音楽理論っている?よくある質問について

 これまでたくさんの音楽理論について勉強してきた。しかし音楽は娯楽であるから理論など必要ないのではないかと思われる方

は多いと思う。今回は理論的なことではなく、音楽理論が必要かどうかについて書いていこうと思う。

 音楽に対して、「聴いてて気持ちよければそれでよいのではないか。」や「自由に感じたまま楽しめればよいのではないか。」

と感じる方はいると思うが、まさにその通りである。そもそも音楽理論は、必要か否かや役に立つのか否かといったものではなく

、「あるもの」なのだ。

 日本語には「文法」が存在する。そして私たちが日本語に文法が必要かどうか、あるいは日本語の文法が役に立つかどうかとい

ったところを日本語でコミュニケーションを図る際、考えたりはしないだろう。つまり、私たちは文法を意識せず日本語を使って

いて、また日本語の文法はあるのだ。それと同じように、音楽にも音楽理論という文法があるのだ。ここで音楽のことを仮に「音

楽語」と呼ぶことにしよう。

 なぜ私たちは音楽理論という音楽語の文法を学ぶのか。それは、日本語ほど音楽語に対してネイティブではないからである。も

ちろん多くの人は幼い頃から音楽に触れているので音楽語が片言の状態である。しかし日本語のようにネイティブに音楽語を扱う

ことはできない。例えば、英語が全く分からない人が、英語で講義を受けるとする。受ける人は話し手の雰囲気や語り口調などは

なんとなくわかるかもしれないが、具体的に何を言っているのかはわからないはずだ。しかし英語を勉強して分かるようになった

人は、その講義で何を言っているのか具体的な内容が分かるようになっているはずである。もちろん他の言語と比べて音楽語は具

体的な意味が分かっていなくても、芸術的な観点で人に何かを訴えかけてくることが多いのが魅力であり、特徴である。しかし、

そこに意味がある以上ただ聴くだけではなくて、意味や内容を理解しながら聴いた方が楽しいと思わないだろうか。英語もそうだ

ろう。私たちは英語にも幼い頃から触れている人も多い。英語が分かるようになることで、外国の人が具体的に何を言っているか

わかるようになってコミュニケーションがしやすくなり、より会話を楽しめるようになるとは思わないだろうか。

 このように、音楽理論はあくまでも「あるもの」であり、必要かどうかといったものではない。音楽理論を学ぶことで、音楽を

さらに楽しむことが可能になるということだ。

~更なる展開へ~ノンダイアトニックコード

 これまで、コードの基本的なことを学んできた。ダイアトニックコードやそれぞれのコードの役割などだ。確かに、ダイアトニ

ックコードを用いれば最低限の音楽は作れる。しかし、淡々としていて聴いてて飽きやすい曲になってしまうのではないか。そこ

で使えるのが、今回紹介する「ノンダイアトニックコード」である。これはダイアトニックコードと違い膨大な数あり、すべては

紹介しきれないが、ぜひ参考にしていただきたい。

 「ノンダイアトニックコード」とは「ダイアトニックコードに無いコード」のことである。ノンダイアトニックコードは膨大な

数のコードであるため、活用しても無理があるもの、ないものに分けられる。大前提として、音楽を作る上で心地よいまとまりを

感じさせるためにダイアトニックコードがある。その反面「ノンダイアトニックコード」をやみくもに使うと、まとまりのない音

楽を作ることになるのだ。そのためノンダイアトニックコードはある程度の理論的な解釈をもとに活用されることが多く、まとま

りのある音楽から少しはみ出したコードであるととらえることができる。これはスパイスのようなものとして感じられるようにな

る。では、そのノンダイアトニックコードの一つ「サブドミナントマイナーコード」について見ていく。

 サブドミナントマイナーコードとは、サブドミナントコードの「Ⅳ」をマイナーコードにしたものである。つまり、「Ⅳ」を「

Ⅳm」のしたものである。これは「モーダルインターチェンジ」というテクニックの一つであるが、実際の作曲では「Ⅳ」を「Ⅳm

」にもできるものであるという観点から使用されることが多い。Cメジャーキーを例とすると、「Ⅳ=F」を「Ⅳm=Fm」にして、ノ

ンダイアトニックコードとして「Fm」を導くことができる。コード進行の例として「C-F-G-C」を挙げるとすると、「C-Fm-G-C」

と変形できる。聞いてみると少し不思議な感覚を味わうことができ、聴き手にもちょっとした驚きを与えられることができる。ま

たサブドミナントマイナーコードにも代理コードが存在する。「Fm」の構成音は「ファ、ラ♭、ド」で、サブドミナントマイナー

の香りを感じる「♭6」の音、つまり「ラ♭」を含むコードに置き換え可能である。例えば、Dm7(♭5)やA♭M7がそうである。で

は、「F-G7-C」というコード進行で考えよう。

 FをDm7♭5に置き換えると「Dm7♭5-G7-C」となる。実はこれはナチュラルマイナースケールのツーファイブの動きになっており

、よく使われるコード進行である。

 今回はサブドミナントマイナーコードを例として見てきたが、これはノンダイアトニックコードの内のほんの一部に過ぎない。

ノンダイアトニックコードとして他にも「セカンダリードミナント」や「ディミニッシュコード」などあるが、ノンダイアトニッ

クコードはまとまりのある音楽から少しはみ出したコードであるということをおさえておこう。

スケール内のコードそれぞれの役割って何?

 前回はダイアトニックコードについて学習したが、実はそれぞれのコードには役割が決まっていたことを知っていましたか。今

回は、ダイアトニックコードのそれぞれの役割について学習していこうと思う。

 まずダイアトニックコードには大きく3つの役割に分けられます。それは「トニック(T)」、「サブドミナント(SD)」、「ドミナ

ント(D)」だ。「トニック」は主役であり、とても安定感がある。「サブドミナント」は脇役でありやや不安定で、曲のバリエー

ションに欠かせない存在である。「ドミナント」は不安定なため、主役の「トニック」に向かって安定させようという力を持つ。

では、ディグリーネームで七つの音を分類してみよう。

 「トニック」に含まれるのは「Ⅰ、Ⅵm」である。Cメジャースケールでは「C、Am」に当たる。「C-F-G-C」というコード進行が

あった場合、「Am-F-G-C」と置き換えても問題ない。CもAmも同じ部類だからである。ただし、「C」は明るい、「Am」は暗いとい

うことを抑えておけば、悲しさを狙うのであれば「Am」をたくさん活用するのも手である。

 「ドミナント」に含まれるのは「Ⅴ、Ⅴ7」である。Cメジャースケールでは「G、G7」に当たる。これらはとにかく主役のトニ

ックに向かいたいという強いはたらきを持つ。「C-G-C」の途中のGで終わると気持ち悪いと感じるだろう。なので安定を求めてト

ニックに向かおうとするのだ。さらに、4和音の「G7」を用いれば、ホールトーンが含まれているためより不安定な響きをもち、

よりトニックに向かおうとする力が強くなる。

 「サブドミナント」に含まれるのは「Ⅱm、Ⅳ」である。Cメジャースケールでは「Dm、F」に当たる。他のどのダイアトニック

コードとも相性がよく使い勝手の良いコードで、トニックにもドミナントにも進むことができる。つまり、「C-Dm-G-C」や「C-

F-C」と様々な場面で活躍する汎用性の高いコードである。その中でも「Dm-G-C」というコード進行は「ツーファイブワン」と呼

ばれ、ジャズでもポップスでも良く出てくるため、ぜひ覚えていてほしい。

 では、ここに出てこなかった「ⅢmとⅦm(♭5)」はどこに含まれるのかと疑問に思った方は多いと思う。「Ⅲm」は「トニック」

とも「ドミナント」とも呼ばれることがあり、分類が今でも不明確なコードであるためだ。「Ⅲm」にはトニックの「C」とドミナ

ントの「G」の構成音が2音も含まれていて似ているからである。そして「Ⅶm(♭5)」は一応「ドミナント」と分類されるが、「G

、G7」などのようなものとは少し違う不安定さを持ち、トニックに向かうというはたらきが弱く、初心者が扱うには難しいと判断

したため割愛した。

 このように、コードの役割を理解することで、コードに対して面白さを実感していただけたのではないだろうか。その面白さに

気づいたとき、作曲がさらに楽しくなるだろう。

作曲の要!?メジャーダイアトニックコード

 第2回目の記事で、コードのことについて少しは理解していただけたと思う。そのことを踏まえて今回は、スケールごとに存在

するダイアトニックコードとは何か。そしてそれを導く方法を学んでいく。
 
 前回の記事で、スケールについて学習したと思う。前回学んだ「メジャースケール」や「ナチュラルマイナースケール」など、

七つの音を元にしたスケールを「ダイアトニックスケール」と呼ぶ。その「ダイアトニックスケール」上にできる七つのコードを

「ダイアトニックコード」と呼ぶ。次はダイアトニックコードの仕組みと導き方を学ぶ。

 Cメジャースケールの中のダイアトニックコードを見ていこう。「C、Dm、Em、F、G、Am、Bm(♭5)」となっている。これは例え

ば「一番目のコードはメジャー」「二番目のコードはマイナー」であることを指す。ここで、それぞれの音をローマ数字で表すと

「Ⅰ、Ⅱm、Ⅲm、Ⅳ、Ⅴ、Ⅵm、Ⅶm(♭5)」になる。ちなみにこれは「ディグリーネーム」と呼び、一番目を「Ⅰ」、二番目を「

Ⅱ」という風に表し、それがマイナーであれば「m」、特殊な条件が付いていたりする場合はそれを表す記号が付いたりする。こ

のディグリーネームはかなり便利なのでぜひ覚えよう。そして、メジャースケールのダイアトニックコードは「Ⅰ、Ⅱm、Ⅲm、Ⅳ

、Ⅴ、Ⅵm、Ⅶm(♭5)」で成り立っていることを覚えよう。これを覚えておくことで、どのキーのメジャースケールのダイアトニ

ックコードも導くことができる。これを覚えた上で、まず例題として「Gメジャースケール」のダイアトニックコードを導いてみ

よう。まず、Gをはじめとするメジャースケールということを意識すれば、Gメジャースケールは「G、A、B、C、D、E、F#」である

ことが分かる。そのスケールにディグリーネームを割り当てていくと、「G、Am、Bm、C、D、Em、F#m(♭5)」となる。これでGメジ

ャースケールのダイアトニックコードが完成する。この手順で進んでいけば、ダイアトニックコードを導くことは容易だと思う。

では、Aメジャースケールのダイアトニックコードを割り出してみよう。下記に答えと導き手順を解説するのでぜひ自分の手でや

ってみてほしい。

 まずAメジャースケールを考えると「A、B、C#、D、E、F#、G#」となる。これに「Ⅰ、Ⅱm、Ⅲm、Ⅳ、Ⅴ、Ⅵm、Ⅶm(♭5)」をそ

れぞれに割り当てていくと答えは「A、Bm、C#m、D、E、F#m、G#m(♭5)」となる。これがAメジャースケールのダイアトニックコー

ドだ。

 どうだろうか。正解できただろうか。あまり難しくないと思うのでぜひマスターしてほしい。これができるようになれば作曲が

とてもしやすくなるのは間違いないはずだ。

スケールとは?初心者音楽理論講座2!

 今回は前回の講座に続き、スケールについてまとめていく。前回の講座でコードとは何かを少しは理解していただけたと思う。

では、今度はスケールという概念を知っておこう。

スケールとは、簡単に言うと「音の並び方」のことを言い、日本語では「音階」などと言われる。上図のピアノの

鍵盤を見てもらえばわかる通り、そもそも音には「白鍵7個、黒鍵5個」の計12個しかない。つまり、一つのオクタ

ーブにつき12個の音があるということだ。ここで、スケールとは、正確には「この12音のうちからどの音を選ぶか」

を定義したものである。

 例えば、「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ」の仕組みは「メジャースケール」と呼ばれている。上図の通り、左から「全音、

全音、半音、全音、全音、全音、半音」の間隔で並んでいる。この「全音、全音、半音、全音、全音、全音、半音」の並びのこと

を一般に「メジャースケール」と呼ぶのである。これは、数多くあるスケールの中でも特に代表的なものとして有名である。では

、なぜ音の並び方というものが存在するのか。それは、「その規則で並んだ音の集まりから何かしらの雰囲気を醸し出すから」で

ある。実際にこの「メジャースケール」の並びの音を聞いてみると、良くなじみがあり、少し明るい雰囲気を感じないだろうか。

このように、スケールには一つ一つの雰囲気が違うのである。ここで注意したいのが、スケールはあくまでも「音の並び方」であ

ることだ。メジャースケールは他にもいくつか存在する。先ほど先述した「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ」の音階をド(=C)から

始まっているので「Cメジャースケール」と呼ぶ。メジャースケールは「全音、全音、半音、全音、全音、全音、半音」の並びな

ので、もしレ(=D)から始まればそれは「レ、ミ、ファ#、ソ、ラ、シ、ド#」となり、「Dメジャースケール」と呼ぶのである。ち

なみに「#」は「シャープ」と読み、その音を「半音上げる」という意味である。この「Dメジャースケール」もなじみ深くて明る

い雰囲気があると思う。このように、スケールはあくまでも「音の並び方」であることを意識してほしい。では、「メジャースケ

ール」とは異なる、違う雰囲気を醸し出すスケールを数あるスケールの中から一つ紹介する。

 音の間隔の並びが左から「全音、半音、全音、全音、半音、全音、全音」を「ナチュラルマイナースケール」という。よく見て

ほしいのだが、メジャースケールとよく似ていると感じないだろうか。実はこれは、メジャースケールの第六音を始めとした時の

並びなのである。さらに、このスケールはメジャースケールと異なり、暗い雰囲気を感じると思う。どこから始めるかだけで雰囲

気がことなるのはとても不思議なことだ。

 以上のことをまとめると、スケールは音の並び方であり、その並び方を守れば、どの音を起点として始めても雰囲気が一緒であ

るということだ。そして並び方の順序の起点を変えてしまうと一気に雰囲気が変わるという不思議なことが起こることも理解して

おいてほしい。これらのことを理解しておけば、作曲や演奏の仕方にも応用が利くはずだ。

コードって何?初心者音楽理論講座!

 ある日、ギターやピアノを始めてみようと音楽の勉強を始めるとき、まず最初にぶつかる壁が「コード」だと思う。

メロディーやリズムについてしっくりくる人は多いだろう。しかし、コードと言われてもよくわからないという人は結

構多い。今回は、その「コード」について学習していこうと思う。
 
 まず、コードの定義は、「日本語で和音と呼ばれ、高さが異なる複数の音が同時に響く音のこと」である。つまり、

二つ以上の音が同時になっているものと覚えたらよい。このコードがあることで、音に厚みが増して楽曲にメリハリが

つき、より深い音の響きを作ることができるのが特徴である。つまり、メロディーとリズムはあっても、和音がなけれ

ば音はスカスカになってしまうため、音楽においてとても重要な役割を担っている。それでは、コードについてもう少

し紐解いていこう。
 
 コードにはそれぞれ名前があり、さらに規則性がある。つまり、膨大な数のコードを覚えるよりも、その規則性を覚

えてしまえばコードの壁は比較的安易に乗り越えられるだろう。さらに、楽譜を見たときにCやFなどの記号を目にした

ことがあると思う。それがコードである。以降「C」を例に解説していく。
 
 「C」とは「ド、ミ、ソ」からなる和音である。これ以外には決まりはなく、どの高さで弾いても、「ソ、ド、ミ」

や「ミ、ソ、ド」も「C」である。つまり構成音があっていればそれは同じコードなのだ。次は、コードの種類を見て

いこうと思う。

 コードの種類は大きく分けて二つに分かれ、「メジャーコード」と「マイナーコード」がある。先ほどの「C」はメ

ジャーコードに分類される。そしてマイナーコードはアルファベットに「m」が付く。つまり、「m」が付いているかい

ないかで見分ける。それでは、音の違いは何だろうか。それは、第三音の音の高さの違いである。「C」と「Cm」を例

に解説しよう。

 「C」の構成音は先述した通り「ド、ミ、ソ」だが、「Cm」は「ド、ミ♭、ソ」である。「♭」はフラットといい、

半音下げるという意味である。つまり真ん中の音(第三音)が半音下がっているということである。第三音の音が半音

下がるということを覚えておけば、あとはメジャーコードを覚えるだけでよい。「m」が付いていたら、その構成音の

第三音を半音下げればよいということだけなのだから。ちなみに、マイナーコードはメジャーコードを比べて暗い雰囲

気を醸し出すのも特徴である。

 このように、コードは一見難しく見られがちだが、こうして紐解いていくと意外と単純なのである。今回紹介したの

はほんの一部だが、興味を持った方はぜひもっと知識を深めていってほしいと思う。

作曲で使える!?面白いコード!

 作曲するとき、どんなコード進行を作っていますか。有名なもので言うと、「王道の4536進行」や

「6451進行」、「カノン進行」などがあげられる。これらのコード進行はいろんな楽曲に使用されており、

とても使いやすく、初心者におすすめのコード進行である。例えば、4536進行で言うと、YOASOBI「夜に駆

ける」やサザンオールスターズの「いとしのエリー」、カノン進行であれば、スピッツの「チェリー」や井

上陽水の「少年時代」で使われている。このように、有名なコード進行を用いた曲はヒットする可能性が高

い。なので作曲初心者の人はこれらのコード進行を使用して作曲をしていくべきである。しかし、作曲をあ

る程度した人はコード進行のマンネリ化を実感することはないだろうか。有名なコード進行を何回も使うこ

とで少しありきたりだな感じたことはないだろうか。そんなモヤモヤ感から抜け出す、少しテクニカルなコ

ードの使い方をひとつ書いていく。ただし、ここで記すことはある程度の音楽理論を理解している人でない

と難しいと思うが、ぜひ参考にしてほしい。

 それは、ドミナントセブンスコードについてだ。ドミナントセブンスコードというと、「Ⅴ7」を思い浮か

べる人が多いと思う。例えば、Cメジャースケールで言うと、「G7」である。このコードの音の構成は、「ソ、

シ、レ、ファ」である。ドミナントセブンスコードの役割は一般的に、不安定な響きを醸し出すことである。

その不安定な音を醸し出すのは、G7の中でいうと「シとファ」の音である。この二音はトライトーンの関係で

あると言われ、悪魔の音程と言われるほど不安定な響きを出す。ここでよく考えてみてほしい。ドミナントセ

ブンスコードの役割が不安定な響きを醸し出すことなら、この「シとファ」の音の構成のコードでも代用でき

るのではないか。つまり、G7を、「シとファ」の構成音からなる他のコードで代用できるのではないかという

ことである。例えば、「C#7」や「Bdim7」などである。実際にこれらのコードに置き換えて音を聞

いてみてほしい。違和感なく、そして少しおしゃれな響きを感じることができないだろうか。

 このように、コードの置き換えを意識しながら作曲をすることで、より玄人感が増して、おしゃれな音を出

すことが可能になる。しかし、これはドミナントセブンスコードに限らず、すべてのコードに言えることであ

る。程よくコードの置き換えを行うことで、聴き手に「おっ!」と驚きを与えることができるはずだ。しかし

コードの置き換えをしすぎると、曲のバランスが崩れてしまうので、使い過ぎには注意すべきだ。スパイスと

思って使うとよいだろう。

激熱!ロック界の歴史に残るRADWIMPSの圧倒的ライブ!

こんにちは、MBAインターン生の神崎 惇(かんざき じゅん)です。

前回はRADWIMPSの哲学的な曲を紹介しました。今回は彼らのライブについて紹介していこうと思います。今回で最後になりますが、最後までご清覧いただけるとありがたいです。

【RAD初の野外単独ライブ「青とメメメ」】

2013年9月15日、宮城県 国営みちのく杜の湖畔公園 風の草原でRADWIMPS初となる野外単独ライブが行われました。

本当はこのライブは2012年に行われる予定でしたが、2011年3月11日に東日本大震災があり、ライブを延期させざるを得ませんでした。震災のこともあり、彼らのライブにかける思いは並々ならぬものだったと思います。ライブも素晴らしい演奏を見せ、会場全体が一体となっていました。

どの部分を切り取っても本当に素晴らしいライブでしが、その中でも特によかったのが、一台のピアノが登場するシーンがあります。そのピアノは学校で被災し、水浸しになったものを現地の楽器店が丁寧に修理したピアノでした。それを野田洋次郎が演奏し、ピアノは美しい音色を響かせ会場の全体に響き渡りました。この音色に感激し、野田洋次郎も涙を流してしまうほどの感慨深いものでした。

数々の奇跡とたくさんの人の手によって紡がれた、RADWIMPS史上最高のライブだったと思います。

【RADWIMPS10周年ライブツアー】

2015年、RADWIMPSが10周年を迎え、11月から約2か月間、全国をライブツアーして回りました。

このライブは「RADWIMPSの胎盤」と題され、若者に大人気の米津玄師や誰もが知っている日本を代表するロックバンドのMr.Childrenなど、計11組のアーティストと対バンをした、超豪華なライブツアーでした。実際のライブでは、対バン相手の曲をお互いにカバーしあったり、対バン相手と一緒に一つの曲を演奏したりと、他では見ることのできない唯一無二のライブツアーになりました。

そしてツアーの最後には「RADWIMPSのはじまりはじまり」と題したワンマンライブで締めくくられました。ライブツアーの最後の最後に『はじまりはじまり』という、ライブタイトルから彼らの想いと情熱が伝わってきます。ライブ内容もここでは書ききれないほど濃密なもので、10年という節目にふさわしいとても素晴らしいライブツアーでした。

さて、四日間にかけてRADWIMPSの魅力をつづらせていただきましたが、『百聞は一見に如かず』です。ぜひ彼らの曲やライブを観賞してみてください。この記事で少しでもRADWIMPSについて興味を持っていただけると幸いです。

四日間、ご清覧ありがとうございました。

RADWIMPSの魅力、曲に込められた想いを深堀り!(哲学編)

こんにちは、MBAインターン生の神崎 惇(かんざき じゅん)です。

前回はRADWIMPSの曲の魅力をラブソングに限定して紹介しました。今回は哲学的な歌詞が含まれている曲をいくつか紹介していこうと思います。野田洋次郎の独特な世界観を深堀りしていきましょう。

【夢はどこに在るべきか「夢番地」】

2006年4thアルバム『RADWIMPS 4 ~おかずのごはん~』に収録されている「夢番地」についてです。“昨日に夢を託せば後悔で 明日に夢を託せば希望で でも今日の僕に夢を託して何になるの?”といういきなりはっとさせられるようなフレーズからこの曲は始まります。曲中でこの‘僕’は今の自分に希望や夢を乗せることが苦痛になっている情景が歌われています。しかし、歌っていく中で‘僕’は今、いつか叶えた夢の上に立っていて、叶えたい夢ばかり見ていたけど、叶えた夢もたくさんあったことに気づきます。‘今日’そのものが昨日の自分が実現した夢であり、今日の自分に夢を託す大切さを考えさせられる曲になっています。

【私の人生を小説に「‘I’Novel」】

2015年18thシングルと8thアルバム『人間開花』に収録されている「‘I’Novel」についてです。「あいのべる」と読みます。この曲は自分の人生を小説として綴ったら、どんな物語になるかを歌った曲です。まず冒頭に“ずいぶん長らく歩いてきたような そんな気がしていただけなんだ 小説にしたらせいぜいまだ三行目あたりのこの人生”と歌いだします。当時の野田洋次郎の年齢は30歳くらいです。RADWIMPSが売れ出すまで、彼の人生はいろんなことがあったに違いありません。そんな波乱の人生を30年ほど生きた彼でも小説にしたらまだ三行目あたりだなと綴ってあり、自分の未熟さやまだまだ人生はこれからなんだということを気づかせてくれる歌詞です。

さらに“1ページで終わる命も1000ページに及ぶ命も同じ輝きを放つに違いない 1ページを生きた少年の本には誰よりも光る一行が綴られているんだ”と歌っています。大事なのは人生をどれだけ長く生きたかではなく、どんな生き方をしたのかが大切ということが述べられています。1ページ分しか生きれなかった少年も、みんなと同じように人生が輝いていたに違いない、という温かい曲になっています。

二回にわたってRADWIMPSの曲を私なりの解釈で紹介してきましたが、野田洋次郎は曲の歌詞について「歌詞の解釈に正解はない。自分にとっての正解を見つけてそれを信じればいい。」と述べています。なので、ぜひ皆さんも一度曲を聴いてみて、あなただけの解釈をしてみてはいかがでしょうか。

今回はRADWIMPSの哲学的な曲について取り上げました。

次回、最終回では彼らのライブについていくつか取り上げていこうと思います。

ご清覧ありがとうございました。

RADWIMPSの魅力、曲に込められた想いを深堀り!(ラブソング編)

こんにちは、MBAインターン生の神崎 惇(かんざき じゅん)です。

前回はRADWIMPSの概要について紹介しました。今回は彼らの一番の魅力の、とても奥が深い歌詞について紹介していこうと思います。日本語と英語を巧みに使い、バラードからラップ調の曲まで、素晴らしい言葉の数々が彼らの曲に込められています。

そんな彼らの曲を今回はラブソングに限定して、紹介していこうと思います。

【僕が総理大臣になったら…「マニフェスト」】

2010年にリリースされた11thシングルの「マニフェスト」についてです。

歌いだしが“僕が総理大臣になったら~”と始まり、政治的な話をすると思いきや、“君の家まで電車を走らせよう”“君の誕生日を祝日にしよう”といった恋人に対する自分勝手な愛を述べています。少し度が過ぎているとは思いますが、それほど恋人のことを一番に考え、さらに“(投票は)たくさんいらない あなたからの一つだけでいい”と歌っており、周りなど目に見えてなく、ただただ一途な様子が窺えます。

これだけ非現実的なことをたくさん述べられたら、少し引いてしまうかもしれません。しかし最後に、”僕は総理大臣じゃないけど『一番』の意味を知っているよ”と、今までとは打って変わって現実的でかっこいい言葉を残します。今までたくさん呆れるような絵空事を語って、最後の最後でさらっといい言葉を残す、という起承転結の結の部分がとても素晴らしいのもRADWIMPSの歌詞の特徴の一つです。

【最初で最後の恋「ラストバージン」】

2012年の16thシングルと7thアルバム「×と○と罪と」に収録されている「ラストバージン」についてです。

この曲は恋人同士の会話のような歌詞になっており、初めて出会ったときからの二人の掛け合いの曲となっています。この曲の特徴はラブソングなのに“好き”や“愛している”という言葉が一切出てこないところです。二人の何気ない会話からお互いの愛を感じられ、サビでは“『生まれて初めて』と『最初で最後』の『一世一代』が君でした”という最初で最後の恋人へのストレートな気持ちが綴られています。

恋愛の温かさが感じられるとても良い曲です。

こういった場でRADWIMPSのラブソングを読み上げていくと、少し恥ずかしい気持ちにもなりますが、若者に支持されている理由がこういった詩的でロマンティックな歌詞にあるということがわかります。

今回はRADWIMPSのラブソングについて取り上げました。

次回は哲学的な曲をいくつか紹介しようと思います。

ご清覧ありがとうございました。