僕は君たちに武器を配りたい

皆様、こんにちは。
インターン生のH.Kです。

今日は5冊目の紹介です。紹介する本はこちら。

「僕は君たちに武器を配りたい」
瀧本哲史 著

この本は技術発展による急速なグローバル化や情報化社会の到来が日本にもたらした影響とは何か、その変化の中を生き抜くためには何が必要かを、教えてくれる本です。
著者の瀧本さんは京都大学で「起業論」や「交渉学」を教えていた方で、大学生を中心とした若者向けのメッセージが込められた本を多く執筆しています。
この本もその例に漏れず、これから社会に出る若者に向けた本となっていて、瀧本さんの言葉を借りると、「非情で残酷な日本社会を生き抜くための、「ゲリラ戦」のすすめ」となっています。

私がこの本をおすすめしたい理由は3つあります。

1.世界で起きた変化とそれが自分たちにもたらす影響を教えてくれる。
2.変化していく世界の中で、生き抜くために必要なことを教えてくれる。
3.読者を鼓舞してくれる表現が多く、モチベーションが湧いてくる。

まず最初に、冒頭で書いた「非情で残酷な日本社会を生き抜くための、「ゲリラ戦」のすすめ」とは何か、と思う方も多いのではないでしょうか。
「非情で残酷な日本社会」という言葉にそもそも違和感を覚える方も多いのではないでしょうか。日本は先進国であり、日本ほど治安が良く社会保障制度が充実した国は世界を見渡してもそうそうありません。多少、息苦しさを感じることもあるかもしれませんが、「非情で残酷」という表現には疑問が浮かびます。

では、「非情で残酷な日本社会」とは何を意味するのでしょうか。
それは、私の解釈で一言で表すと、「技術発展による急速なグローバル化と情報化社会の到来によって、個の実力と努力で格差が決定づけられる資本主義社会」だと思っています。
瀧本さんはこのような社会を本の中で「本物の資本主義」と表現しています。

終戦から高度経済成長期を経て先進国の仲間入りを果たした日本は、「社会主義的な資本主義」で大きく成長したといわれています。政府、銀行、企業が一体となって成長を推し進めていく、という形で社員の待遇を厚くし、定年まで働いてもらい老後の面倒を見る、という約束のもとで、いわば国民全員で一丸となって国を成長させていく、というシステムで日本は成長してきました。
新卒で入った会社で勤め上げ、転職をするのはあまり良しとされない、といったことから「社会主義的な資本主義」という表現をされています。

それが、技術発展によるグローバル化と情報化社会の到来によって、多くの商品、技術、サービスがコモディティ化していき、新卒で入った会社に一生面倒を見てもらうということは実質的に不可能になりました。
優秀な人材を企業が取り合うようになり、国内だけでなく海外も競争相手となる時代となり、実力や努力が格差に直結する時代になったのです。

「非情で残酷な日本社会」という表現はこういった理由からきていたのです。では、その中を生き抜くための「ゲリラ戦」とは何でしょうか。
「ゲリラ」と聞いて皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。私はベトナム戦争が思い浮かびます。あまり詳しくはないのですが、強大なアメリカ軍を打ち負かすことができた要因の一つとして、森林での「ゲリラ戦法」が挙げられるのをよく耳にします。
ここで、「ゲリラ」の意味を調べてみましょう。

(以下Wikipediaより引用)
ゲリラ(スペイン語: guerrilla)は、ゲリラ戦(遊撃戦)と呼ばれる不正規戦闘を行う民兵またはその組織のこと。ゲリラ戦とは、予め攻撃する敵を定めず、戦線外において小規模な部隊を運用して、臨機応変に奇襲、待ち伏せ、後方支援の破壊といった、攪乱や攻撃を行う戦法、またはその戦法が用いられた戦闘を指す。類似用語はパルチザン、レジスタンス、遊撃隊など
(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%AA%E3%83%A9)

要するに、「自由に動き回る小隊」のようなものですね。
では、資本主義社会における「ゲリラ戦」とは何なのでしょう。
再び私の解釈で申し訳ないですが一言でまとめると、「組織にこだわらず、強力な仲間と柔軟に動きながら、自分からたくさん仕掛けていく生き方」だと思っています。

「本物の資本主義」の到来によって「非情で残酷な日本社会」となってしまった今、組織に依存するのではなく、組織に属しながらも広いコミュニティを持ち、自分の武器を磨きながらチャンスがあれば積極的に仕掛けていく生き方が必要となってきます。その生き方を「ゲリラ戦」と表現しているのです。

さて、ここまで私の稚拙な説明が続いてきましたが、それでも身近に感じることは多いのではないでしょうか。例えば、転職や独立、起業といった動きは今では当たり前になっています。大企業ですら副業を認めてきており、中年の社員に自主退職を求めていたり、40歳を定年にするなんていう話もあります。
「非情で残酷な日本社会を生き抜くための、「ゲリラ戦」のすすめ」、読んでみたくなってきませんか。

でも、そんな内容の本読んだら絶望感が増しそう、不安が大きくなるだけになりそうと思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、この本のさらに良いところは、瀧本さんの文章が魅力的で、自分の内側から熱いものが込み上げてくるような感覚にさせてくれるところにあります。
世の中のことをバッサリと切る痛快でストレートな表現や、「君ならできる」と励ましてくれるような文章が多く、知識も得られて、自分のモチベーションを高めてくれる一冊になっています。
是非、読んでみてはいかがでしょうか。

次回は、ちきりんさんの「マーケット感覚を身に付けよう」です。
どんな仕事にも役に立つ「マーケット感覚」とは何か、どう身に付ければよいのか、といったことが書かれています。
新たな視点を得られること間違いなしの一冊です。
お楽しみに!

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