上級国民下級国民

皆様、こんにちは。
インターン生のH.Kです。

3冊目の紹介となる今日はこちら。

「上級国民下級国民」
橘玲 著

この本は今、日本を含めた世界中の先進国で起きている「分断」の問題を構造的にわかりやすく説明してくれている本です。
テレビで聞いたあのニュース、社会のトレンド、世間になんとな~く流れている空気感。。
それらの裏側でこんなことが起きていたのか、こんな構造的な原因があったのか、と驚かされる内容ばかりが書いてあります。
この本を読んだ後はニュースの見方がちょっと変わります。

では、この本のおすすめポイントを紹介します。

1.身近なニュースや事柄から入るので理解しやすい。
2.社会で起きている変化について構造的に理解ができる。
3.ニュースや日々の出来事を構造的に理解しようという癖がつく。

詳しい説明に入る前にこの本のタイトルについて触れておきましょう。
「上級国民下級国民」というタイトルを聞いてどのような印象を受けるでしょうか。

まず、「上級国民」という言葉ですが、これは陰謀論でよく使われている言葉です。日本の政財界のトップには特権階級があって、「上級国民」として扱われているといった文脈で使われます。

なのでこのタイトルをはじめに見たときは、陰謀論をひたすら語っている本なのかな、という印象を受けました。
しかし、実際に読んでみるとそんな印象は吹き飛びます。
この本は陰謀論の本などではなく、今実際に社会で起きてる「分断」に備えよ、という警鐘を鳴らしている本なのです。

「分断」とは何かといいますと、簡単に言うと先進国で広がっている格差のことです。
先進国では中間層が崩壊しどんどん貧しくなる一方、富裕層の富は増え続け、一部の人達だけに富が集中してしまっているのです。

この、中間層と富裕層の「分断」が広がっている今、何も知らないでいると陰謀論など関係なく「上級国民下級国民」と揶揄されるような格差が出来てしまう、ということがこの本の主題なのです。
だからこそ、「上級国民下級国民」というタイトルになっているのですね。

では、おすすめポイントの詳しい解説に入ります。

この本は、私たちにとって身近な事件やニュースを取り上げています。
例えば、導入では2019年4月、東京・池袋の横断歩道で87歳の男性が運転する車が暴走、31歳の母親と3歳の娘がはねられ死亡した事故について触れられています。(この事故では、事故を起こした男性が高齢で重傷を負っていたため、すぐに逮捕はされなかったのですが、この男性が元高級官僚であったことなどから、「上級国民」だから逮捕されなかったという憶測がネット上で広がりました。)また、トランプ大統領がなぜ当選したのか、どんな人が支持しているのかや、働き方改革など、聞いたことのある身近なニュースを取り上げています。
それらがなぜ起きているのか、その裏にはどんな動きがあるのかを解説してくれているため、非情にイメージしやすい内容となっており、理解しやすくなっています。

また、そういった身近なニュースを深掘りしてくれているので、その裏にある構造を知ることができ、ニュース一つ一つを事例の集まりではなく、大きな社会の構造の中で起きた現象だと考えることができるようになります。そうすると、普段のニュースから得られる情報の質というものが格段に上がります。

さらに、一度この本を読んで自分が知っているニュースの裏側を知ることによって、この本の中では解説されていないようなニュースも、その裏にはどんな構造があるのかや、他のニュースと関連していることは何か、等を考えるようになります。要するに、構造的概念を知ることによって、気が付くこと、気になることが増え、考える癖が身につくのです。

現代は変化が激しく予測ができない時代といわれていますが、その中にも大きな構造というものは存在します。
それを知るのと知らないのでは大きな差が出るのではないでしょうか。
社会の構造を理解する第一歩として、「上級国民下級国民」、読んでみてはいかがでしょうか。

次回は「金持ち父さん貧乏父さん」を紹介します。
お金持ちはどんなことを考えているのか、そもそもお金って何なのか、どう扱えばいいのか。
人生を豊かにするための「お金」についての知識を身に付けるための入門書です。
お楽しみに!

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