曲の聴き方 曲構成に注目しよう
インターン生の粕谷鉄朗です。今回は第6回目の動画です。前回の動画は曲の聴き方 楽器を聴いてみようというタイトルで曲を形作っている楽器の役割やその魅力について話していったと思います。今回、第6回目の動画は曲の聴き方 曲構成に注目しようというタイトルで楽器ごとに曲を聴くのとは違った、曲の構成という部分から曲の聴き方について話していこうと思います。
曲の構成とは、その曲の構造(曲の変化)を要素ごとに分けたものです。主に「イントロ」、「Aメロ」、「Bメロ」、「Cメロ」、「アウトロ」で曲は構成されています。これらの各要素を組み合わされて一つの曲が構成されています。一般的にそれぞれの要素は穏やかに進行していく要素といわゆるサビになるように盛り上げる部分に分けることができます。この2つに分類される要素を組み合わせながら曲の展開にメリハリをつけて、盛り上げていきます。
曲構成は典型的な例では、「イントロ」-「Aメロ」-「Bメロ」-「Aメロ」-「Bメロ」-「Cメロ」-「アウトロ」のように構成されています。この例を基にしていくと、イントロは曲の導入部分であり、曲の導入を静かにするのか、それとも初めから盛り上げていくのかを左右してきます。仮にBメロを曲の盛り上がりのピーク/サビにすると決めるならばAメロはイントロからBメロへつなげるための要素になります。イントロが激しいなら一度、おとなしい展開にしてBメロとイントロのメリハリをつける、逆にイントロがおとなしい入り方をしたならBメロに向けてだんだんと盛り上げていくなどのパターンが考えられます。そして、CメロはBメロ/サビと曲のエンディングであるアウトロをつなぐ部分で、盛り上げたままエンディングに入るのかだんだんとおとなしくなってエンディングに入るのかを決めます。
このように曲を構成する要素ごとにもその曲によってさまざまな役割があります。今、説明したパターンに当てはまらないような役割を持った要素もたくさんあると思います。曲によって面白い組み立て方をされているものや、シンプルな構成でもとても良いものがあります。音楽のジャンルによってはこのような要素が存在せず、ひたすら自由に展開していったり、特定の要素が非常に長くその中にまた構成要素を見つけ出せるような変わったものもあります。曲展開の基礎を知っておくことで普段聴いている音楽がどのように組み立てられているのか掴むことができます。曲の構成という切り口から音楽を聴いてみるのもまた一つの楽しみ方だと思います。ぜひ試してみてください。
興味を持たれた方はお気軽にお問い合わせください。
インターンシップへの申し込み・お問い合わせ先
