田舎の香りがする交響曲『新世界より』
こんにちは。インターンシップ生の生田です。
前回に引き続きクラッシック曲の紹介をしていきます。
今回はドヴォルザーク作曲、『交響曲第9番(新世界より)』です。
引用元URL:https://www.youtube.com/watch?v=_9RT2nHD6CQ
第2楽章のコールアングレのメロディは、日本で『遠き山に日は落ちて』や『家路』として歌詞をつけて編曲されています。私の小学校では下校の時間になると必ずこの曲が流れていたので、この曲を聴くと家に帰りたくなってしまいます。私だけではなく、この曲を聴くと家が恋しくなる方は多いのではないでしょうか。
ドヴォルザークの曲は田舎っぽいのどかさが溢れている曲が多く、聴いているだけで澄んだ空気や暖かい木漏れ日、柔らかい風が感じられるようで、心が癒されます。
ドヴォルザークも数々の名曲を世に残した作曲家ですが、中でもこの『交響曲第9番』は有名で、何故か聴いていて飽きることがありません。演奏者側にも人気が高く、愛される交響曲です。私もオーボエ奏者ですがこの曲が大好きです。友人のチューバ奏者は全部で1分も出番がないので、この曲が決まると嫌な顔をしますが、個人的には何回でも演奏したい一曲です。楽しく演奏できる曲No.1だと思っています。
日本ではベートヴェンの交響曲第5番『運命』、シューベルトの交響曲第7(8)番『未完成』とともに「3大交響曲」と呼ばれることがあるようです。親しみやすく人気の高いであることがお分かりいただけると思います。
「新世界より」の新世界はアメリカのことであり、アメリカ(新世界)に滞在していたドヴォルザークが故郷であるボヘミアへ向けて作られた曲だと言われています。これを意識しながら聴いてみると、のどかな情景がより強く想像されるのではないでしょうか。
ドヴォルザークは交響曲第9番が最後の交響曲となっています。少し前に紹介した「第九の呪い」の説を強固にした作曲家の一人です。
ドヴォルザークの他の交響曲では第8番が有名です。こちらも田舎の情景が想像できる名曲です。知名度では第9番に及ばないものの、人気のある交響曲です。フルートのソロがかっこいいです。
ドヴォルザークは聴くのも演奏するのも最高に楽しいのでおすすめです。知らなかった方はぜひ聴いてみてください。
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