マーケット感覚を身に付けよう

皆様、こんにちは。
インターン生のH.Kです。

紹介する本も残すところあと3冊になりました。
今日紹介する本はこちらです。

「マーケット感覚を身につけよう」
ちきりん 著

この本は、今まで紹介してきた本とは少し毛色が違います。
今までの本は、世の中のことについて知るための知識を教えてくれる内容が多かったのですが、この本は世の中のことを考えるための思考のツールを教えてくれる本となっています。

では、この本のおすすめポイントを紹介していきます。

1.新たな視点、考え方が身につく。
2.自分の周りにある可能性に気づくことができるようになる。
3.本を読みなれていない人でも読みやすい。

ちきりんさんはこの本の中で、これからの時代はどんな人でも、「マーケット感覚」を身につける必要があると言っています。
この「マーケット感覚」こそが、この本で身につく新たな視点、考え方の根幹となります。

では、「マーケット感覚」とは何なのでしょう。
一言でいうと「もの・サービスの価値を見出す能力」だと思っています。

例えば、流木ビジネスを考えてみてください。
砂浜に打ち上げられた流木を拾い、インテリア等にして売るビジネスのことです。
その流木は、もとは砂浜に落ちていただけであって、誰でも拾うことができました。
しかし、大半の人は気にも留めず、あるいはちょっといい雰囲気になってる時のベンチ代わりに使うくらいで、拾って売ろうなんて思いつきません。
しかし、ある人が見ればその流木も、普通の木にはない風合いと唯一無二の形で、インスタ映えやオシャレインテリアに使える極上の素材に見えるのです。
こうして、普通の人が見落としていた流木の価値に気づき、タダ同然で手に入れた流木に値段をつけて売る、というビジネスが始まったのです。

このような、普通の人が気づかないようなモノの「価値」に気づく能力に必要なものが「マーケット感覚」なのです。

また、「マーケット感覚」は新たに価値を見出す以外にも、既存のもの・サービスを考える上でも役に立ちます。

ここでまた例を出します。今回はこの本に載っている例を使います。
ANAの競合を考えてみてください、と言われたら、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。
まず、同じ航空業界のJALやLCC各社、エミレーツ航空や大韓航空等の海外の航空会社も考えられます。
同じ輸送手段という点で考えると、新幹線や電車、夜行バス等も競合と考えられます。
ANAは運輸事業やホテル事業もやっているので、物流企業や他のホテルも競合ですね。

などと考えていくと、同業他社の大手企業が思い浮かんできます。
ではここで、視点を変えてみましょう。

ある男性が会議に出席するためにANAの飛行機を使って移動していたとします。
しかし、会議のために毎回飛行機に乗って遠くに行くのは疲れてしまいます。
「そうだ、いっそビデオミーティングにしたら良いんじゃないか」
男性は思い立ち、会社に提案をしました。
実際にビデオミーティングにしてみると、一つの場所に集まって会議するのと遜色なく会議を行うことができました。
「なんだ、いちいち飛行機に乗って移動していたのがバカみたいだ」
こうして男性が会議のためにANAを利用することはなくなりました。

この場合のANAの競合はどこだったのでしょうか。
それは、ビデオミーティングのサービスを提供しているIT企業です。
つまり、この男性にとって、ANAを利用する価値とは「遠方の人と情報や意見の交換ができるようになる」ことであって、「遠くに早く移動できる」ということではなかったのです。

このように、現場で実際にサービスを利用している人が、何に価値を感じて利用しているのかを考えることで新たな視点、考えが生まれてきます。
この考え方・視点を得るのに必要なものが「マーケット感覚」なのです。
少しは、「マーケット感覚」とは何か、掴めていただけたのではないでしょうか。

この「マーケット感覚」という概念を知ると、世の中のちょっとしたことにも価値を見出そうとする考えが生まれます。
自分が普段やっている何気ないことが、誰かにとっては有用なんじゃないか、あのサービスを使っている人はこういう価値を求めているから、こんなサービスがあったら刺さるんじゃないか、などと考えることができるようになります。
「マーケット感覚」に基づいた考えができるようになれば、仕事にも生かせるし、キャリアを考える上でも有効な考えが出てくるのではないかと思います。

ただ、言うは易し行うは難し。
そうそう「マーケット感覚」を身に付けるのは容易ではありません。
しかし、実践してみようとすると難しい概念ではありますが、それを誰にでも読みやすく、理解しやすく書いてあるのがこの本の良いところです。

ちきりんさんは、ちきりん名義で本を出すときは「自分の小学生時代に伝えたいこと」を書かれているそうで、文章もとても分かりやすいものにしてくれています。
「マーケット感覚」を身に付ける、まではいかなくとも、それを知っている、というだけで大きな効果があると思います。
是非、読んでみてはいかがでしょうか。

残り二冊は長めの本を紹介します。
本を読みなれている人が読むのをおすすめします。

ということで、次回は「サピエンス全史」を紹介します。
ホモ・サピエンスが誕生してから今に至るまでの歴史を総ざらいします。
なぜ、人類はここまで文明を発展させることができたのか。
著者の知識の広さ深さ共にボリューム満点の本となっています。

お楽しみに!

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