ラッパに始まりラッパに終わる!防大生の一日【午前】

こんにちは。
今回から二回にかけて、防大生の一日についてご紹介します。

朝6時。起床ラッパが鳴り響き一斉に起床します。というのは建前で、多くの学生はそれより前に起きていて心の準備をしています。私は女子部屋だったのですが、女子はコンタクトの学生が多いので皆起床前にこっそり洗面所に行ってコンタクトを付けたりしていました。
ラッパが鳴ったら大急ぎでシーツ、毛布を畳み男子は上裸、女子はTシャツ姿になって部屋を飛び出します。ここまでで大体2、3分です。6:05には学生舎の前に整列して点呼完了していなければならないので転がり落ちるように階段を駆け下りて整列します。

日朝点呼が終わればそのまま朝清掃の時間です。これまたダッシュで階段を駆け上がり、所定の清掃場所に行き清掃を開始します。女子は女子しか入れない女子トイレやシャワー室、洗濯室などの清掃をしていました。人数の多い男子は調理室や階段などの清掃もしていました。清掃場所は一週間交代制で、毎週初めにその場所の前任者の学生から清掃手順の申し送りを受けます。
清掃の手法や手順はその時の清掃長(二学年)によって細かく定められており、そこから逸れてしまうと「不注意」及び「前任者の申し送り不備」などで同期を巻き込んで呼び出しを受ける危険があるので要注意です。

これらの公共場所の清掃が終われば次は部屋清掃です。学生は基本的に8~10人部屋で暮らすことになり、ベッドやクローゼットがある「寝室」と机や食料等を置く「居室」が与えられます。寝室は二段ベッドがぎっしり入っているので狭く感じますが、居室は床で銃整備をしたりする都合上広めになっています。勿論、朝清掃ではどちらの部屋も清掃します。

清掃が終わったら食堂に朝食を食べに行きます。時間が無くてパン1口しか食べられない時もありますが、食事を抜くこと(不喫食)は重罪なのでどんなに忙しくても食堂へは行かなければなりません。上級生になるとパンをトーストで焼く権利が与えられます。

朝食が終われば制服に着替え、授業に行く準備をします。教場に行くのにも整列しなければならないので、日朝点呼の時のように学生舎の前に整列します。

8時。国歌が流れ、国旗が掲揚されます。国旗が見える位置に居る学生は敬礼します。国旗掲揚は当番の一学年2名と二学年1名が行います。国旗掲揚作業中の学生は天皇の使者なので、防衛大臣が来ても首相が来ても敬礼しなくていいと言われていました(普段は来ませんが)。

この後は、各教室に行って普通に授業を受けます。授業は防衛学という科目があることを除けば一般大と同じです。

今回の記事は以上です。次回は防大生の午後の様子についてご紹介します。

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