14世紀の西洋の鎧について


みなさん、こんにちは。前回は11~13世までのヨーロッパと鎧について説明しました。
今回は14世紀のヨーロッパ、百年戦争の時代のヨーロッパの説明と、活躍した鎧について説明します。

1337年11月1日のエドワード3世によるフランスへの挑戦状送付から1453年10月19日のボルドー陥落までの116年間と、長期間にわたって続いた戦争が「百年戦争」と呼ばれています。この百年戦争の影響で、騎士の軍事的立場が変化していきました。1346年のクレシ―の戦い、1356年のポワティエの戦い、そして1415年のアンジャンクールの戦い。いずれの戦いは、フランス騎士による騎兵隊に対しイングランドの弓兵の強烈な遠距離からの射撃を受け、フランスが大敗しました。
さらに、騎士を供給する封健制度も、世代間の複雑な相続により行き詰まっていくようになってきました。複雑化により二人以上の君主から封土をを得ている騎士が現れるようになり、一人の騎士が特定の君主にだけ仕えることが難しくなりました。
それに対して王侯は「軍役代納金」を課して、そのお金で傭兵を雇い、軍事力の補充していきました。雇われた傭兵は十字弓、槍、火砲といった当時猛威を振るった武器に成熟し、かつお金があれば無期限で戦争に駆り出すこともできたため、戦争はより長期間にわたって続いてしまいました。この長期にわたる戦乱によって、戦術や武器、甲冑に革新が起きます。

14世紀前半の鎧
14世紀から15世紀になるまでの間鎧の形式が大きく変化します。まず、チェーンメイル(鎖鎧)からプレートアーマー(板金鎧)に変わっていきます。14世紀前期では腕にガントレット、足に複雑な板金製防具がつくようになりました。さらに、バシネットという新たな新型の兜が誕生しました。当時は頭頂部を覆うのみで、グレートヘルムと併用されていることもありました。

14世紀後半の鎧
チェーンメイルからプレートアーマーへの変化が加速していき、板金が洗練されていきます。一枚の板金から騎兵の頭部に合う形に作り出されており、軽量で防御力の高い兜を作られるようになりました。この時に確立した手法は15世紀以降にも長く用いられていきます。14世紀末期になると、顔面と喉を覆う部分の面頬が犬の口のようにとがらせた個性的な形状に変化していきました。

今回はここまでです。次回は15世紀の時代のヨーロッパの説明と、活躍した鎧についてです。

参考文献:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BE%E5%B9%B4%E6%88%A6%E4%BA%89
https://www.touken-world.jp/tips/7831/
渡辺信吾(2017)『西洋甲冑&武具 作画資料』玄光社出版

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