縦に重なった情報を使いこなせ!

書籍『ヒゲ教授の〈辛口〉就活対策本部―世界一分かりやすい就活』

P:「良い企業を教えてください」と学生に懇願されて、一緒にナビをみても、ページさえ開いていない企業が多い。興味は待っていても、湧き出してくるもんじゃない。まして志望動機なんて見た瞬間にできあがるものじゃない。やることをやっていないから行き詰まる。

R:名前の知っている企業にエントリーしすぎて次々に襲ってくる忙しさに翻弄されているなら、エントリー放棄したっていい。

E:情報が縦に積み重なっているのが、インターネット。「知らない言葉・人に説明できない言葉」を素通りしないで、必ず検索!そうするとお役立ちツールに変身するんだ。

P:縦に重なった情報なのに一番上だけ見比べたって何も役に立たない。幻惑「バーナー」からとっとオサラバすべし!

「ナビ」と「合同企業セミナー」は、どちらが効果的なんですか?

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P:年末から春先の「合同企業セミナー」はお祭りイベントだ。大手が軒並みでかいブースを構える。学生のモチベーションを上げる効果はあるが、”直接採用”には至らない。ただ、時期ごとに”参加する企業”も、その”目的”を変化してくる。

R:学生のエントリー数を増やすために「興味・関心」をもってもらうことから始まり、大手の選考が佳境を迎えた春以降は参加企業がガラリとかわる。普段、学生の目に止まらない企業が直接会いにくるようになる。

E:「イメージ就活」から抜け出せない学生さんは、せっかくの就活イベントだって何の役にもたたない。会場にはいってから、ずーっとバンフをながめて企業選びをしている学生もいれば、コンセントを見つけて携帯を充電して帰るヤツだっている。どんな企業に興味をもったたらいいかわからなければ、事前に告知されている参加企業を研究してから参加すべし!

P:気になる企業を下調べしていく。そうすると面談ブースにすわってから出てくる質問は全くかわってくる。人事さんも「おっ、この子は・・」と関心をもって接してくれる。そうやって準備万端の動きをしていれば、知識も増えるし、企業の見方も研ぎ澄まされナビの”平面な情報”だって”立体的な企業像”が想像できるようになる。とっとと「イメージ就活」から抜け出すことだ。

確かな現状・前向きな情報を探しにいく

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P:「震災後の就活は、なおいっそう厳しくなる」と不安に感じる学生が急増!というアンケート結果にビビっても状況は一変しない。こういうときは、自分のできることをキチンとやること。

R:ネガティブ情報に目の色変えて、いちいち「同感」していると自分の心にやり場のない「批判の心」が宿ってくるぞ。人の心は、もともと弱いのだから。

E:僕なら、現場を見にいく。自分の目で「確かな現状」を見にいく。ネガティブではなく”前向きな情報”を探しにいく。就活の現場は、被災地ではなく、採用の現場だ。「合同企業説明」しかり「単独の企業セミナー」しかり・・・

P:何もなくなったところに、一から「再生」するんだ。「再生」とは元に戻すことではなく新しく生み出すこと。だから少し時間がかかっても復興特需が必ずやってくる。そのときにどんな力になっていたいか。どんな貢献ができるようになりたいか。「必要な存在になりたい」りっぱな志望動機だ!「前を向く企業」の力になれ。

震災の影響で、来年の就活はどう変わるのでしょうか?

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P:100年に一度の大不況に、1000年に一度の大震災が重なったのだから当然影響はでてくる。これからは産業全体のしくみが変化していくはず。だから、関心をもって新聞や報道を見続けていくこと。どんな業界にどんな影響が出てきたかを、自分で知ることが一番大切。

R:経済全体は上がっていく要素も出てきたから、時間をかけてよくなることは期待できるけど、そのまま就活に反映できるかというとちょっと違う。求められるものが違ってくるから。

E:必死の思いで立て直そうとしている企業に面接にいくんだ。そこで求められるものは、働くことの尊さ・飯を食うための仕事・何としても!って思い・・・生命力。だからマネごとの志望動機なんて、全く通用しないと思ったほうがいい。台本やセリフは全部捨ててしまう勇気だ。

P:「何のために働くのか」なんていう疑問は、吹っ飛んでしまうぐらい、”ニッポン再生!”っていう、でかいフラッグがある。「本気で働きたいんです!」だけでも通じるかもしれない。ただ、一つだけ注文がある。「もっと世界に目を向けろ!」ってこと。日本がかつて経験したことのないカタチの”グローバル社会”がこれから一気に加速する。「面白い時代に立ち会えた」ってぜひ喜んで世の中に出てってほしい。

釜石の子供たちの奇跡に学べ!

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P:就活中の大学生は、「就活非常事態」にいまどうやって立ち向かおうとしている?

R:固まったままで差し伸べる手を持っていないだろうか

E:釜石を襲った大津波の中、小中学生のほぼ全員が無事だった。焦点はたった一つ。「自分の意思」で逃げろ。非常時にマニュアルなど通用しない。先生の指示を待っていたり親に連絡しているヒマなどどこにもない。自分の「意思」で「力」で動いた子供たち。本当にお見事!

P:職に就くとは、飯を食うこと、生きること、ならば・・・生き抜いた釜石の子供たちをぜひ見習おう!

最初に「書類選考」があるので、履歴書を添削してもらえますか?

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P:履歴書の書いている中身は悪くないけど、俺なら落とす!

R:採用担当者の視点でみれば、ちょっと違うと感じるから。

E:”提出書類”ってのは「仕事力見本」だ。受け取った相手が”見た瞬間に読みたい!と思えるかどうか”ってこと。だから、まずは全体のビジュアルありき。貼り付けた写真、文字の力強さ、スペースバランスetc。就活だから”こうあるべき論”じゃなくて、全てにおいて”仕事力”が問われているのが今の就活なんだよ。

P:何かを提供して対価を得るのが仕事なら、提供する自分を磨くことこそが「仕事力」の第一歩っ。だから、真剣に就活に取り組むことは、ほんとにいいことなんだよ。

日本全国「継続力」は誰にも負けない!

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P:学生さんの履歴書にもっとも書かれていることばは「私は継続力があります」。日本全国「継続力」は誰にも負けない!ってのはものすごくヘン。

R:そもそも「継続力」ってのは、誰にだってある。好きなことに目標を置いているなら、誰だって続けていられるから。

E:「釣りが趣味」って人は、短気な人が多いという。だけど飽きずにじ〜〜っと魚がかかるのを待っている。そんな人を見て「継続力がある立派なお方だっ」とは言わん。問題は「嫌なこと」さえも乗り換えて続けたかってこと。ある程度強制力がある集団の中で「もう辞めたい・・・」と何度も感じながらそれでも練習を続けて、「続けていてよかった」と涙した経験があるかどうか。体育会の学生が評価されるのはそこ。

P:一番いいのは「自ら」目標を掲げることができ誰にも強制されることなく、それを「達成する力」。

就活に手応えなくて、あせりばかり先行してしまいます

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P:「就活がつらい」まではいかなくても手応えがなくて、これでいいのかと感じるのは、”みんなと違う自分”をわかってもらいたいのに、”みんなと同じ動き”じゃないと安心できないから。

R:自分が傷つくのが怖いから。

E:いままでたくさんの企業の”会社説明会”をやってきて、感じることは、みんな整然と並んで座っているのに・・・顔が見えない。なぜか隠れている。集団の中では質問さえも躊躇する。きちんと手をあげられない。目立ったらまずい。目立って・・・視線を浴びて、傷つくのが怖い。匿名なら平気でできるのに・・・。

P:黙って相手にされないより、たとえ失敗したって”主体性”をもってやった方が気持ちがいい。一歩だけ前に出てみる。表現してみる。うまくいかなきゃ、もう一回下がればいいだけ。傷なんてどこにもついてない。ついてくのは「地力」だ。次から次に99社落とされても1社だけ内定もらえれば、パーフェクトの結果だ。就活は自由だ!あんたが主役!

勝ちもあり、負けもある。でも・・・「価値負け」ではないのだ

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P:「就活」に既定路線はなく、あくまで個々が自由に動くもの。「就職活動の閉塞感」なんて勝手な思い込み。厳しく言えば就職難なんて、言い訳の賜物っ。

R:ちょっと手を伸ばせばつかめる情報は身近にたくさんある。キャリアセンターにも新聞や雑誌にもなのにいつまでナビにしがみついて「小さな入り口」をみんなで目指して大人しく順番待ちしているんだ?ちょっと手を伸ばすことさえしないならそれは自分が悪い。

E:グループディスカッションの定番テーマにこんなのがある。「動物園の動物と、大自然の動物とどちらが幸せでしょうか?」囲いの中な、決まった時間に食事が出るし安全で安心だろう。でも、獲物を仕留める「楽しい仕事」は失われていく。「腹減った・・・何とかしなきゃ!」って気持ちに「主体性」が宿る。「主体性」が宿れば、人は「想像的」になっていくものだ。

P:自由に生きることができる世の中ならば、そこには、勝ちもあり、負けもある。当たり前っ。でも・・・「価値負け」ではないのだ。そんなに恐れるもんじゃない。

人と比べて”特別なこと”は何もしてこなかったので、自己PRが浮かびません

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P:就活が始まると、みんな一度は”こんな自分じゃ、どこからも内定がもらえないかも”と不安な気持ちになるが、そんなに心配しないこと。

R:企業はそれぞれ、会社にあった素材を採りたいと思っており、”上から数えて何番目まで”なんて採り方はしない。社長の個性・オフィスの雰囲気・配属先上司との相性などそれぞれの判断基準がある。だから内定は決して優劣ではないんだ。人と比べて落ち込む必要はないよ。

E:たとえば、母親が仕事で忙しい家庭で、夕飯を作るのはいつも自分・・・本人は不満タラタラ!でも、他人から見れば偉い!!・・・なぜかというと、一生懸命仕事に取り組んでいる”先輩女性”をみてきた。”不満があってもやらなればならないこと”を知っている。”飯を食う”ことの大変さを覚えてきた。そういうことを社会人になってから教えていくのは本当に難しいことなんだ。

P:人間には、多かれ少なかれ”欲”がある。社会の仕組みでそれらを自由に手に入れるためには、やらなければならないことがある。当たり前のようだけど、それを知っていてキチンとできることが、社会人の第一歩だ。口をあけて待っていればすむのは赤ん坊だけ。キミの中にも必ず”いい経験”があるはずだから。