騎士が使っていた武器について


みなさん、こんにちは。前回は騎士が扱っていた剣について説明しました。
今回は剣以外の、騎士が使っていた武器についての解説です。


片手で所持し、刀剣や槍、弓矢などの攻撃、射撃から守るための防具です。西洋の盾は形状の差はありますが、おおよそは木製で、完全に金属で作られたものはまれにある程度でした。木製のものに革で覆われていたり、金属で補強したものが主流でした。
ゲルマンの戦士や、ヴァイキングが用いた盾は平たい正円系をしていました。この丸盾を活用した戦術に横一列に重ねて盾の防壁を作るという集団で盾を構え防御体勢がありました。個人戦よりも集団戦で効力を発揮するものでした。
10世紀ごろにゲルマン系民族のノルマン人が使用したのは「カイト・シールド」(凧型盾)です。馬上戦闘に特化したものになっています。騎兵が扱いやすいように工夫を凝らして作られた、このカイト・シールドは、当時のヨーロッパであっと言う間に広まり、西洋の騎士達から絶大な支持を得ました。
盾も強力な貫通力を持つ火器が登場してから、このような盾は戦場から姿を消していきました。記念品として作られてることがあります。
また戦場で使われなくなりましたが、暴動鎮圧用としては世界中の警察や軍隊で装備されています。ライオットシールドは軽量で頑丈なジュラルミン製やポリカーボネート製のものが多く採用されています。

ランス
ランス(馬上槍)は文字通り馬の上で使用する武器で、右手でわきに抱え込んで使います。馬を疾走させて槍を突き刺すので、鎧も貫くその威力は絶大でした。しかし木製の柄には負荷が大きく、一回目の攻撃で折れることが多かったようです。のちに馬上槍試合のようなにスポーツにおけるトーナメント形式の競技システムの原型となりました。

パイク
パイク(長槍)は形状こそランスと同じですが用途は別物です。柄の長さが4~7mと長く、騎士の突進を受け止めるものでした。横に密集して穂先を並べ、隊形のまま前進して敵陣を蹂躙していきました。パイクは銃剣が登場する17世紀まで実戦で使われていました。


かつて忘れ去られた武器でしたが、13世紀にイングランド軍はこれに目を付けて自軍に取り入れました。とくに百年戦争ではクレシ―の戦いなどで集団使用で矢の雨を降らせて、フランス騎士に大打撃を与えました。

クロスボウ
西洋で盛んに利用されていた飛び道具です。照準も安定し、腕力も必要としないため簡単に扱えましたが連射性は劣りました。


火薬を用いた15世紀から登場した、騎士の衰退の原因となった武器です。弾丸は簡単に甲冑を貫通し、銃の集団利用によって無謀に突進してくる騎士を一掃しました。銃器の登場によって甲冑、弓、槍といった武装などが廃れていき、全く異なる新しい武装の時代になりました。

参考文献:https://www.touken-world.jp/tips/7831/
渡辺信吾(2017)『西洋甲冑&武具 作画資料』玄光社出版

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