ウイスキーを美味しく飲む(1)

 前回はジャパニーズウイスキーの歴史や特徴について紹介した。ジャパニーズウイスキーの様々な要因がもたらす多様性と繊細さは、世界中の人に認められている。そして、前回までの5回の記事を通して五大ウイスキーの魅力を紹介した。そのウイスキーの魅力を更に引き出すには、飲み方が重要である。今回から二回の記事を通して、そのウイスキーの魅力を味わう様々な飲み方を紹介しようと思う。その始めとして今回は3つの飲み方について紹介する。

 ウイスキーを最も素直に味わう飲み方はストレートである。ストレートはウイスキーに氷や水を加えずに飲む飲み方である。ストレートのポイントは二点ある。一点目はゆっくり飲むことである。ウイスキーは、体への刺激の強い蒸留酒である。健康を害する可能性があるのは勿論、その刺激故に、一度に多くを口に含むと、健康を害する可能性があるのは勿論、その本来の味わいを楽しむことが出来ない。2~3ml程度をゆっくりと楽しみむこと、また、間に水等のチェイサーで口をリセットすることで、よりウイスキーを楽しめる。もう一点はグラスである。口が触れる部分「リム」が香りを閉じ込めるよう絞られ、ウイスキーが貯まる「ボウル」がウイスキーの香りを解き解すよう膨らんだ、ティスティンググラスを使うことで、その香りをより味わうことが出来るだろう。

 しかし、ストレートだけではウイスキーの魅力を十全に味わうことは出来ない。ウイスキーの香りは加水、つまり水を加えることによって花開くと言われている。所謂、水割りという飲み方も、ウイスキーを楽しむ飲み方なのだ。特にウイスキーと水を同量ずつ合わせる飲み方をトゥワイスアップといい、ブレンダーの多くがこの飲み方でウイスキーをチェックしていると言われている。一部の愛好家の間では、ストレートから徐々に加水して香りや味の変化を楽しむ飲み方も存在する。この飲み方のポイントも二点ある。一点は加水率だ。ウイスキーの香りは閉じた花のようで加水によって花開く。しかし、一定の加水率を超えてしまうと花が枯れてしまうように、香りも味も薄いものになってしまう。化学的にはアルコール度数20度程度が最も良いとされている。そのため、多くのウイスキーが40度でボトリングされていることを考えるとトゥワイスアップは化学的に最適な飲み方なのだ。もう一点は加える水にある。ウイスキーの命は水にあると言われており、そのの香りは繊細で、水の影響は非常に大きい。水道水の塩素やミネラル分の影響を考えると、一般的には軟水から中程度の硬水が無難と言われているが、精製水を加える場合もある。個人的には生産地の近くの水を用いることが最適ではないかと考えている。
 ウイスキーの飲み方を考える上で最も多くの人が想像するのがロックではなかろうか。ロックはロックグラスと呼ばれる専用のグラスに氷を飾り、ウイスキーを飲む飲み方だ。一般にウイスキーの香りは常温が最適である言われているが、実際は温度が下がることで香りが引き締まり、常温では分からない香りまで味わうことが出来るのだ。また刻一刻と加水率が変わるため、その変化を楽しむこともできる。高い加水率が好みならばあらかじめ加水を行うハーフロックや、細かな氷を沢山入れたミストという飲み方も良いだろう。この飲み方のポイントは水と氷にある。水割で述べた通り、水の影響は非常に大きく、当然氷も水となるのだからその影響は大きい。氷は不純物を含むと白く凍るため、透明な氷を用いることが望ましい。コンビニやスーパー等で販売されている板氷やロックアイスや、家庭でも透明な氷を作ることが出来る専用の製氷機で作った氷を用いるのが望ましいだろう。

 今回はストレート、水割り、ロックという飲み方について紹介した。ウイスキーは温度や加水によって様々な表情を見せる魅力的なお酒なのだ。

今日のウイスキー 響(響 JAPANES harmony)

 今日のウイスキーは響、ジャパニーズハーモニーです。響はジャパニーズウイスキーの最大手、サントリーのラインナップの核となるウイスキーです。サントリーの所有する全ての蒸留所、キーモルトである甘くまろやかな山崎、キレのあるピーティーな白州というモルトウイスキーと、さっぱりとして穏やかな知多というグレーンウイスキーをブレンドして作られています。
 ジャパニーズウイスキーと言えばこの響を想像する人が多いと思います。その理由は、ジャパニーズウイスキーの中で最も多くの賞を受賞しているからだと思います。ジャパニーズウイスキーは粗製濫造の時代から品質を上げ、2000年以降、多くの賞を受賞してきました。2001年にはジャパニーズウイスキーが、「ウイスキーマガジン」にて、「ベスト・オブ・ザ・ベスト」の1位、2位を独占した程、その活躍は目覚ましいものです。響は様々な面において世界に認められる魅力的なウイスキーなのです。
 さて、その品評についてです。まず、アルコールの香りがあり、そのあとに柑橘系のさわやかさがほのかに香ります。口に含むとはちみつのような甘い香りがします。まろやかな甘さを感じますが、アルコールの刺激を感じます。賞を受賞した響の12年や21年、30年と比べて、ノンエイジ、熟成年数の若さを感じます。正直なところ、サントリーのローヤルや、フロムザバレルと比較すると、価格も高価で、物足りない印象も受けますが、これから原酒が熟成を重ねていき深みを増していく響を想像させてくれるウイスキーです。
 是非一度ご賞味ください。

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