでもない所はヒューマンホラー要素です。プライドを傷つけられたことに対する怒り、皆から失望される恐怖、一番の友人でいたいという独占欲、自分より下に見ていた人物が成功することに対する嫉妬、などといった人間の醜い感情が隠すことなく描かれます。しかし、低年齢向けの漫画である為、残酷描写や犯罪描写は一切ありません。スポーツやゲームでズルをしたり、道具を隠したり、仮病を使ったり。感情表現は凄まじいのに、発散方法は小学生じみていて、可愛らしいのです。むしろ、誰もが1度はやったことがあるような些細なことであるからこそ、登場人物をリアルに感じることができます。

女の嫉妬をコミカルに描く!おすすめ回のあらすじ紹介

 ここからは、私が好きな話を1話、紹介させていただきます。単行本6巻掲載の第24話、「乙女のウソは苦い味」です。

 今回の中心人物は三白さんという女の子。北星くんという男の子に、恋心を抱いています。定食屋の娘で、料理に自信がある三白さん。北星くんに料理の腕を見せようと、調理実習の日を楽しみにしていました。しかし、いざ授業が始まると、北星くんは盛杉さんという女の子ばかりを褒め、三白さんには目もくれません。これに嫉妬した三白さんは、盛杉さんが作ったカレーにコーヒーを入れ、苦くしてしまいます。盛杉さんがカレーを焦がしたことにして、北星くんに失望させようという魂胆です。結局、この行動はゴクオーにバレて、舌を抜かれてしまいます。反省した三白さんは、料理の腕を活かして苦いカレーを美味しいカレーに作り替え、北星くんにも褒めてもらい、ハッピーエンドとなりました。

 世にも恐ろしい恋愛関係での女の嫉妬。それをテーマとしながら、ここまでコミカルに、かつハッピーエンドで締めくくる漫画は、そうそう無いでしょう。大人向けなら、カレーに毒を盛って死人が出る展開になりかねないところ、コーヒーで苦くするという平和的かつ小学生でも分かりやすい悪戯にして表現しています。おまけに、カレーを食べた人が口々に「まずい!」「オエー!」と叫ぶシーンは、小学生が好みそうなギャグテイストに描かれています。

今回は、「ウソツキ!ゴクオーくん」の内容を中心に語らせていただきました。しかし、この漫画、内容がすごいだけではありません。漫画的表現方法も素晴らしいのです。次回の記事では、そこについて語っていこうと思います。

興味を持たれた方はお気軽にお問い合わせください。

インターンシップへの申し込み・お問い合わせ先

インターンシップへの申し込み・お問い合わせ先
メールでのお問い合わせは、下記フォームに入力して送信してください。
ご氏名 (例)山田 太郎
メールアドレス 半角英数字:ご入力間違いのないようにご注意ください
メールアドレス(確認用) 半角英数字:ご入力間違いのないようにご注意ください
電話番号 (例)0354339211 ※ハイフン抜きで入力してください
題名
お問合わせ内容

アーカイブ

カテゴリー