常識を覆す新しい音楽!ラプソディ・イン・ブルー
こんにちは。インターン生の生田です。
前回に引き続きクラシック曲の紹介をしていきたいと思います。
今回はガーシュイン作曲『ラプソディ・イン・ブルー』です。
引用元URL:https://www.youtube.com/watch?v=SSKBNiAdlgg
いい意味でクラシックらしくない曲です。正確にはクラシックではなく、シンフォニックジャズという領域らしいです。クラシック、ジャズ、ブルースなど色々な種類の音楽要素が混在しており、飽きずに最後まで聴いていられます。
初めて聞くと、冒頭のクラリネットのグリッサンドに驚くことでしょう。どんなクラリネット奏者も一度は憧れるソロです。もともとは普通の音階だったところを、演奏者のおふざけでグリッサンドにしたのが気に入って変更したそうですよ。
「ラプソディ」とは「狂詩曲」という意味で、狂詩曲は自由奔放な民族音楽というような意味があります。このことから、ガーシュインはジャズをアメリカの民族音楽ととらえていたのではないかと考えられます。
第一次世界大戦を終えた後のアメリカは、好景気で新たな文化が生まれようとしていましたが、そんな時代のニューヨークの街はジャズやラグタイム、ブルースなどの音楽で溢れていました。そんな時代に育ったガーシュインの始めてのオーケストラ作品がこの曲です。彼の育った街や時代を象徴するかのような作品となっているのがお分かりいただけると思います。
ピアノによる独奏も魅力的で、バーンスタインやプレヴィンなどの世界的に有名な指揮者が、弾き振りというピアノを弾きながらオーケストラの指揮をするという超人めいたこともしています。
この曲が日本で一躍有名となったのは、やはり、クラシックを語るには避けて通れない、ドラマ『のだめカンタービレ』のエンディングテーマだと思います。のだめの世界観によくマッチした素晴らしい選曲でした。マングースの着ぐるみののだめがピアニカを持って登場したシーンは記憶に新しいですね。
のだめカンタービレだけではなく、色々なアレンジがされています。個人的には、Youtubeでピアニカの2重奏を中心に配信されている「Melodica Men」という方たちの演奏が好きです。
引用元URL:https://www.youtube.com/watch?v=kZLshuD1gmc
アレンジもかっこよく、原曲をよくとらえています。このチャンネルはクラシック曲やゲーム音楽などのピアニカ2重奏の動画を配信しており、どの動画も曲に合ったコスプレと質の良い演奏が楽しめるため、大変おすすめです。
この他にもラプソディ・イン・ブルーの演奏は多く存在します。ぜひお気に入りのアレンジや演奏を探してみてください。
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