元防大生が語る!防衛大ってどんなとこ?

皆さんは「防衛大学校」という学校をご存知でしょうか。
一言で言えば「自衛隊の指揮官を養成する特別な大学」であり、いわゆる士官学校のポジションにあたる学校です。
筆者は防衛大学校に一年間在籍し、とある事情で退校した身です。この記事では、防大への入学を考えている、あるいは防大がどんな所だか知りたい、という方に向けて、防大での生活の実態をお伝えしていきたいと思います。
なお、本記事に記載の情報は2016年時点のものとなります。防大の細かい規則や日課時限などはその時々の幹事や訓練部長の方針によって変わりますのでご了承ください。より詳しい情報を知りたい方はお近くの地方協力本部にお問い合わせください。

・基本情報
防大は神奈川県横須賀市にある大学校であり、学生舎からは東京湾と対岸の木更津が見える小高い丘の上に立地しています。卒業すれば学士号が授与される点は一般大と同じですが、学生の身分は「公務員」ということになるので勉強しながら給料を貰うことができます(筆者は手取りで毎月約8万円貰っていました。今はもう少し上がっていると思います)。勿論学費は無料です。
防大を卒業するとそのまま陸海空の幹部候補生学校に進学することとなり、そこを卒業して晴れて幹部自衛官として働き始めることとなります。卒業してすぐの階級は「三尉」、いわゆる「少尉」ですね。この時点で年上の部下がぞろぞろ発生します。責任重大ですね。

・どんな人がいるの?
基本的に、一般の大学のように高校を卒業してすぐに入校する学生が殆どです。一浪、二浪の学生も珍しくありません。防大の入試は受験料が無料であり、かつ早い時期に入試があるので滑り止めとして使う学生が非常に多く、第一志望の大学に落ちたので已む無く防大に来たという学生もかなり居ました。防大生は福岡県民が多いので、九州大学が第一志望だった学生などは探せばすぐに見つかります。
ちなみに、入校には年齢制限があるので一般大のように社会人学生を受け入れることはありません。
また、防大は海外からの留学生をかなり受け入れており、全学生の1割程度の人数の留学生が常に在籍しています。留学生の出身地は大抵東南アジアかモンゴルですが、年に一回アメリカやドイツからの留学生が1~2週間程度滞在することがあります。
防大卒の著名人には、私が在籍中に防衛大臣だった中谷元さんや、宇宙飛行士の油井亀美也さんなどが居ます。卒業生は殆どが自衛官になるのでそこまで有名人は多くないですね。

今回の記事は以上です。次回は防大生活の一日についてお伝えしたいと思います。
興味を持たれた方はお気軽にお問い合わせください。

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