書籍『ヒゲ教授の〈辛口〉就活対策本部―世界一分かりやすい就活』

P:最終面接を控えた学生が試しに志望動機をヒゲ教授に語ってみた。「私が御社を志望した理由は、私自身が”モノづくり”を通じて社会に貢献していきたいからです。御社の事業展開は多岐に渡り、多くの製品開発に携わることによって、様々な技術を身につけることができると考えます。その技術を通じて人々の暮らしを豊かにし、大きな社会貢献をしていきたいと思っております。」ハイ・・・ご苦労さん! 絶〜対っ・・・落ちる。
R:何をいいたいのか、全くわからん!(怒) キミはモノづくりを通じて、”何を実現したいんだ?(怒・怒) “多岐に渡った”って、いったいどんな事業展開なんだ?(怒・怒・怒) ”多くの”製品開発って何だ?・・”様々な”技術ってのは?(怒・怒・怒・怒) ・・・・まとめることが目的じゃなくて、伝えることが目的!
E:社長には「事業への思い入れ」があるんだ。キミはその中でどんなところに価値を見出して、自分のどんな力を提供していくつもりなんだ? 「最終面接」に上手な受け答えなんていらない。今までよりも、もっと大きな誠意・熱意を伝えることなんだ。だって、会社で一番熱いのは、社長だよ。
P:社会人の「誠意・熱意」ってのは、「準備」のこと。相手がいるんだから、まず相手をキチンと理解すること・・・それが「誠意」。そして相手にとって、本当にメリットのある提案ができること・・・それが「熱意」。つまり、御社の事業に対して”コレだけの思い”を持っていて、自分のこんな専門や研究、特長を生かしていきたいってことを具体的に伝えることだな。