独断と思い出による厳選RPG旅行記#03
『ロマンシング サ・ガ3』
皆さんこんにちは。突然ですが、どのようなジャンルであっても主人公が魅力的な物語というのは面白いですよね。主人公だから魅力的なのか、魅力的だから主人公なのか。或いはその両方かもしれません。
いずれにせよ主人公というのは物語の中心として存在しているわけですから、一番目立つのは当たり前といえば当たり前です。ただしそんな主人公がいる一方で、全くスポットライトの当たらない脇役や
登場すらしない人やものも当然存在します。しかし、本来であれば彼らにもそれぞれの日常や目的があるはずであり、もし角度を変えて物語を見てみれば彼らが主人公となっている物語もまた生まれてくるの
ではないでしょうか。今回はそんなゲームのお話です。
というわけで記念すべき第三回目にご紹介するのは
「ロマンシング サ・ガ3」です!
ある日、世界を脅かす危険が迫ってきた。主人公なんていない。勇者も英雄もいない。それでも立ち上がり幾重もの困難を乗り越えた末に、世界からすれば誰でもなもなかったはずの誰かはいつしか紛れもない
英雄として物語の中心にいるかもしれません。
はい。「ロマンシング サ・ガ3」は1995年にスクウェア(現在のスクウェア・エニックス)から発売されたRPGです。当時の対応ハードはSFCで、同社の「ロマンシング サ・ガ」シリーズにおけるナンバリング第
三作目となります。スクエニさんのRPGといえば、どうしても「ドラクエ」「FF」という二つの超ビッグタイトルにばかり目が行ってしまいがちです。しかし侮るなかれ。この「ロマサガ3」もまたスクエニさん
が世に送り出した名作RPGの一角です! その証拠として発売から現在までの20年以上の期間の間に、wii、PS4、Nitendo Switchなどの名だたるCS機の他にpc版にも移植が為されており、その勢いが衰える様子は
ありません。
そんな「ロマンシング サ・ガ3」ですが、最大の特徴はシリーズ独自の「フリーシナリオ」システムで間違いないでしょう。RPGゲームなどをよくされる方なら誰しも一度は「面白いけど、シナリオが
一本道で少し窮屈だなぁ」と思ったことはないでしょうか。決められた道筋を決められた様に動く。勿論それがつまらないわけではないのですが、その一方で「もっと自由に動きたい」と思ってしまうのは
人の性のようなものなのかもしれません。そんな我々に光を差してくれるのがこの「フリーシナリオシステム」です。プレイヤーは最初に八人のキャラクターの中から一人を選択することが出来ます。
そしてキャラ個人のプロローグが始まり、次に何をするかといえば、何も決まっていないのです。そうここからは本当にプレイヤー次第。何処に行ってもいいのです。
最終的な目標はマップの各所で待ち受ける強大なボスを倒すことのみ。勿論すぐにボスに挑みに行くことも可能ですが、しかしそれではすぐに返り討ちにされてしまうでしょう。
故にプレイヤーは何も分からないまま広大なマップをひたすら探索するところから始めなければいけません。そうしていると、きっと世界のどこかで個性的な物語を紡いでいる誰かに出会うことでしょう。
マップの各所にはそのように行動次第で仲間となってくれるキャラクターが大勢います。その中で誰に出会い、誰を仲間にするかはプレイヤー次第です。そうして旅して仲間を増やし、準備ができたならいざ
ボス戦へ。その時のバトル模様はこれまで歩んできた旅そのもの。人によって全く違います。それがこの「フリーシナリオシステム」の魅力なのです。
もし少しでもこの「フリーシナリオシステム」に魅力を感じていただけたなら、『ロマンシング サ・ガ3』どうかお暇な時の選択肢の一つにでもしていただければ幸いです。
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