本当は面白いプロパガンダ#01

みなさんは、プロパガンダと聞くとどんなものを想像するだろうか。戦争、洗脳、愛国主義の啓発…あまり良いイメージは無いだろう。
しかしながら、様々なプロパガンダを見ていくと、中々興味深い創作物と歴史の関わりが見えてきて面白いのだ。科学の歴史は戦争の歴史というが、文化史もまた同様である。この記事をきっかけに、創作物を見るのが更に面白くなることを願っている。

まず、代表的なプロパガンダと言えば映画である。無声映画やトーキーなど、昔の映画に関する形体は大体ご存じの通りだろう。しかし、「ニュース映画」なるジャンルが存在したことはあまり知られていない。現代で言うところの、映画の前に始まる「予告編」に値するものがそれであった。つまり、庶民の情報収集の場にもなっていたのである。
この「ニュース映画」によって面白い勘違いが起こった例がある。例えば、特攻隊で有名な「神風(かみかぜ)」は、正式には「シンプウ」と読むことを御存じだろうか。これは、無声映画時代のニュース映画の弊害である。無声映画では、映像に合わせてその場で声を当てていたが、その際に「神風」を「かみかぜ」と読んでいたのがそのまま広まったのである。インターネットもない時代でさえこれだけの拡散力をもつのだから、映画のプロパガンダとしての力は計り知れないだろう。
プロパガンダがあったからこそ現代まで成長した映画製作会社もある。ウォルトディズィズニーは、第二次世界大戦中資金繰りが厳しく、プロパガンダ映画の制作によってその資金を調達していた。代表的な作品には、『総統の顔』『ドナルドの襲撃舞台』などがある。いずれも内容は置いておくとして、アニメーションとしては素晴らしいクオリティである。

アメリカ本国において、これらのプロパガンダ作品はディズニーコンプリートセレクションでも「無かったこと」にされたり、あちらこちらで修正が加えられたりしており、完全なものを見られる機会は少ない。近年「風と共に去りぬ」が人種差別的であるとして映画配信サイトで配信停止になったりと、ポリコレに配慮する傾向が高まっているのである。しかし、何故か日本では完全なものが鑑賞可能である。これを後進的と取るか、表現の自由のなすべきところと取るかの判断は読者に任せたい。しかし、プロパガンダがもたらした歴史的意義、文化の形成についての面白さに是非目を向けて欲しい。

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