のんびり読みたい人向け小説4選

 今回も引き続いて、のんびりと読みたい人向けのおすすめ小説について紹介していきたいと思います。前回の記事でも説明しましたが、この紹介では血沸き肉躍るような作品とは毛色が違うものを出していきます。しかしその分、独特の面白さが突き抜けている作品が多いため、一度読んでみることをお勧めします。

「10年越しに引きニートを辞めて外出したら自宅ごと異世界に転移していた」作者:坂東太郎

 あらすじを紹介しますと、引きこもり歴10年の成人男性が引きこもりを脱却するために家の扉をあけると、家ごと異世界に転移していたという場面から始まります。しかし、なぜか自宅のライフラインは特に問題ないという状態なので、異世界の交流をしながらも自宅暮らしをしていくという物語となっています。

 この作品で特徴的なのは、繋がるライフラインの中にネット回線も入っている点であり、異世界転移系の小説では珍しい元いた世界との通信が可能な環境にあるというところです。つまり簡単に言えば、異世界と現代が相互に認識しあえるため、お互いに手出しはできないが情報なら交換し合えるという点がこの物語を面白くしています。また、異世界に転移する物語では、主人公がものすごい力や特殊な能力を手に入れる話が多いのですが、この物語の主人公は敵を簡単に倒せるような力をもっていないため、のんびりとした生活がメインで進行していきます。

 また、この物語では主にネット掲示板というものが活躍しており、現代の情報や技術を主人公が手に入れるための手段となっております。今ではネット小説は様々な種類のものが投稿されているため、当然ながら掲示板回みたいなものが登場する小説もあるのですが、この物語は特に掲示板を多用し、現代との交流も重視している点が特徴的です。異世界物に飽きた人にもオススメできる作品です。

「異世界のんびり農家」作者:内藤騎之介

 異世界に転移するときに主人公が望んだのは農業だったというテーマの作品であり、ゆったりと人のいない土地で畑を耕していたはずだが、人が集まっていってだんだん発展していく物語です。

 主人公の望みは農業でのんびりと暮らしていくことですが、人がいない土地、つまり未開の地に暮らしていたために、一般人でない癖のある人々が集まってくるというところが肝となっています。季節の巡りも存在するため、季節ごとの行う作業が固定化されていく流れと、昨年からの対比を行えることで発展がわかりやすい点が他の小説と違い特別な山場を作らないことにより生まれるメリットだと考えられます。ゆったりと毎日少しずつ読んでいくという読み方をおすすめする作品です。

 2回に渡って小説の紹介を行ってきましたが、気になる小説はあったでしょうか。俺ツエ―系の小説に飽きることもあるかと思います。そんな時はぜひ今紹介したような小説を読んでみてください。

 ここまで読んでくださりありがとうございました。

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のんびり読みたい人向けネット小説4選

 近年では、ネット小説の書籍化が盛んに行われており、ライトノベルというジャンルも広い世代の人に知られております。

 さて、そんな中あなたが読むとしたら、どのようなジャンルの小説を選ぶのでしょうか。切った張ったの英雄記かそれともチートを駆使する勇者か、はたまた絶対な力を持つ魔王なのか。しかし、それらの物語は真面目な展開や白熱する戦闘が多く、読んでいるこっちまで疲れてしまう時もありますよね。

 そこで、今回私が紹介するのは、そんなシリアス展開は他の作品に任せた、ゆったりと楽しめるおすすめ作品4つを、2回に分けて語っていきたいと思います。

 

 〇「転生して田舎でスローライフをおくりたい」作者:錬金王

 あらすじを説明しますと、トラックにひかれてしまった主人公が転生するが、転生前働きすぎていたことから神様に対してスローライフをしたいと願います。そんな主人公の赤ん坊から始まる成長を描く物語となっています。 

 まず、タイトル名にもある通りスローライフであることに重きを置いており、当然ながらのんびりゆったりとした生活を描いています。また、結構な文量に達している作品にもかかわらず訓練する以外での戦闘シーンなんてほぼないという作品です。しかし、単調じゃないのかつまらないんじゃないかという心配はご無用、ファンタジー世界であるがゆえの生活と発想が楽しめる作品となっております。また、田舎の生活ならではの遊びや人との交流の温かさは日々を追われる大人にこそ読んでほしい作品です。

 文章もとても読みやすく書かれているため、文を読みなれてない人にもオススメできる作品です。

 〇「乙女ゲーのモブですらないんだが」作者:玉露

 あらすじとしては、前世の記憶を持つ主人公が、ある日、自分がいる世界は乙女ゲームの世界だと気づきます。しかし、物語のモブキャラとしても出てこない立ち位置という、乙女ゲームの世界観を持つ作品の中でも特色を放つ作品です。

 この主人公は、自分はゲームの登場キャラじゃないのだがら自由に行動しようと、ゲームの知識関係なくに行動します。しかしそれがゲームのシナリオ以上に良い方向へ向かったり人の助けになるという結果を迎えます。ほかの乙女ゲーム系の小説と違いゲームに登場しないキャラという立ち位置であるため、いじめや嫉妬などの要素がなく、シリアスな展開にはならない点がのんびりと読みたいひとにはオススメです。ジャンルは恋愛であり、ほのぼのとした恋愛要素を楽しむことができます。

 以上、今回は2つの作品について紹介してきました。のんびりした小説を読みたい人はぜひ読んでみてください。

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おすすめミステリー8選〜第1位〜

こんにちは!インターンシップ生の平内です!
前回に引き続き私が読んだ中でこれぞ!というミステリー小説をおすすめ度の観点から厳選してランク付けし、8作品毎日1作品ずつ紹介したいと思います。

前回は沖縄を舞台にしたミステリー、石持浅海「月の扉」を紹介しました。
話は変わりますが、皆さんの人生を変えた作品はありますか?
アニメでも、ゲームでも、映画でも。
私にとってそれは2010年に発売されたゲームソフト、「ダンガンロンパ」です。
高校生達が殺人事件の犯人を捜すデスゲームに巻き込まれるという内容なのですが、その残酷ながらもポップな世界観に当時小学生だった私は心奪われ、以来ずっとシリーズのファンです。
中学校を卒業する際何気なくプレイ時間を見てみたら一作目が200時間、二作目が120時間を超えていました。一本道のアドベンチャーゲームを何十周もしていたらしく、我ながらドン引きしたのをおぼえています。
そんな私は大学生となったとき、ダンガンロンパシリーズは終わりを迎えました。
他の推理ゲームなどもプレイしたもののダンガンロンパほどの没入感が得られなかった私は、大学の図書館にて一冊の推理小説を見つけて手に取りました。
その本を読んだ以降、私は異常なまでにミステリーを読むようになったといっても過言ではありません。
これが私の二つ目の人生を変えた作品だとおもいます。

第1位

綾辻行人「十角館の殺人」

こちらは1987年に刊行された長編推理小説です。
この作品は非常に有名で、どの推理小説を解説しているサイトでも必ず取り上げられているといってもいいのではないでしょうか。
先日重版がかかり店頭に再び並んでいるのを見た際は100万部を突破したと書かれた帯がまかれており、非常に驚きましたが、納得もしました。
もしこれを読んでいるあなたが今作を読んでいないとするならば、ぜひ記憶を入れ替えたいと思うほどです。
そんな今作のあらすじを紹介します。

【あらすじ】
ある大学のミステリー研究会が無人島に建てられたいわくつきの館、「十角館」に集まった。
かつて凄惨な殺人事件が起きた目に映る物すべてが十角形に形作られていたその建物で次々と奇妙なことが起き始め、ついには殺人事件が起きてしまう。
そのころ一方、本土では島に行かなかった研究会のメンバーの下に脅迫めいた手紙が届く。
島と本土の二つの事件はどう交わるのか。

といった内容です。

アガサ・クリスティーの「そして誰もいなくなった」をモチーフに、島と本土で起こる二つの事件が描かれる今作は、作中で提示される事件の謎が解かれないまま最後まで進んでしまいます。
そして誰も答えを見つけられないまま事件は終わり、幕が閉じます。
しかし、エピローグである一人が言った【たった一言】で、読者が追ってきた今までの話がすべてひっくり返ってしまうのです。
その【たった一言】は伏せますが、その一言がすべての事件、謎の答えとなることに気づいた時の衝撃は非常に大きく、文庫版ではこの一言のインパクトを強めるためにわざわざ行がページをめくってすぐのところに来るよう改稿されたほどです。

以上、私のおすすめミステリー、今回紹介したのは綾辻行人「十角館の殺人」でした!
あなたの気になる作品は見つかりましたか?

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おすすめミステリー8選〜第2位〜

こんにちは!インターンシップ生の平内です!
前回に引き続き私が読んだ中でこれぞ!というミステリー小説をおすすめ度の観点から厳選してランク付けし、8作品毎日1作品ずつ紹介したいと思います。

前回は演劇をテーマにしたミステリー、東野圭吾「ある閉ざされた雪の山荘で」を紹介しました。
それ繋がりですが、皆さんは演劇はお好きでしょうか?
私は演劇が大好きで、アニメやゲームの舞台化などよく見に行っています。
ただ、演劇はチケット代も高価で、限られた場所でしか行われないためオリジナル作品などには手を出しづらいところがあります。
いつかしこたまお金を貯め、飛行機に乗って本場ブロードウェイのテネシー・ウィリアムズによる「欲望という名の電車」を見に行きたいものです。費用は総額30万ほど。学生の私には逆立ちしても出せない額です。ガッデム。
私が飛行機に乗って行けるところなど、せいぜいが沖縄くらいなものです。

ところで、その沖縄が舞台となったミステリー作品があることをご存知でしょうか。
青い空、白い雲、透けるような海、そんな沖縄で飛行機のハイジャックが起きるという内容です。
今回はその作品を紹介したいと思います。

第2位

石持浅海「月の扉」

こちらは2006年に刊行された長編推理小説です。
個人的に、今まで読んできたミステリー作品の中で一番好きでこのランキングでも一位として取り上げたかったところなのですが、あくまで他人におすすめしたいという観点からのランキングであるため、二位とさせていただきました。私の奥ゆかしさが光ります。
以下、あらすじです。

【あらすじ】
沖縄の那覇空港にて乗客240名を乗せた飛行機がハイジャックされた。
物語の語り部を担う主人公は、そのハイジャック犯のうちの一人の女性。
彼女を含めた3人のハイジャック犯の目的は、「不当な理由で逮捕され拘留されてしまった恩師をこの場に”連れてくる”こと」。
ハイジャック犯たちと警察による緊迫の交渉、反撃の一手を探る乗客たち、ハイジャック犯たちの要求の意味とは?そして「月の扉」とはいったい何か?
様々な思惑が動く中、飛行機内のトイレから女性の死体が発見されたのだった。
さて、この死体どこから現れた?

といった内容です。

私のおすすめポイントとしてはやはり、その文章のところどころに現れる幻想的な雰囲気です。
作中に現れる「月の扉」とは実は超常的なもので、それを取り巻くこの物語もハイジャックの行方や犯人探しといった緊迫感を主にしながらも、回想シーンなどの雰囲気は神秘的に描かれています。
物語のクライマックスでは「月の扉」を前にしながらもすべての真相が語られ、さらに物語が一転するシーンは幻想的ながらも切なく、非常に印象深い物となっています。
そしてこの物語を締める最後の一行が私は非常に美しいと感じました。
ただ、超常的なものとして描かれる「月の扉」はあくまで物語を彩るアクセントで、殺人のトリックやハイジャック事件に深くかかわるわけでは無いものの、この設定を受け入れることができるか否かで今作の評価は二分されると思います。

以上、私のおすすめミステリー、今回紹介したのは石持浅海「月の扉」でした!
次回はあなたの知っている作品が紹介されるかもしれません!

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おすすめミステリー8選〜第3位〜

こんにちは!インターンシップ生の平内です!
前回に引き続き私が読んだ中でこれぞ!というミステリー小説をおすすめ度の観点から厳選してランク付けし、8作品毎日1作品ずつ紹介したいと思います。

前回は奇想天外な方法を使った前代未聞のミステリー、今村昌弘「屍人荘の殺人」を紹介しました。
早いものでインターンシップもあと今日を含めてあと三日、この記事もいよいよ残り三回となります。
今更ながらですが、ミステリー作品というものは映像化しやすく、また画面映えもすることからドラマ化することも多いですよね。
私なんかは「トリック」というミステリーテレビドラマが大好きで、親から「もう寝なさい」との声を背に42インチのブラウン管テレビにかじりついて離れなかったことを覚えています。
他にも、有名なところだと「ガリレオ」などは印象的なBGMとともに多くの人に知られています。
ガリレオの作者である東野圭吾氏の作品は特に多くの作品が映像化されています。
「容疑者Xの献身」はガリレオの続編だと思って見に行った当時小学生の私の涙腺をぐちゃぐちゃに崩壊させたことは忘れることができません。
そこから私は氏の作品を図書館でありったけ借りては読みふけり、次の日には返しに来て司書さんにドン引きされることもザラでした。

というわけで、今回はその東野圭吾氏の作品から紹介したいとおもいます。
有名どころではないものの、ぜひ読んでもらいたいと思い取り上げようと思いました。

第3位

東野圭吾「ある閉ざされた雪の山荘で」

こちらは1992年に刊行された長編推理小説です。
映像化されていないため、他の作品に比べると知名度は低いのですが個人的には東野圭吾作品の中で一番好きだといえる作品です。
以下、あらすじです。

【あらすじ】
ある有名な演出家が指揮する劇団のオーディションに、7人の男女が合格した。
しばらく後、彼らは最終オーディションとして雪山のペンションに集められた。
天気が良くて、すぐ近くをスキーに来た旅行客が通りがかるのどかなペンションだ。
しかし、そこで彼らが行う最終オーディションとは、「今からここは猛吹雪に閉ざされた雪の山荘とする。ここで起こる連続殺人事件を即興で演じること」だったのだ。
もし外界と連絡を取ろうとすれば即失格、そんなお芝居の中で早速事件がおきる。
「午前二時、花瓶で殴られた」そんなメモとともに、1人いなくなっていたのだ。
なるほど、こうやって推理をしていくのかと各々が捜査をするうちに、やがて本当に血が付いた花瓶を発見してしまう。
果たしてこれは本当にお芝居なのか?それとも本当に…?

といった内容です。

私のおすすめポイントとしてはやはり、その読みやすさです。
複雑な話がなく、読書になじみがない人でも読みやすい作品なので第三位とさせていただきました。

以上、私のおすすめミステリー、今回紹介したのは東野圭吾「ある閉ざされた雪の山荘で」でした!
次回はあなたの知っている作品が紹介されるかもしれません!

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おすすめミステリー8選〜第4位〜

こんにちは!インターンシップ生の平内です!
前回に引き続き私が読んだ中でこれぞ!というミステリー小説をおすすめ度の観点から厳選してランク付けし、8作品毎日1作品ずつ紹介したいと思います。

前回は神様が真犯人を教えてくれるという特殊な設定の麻耶雄嵩「さよなら神様」を紹介しました。
話は変わりますが、私は実は映画鑑賞も趣味の一つだったりします。
映画館に行く道すがら図書館に足を運び、本を借りて映画が始まるまでの間その本の世界に浸る。私にとってこれ以上の休日の過ごし方はディズニーリゾート以外にありませんね。エレクトリカルパレードが見たい、俺をインディジョーンズに乗せろ。
映画といえばミステリー小説の実写化も多いですよね。有名どころでは「インシテミル」など聞いたことがあるのではないでしょうか。
しかしながら、推理小説に限らず他ジャンルの小説含め漫画やアニメの実写化は賛否がつきものです。
そもそも映画というメディアにおける2時間の制約というものは制限なく描かれた既存の作品をまとめるには短すぎると私は思います。
先述した「インシテミル」も原作は不気味な施設でのデスゲームで起こる殺人事件を冷静沈着な主人公が持ち前の知力で解き明かしていく綿密なロジックで成り立った名作なのですが、実写版は主演を藤原竜也氏が務め、主人公も氏の個性が存分に発揮されて泣き、わめき、絶叫していました。内容も推理が絡むことはほぼなく、有名な俳優たちによるバトルロイヤルのような作品となっていたのはとても残念でした。

余談ですが、映画公開に伴いグッズ展開もされた実写版インシテミル、私の地元の本屋の店先に俳優陣の顔があしらわれたキーホルダーのガチャガチャが置かれていたのですが、映画公開時から私が大学入学のため地元を離れる日まで置かれていました。何故。

さて、長々と話してしまいましたが今回紹介する作品とまるっきり無関係というわけではありません。
なぜなら今回紹介する作品は「特殊設定ミステリ」でかつ、「映画化」が決定しているからです。早速おすすめランキングに参りましょう。

第4位

今村昌弘「屍人荘の殺人」

こちらは2017年に刊行された長編小説です。
今回はまずあらすじから先に紹介させていただきます。

【あらすじ】
大学でミステリー愛好会に所属している主人公。彼は今日も何かと事件に首を突っ込みたがる部長に振り回される日々を送っていた。
そんな彼と部長の下に、同じ大学の美少女が現れ、こう告げられる。
「ロックフェス研究会の夏合宿に同行してほしい」、と。
そして合宿の会場である「紫湛荘」に集められたロックフェス研究会のメンバーと謎の美少女、そして主人公と部長。
しかしただの合宿のはずが、予想外な事件に巻き込まれていく…!

といった内容です。

今までより格段に地味なあらすじだと思ったそこのあなた。ぜひ読んでいただきたいです。
なぜならこのあらすじは本作のおすすめポイントであり見どころであり数々の賞を受賞した本作から極限までネタバレを削り取ったあらすじだからです。
私は初めてこの作品を手に取ったとき、映画の時間までの暇つぶし程度に読み始めたことを後悔したほどです。
以前私は「孤島や雪山の山荘、嵐の別荘など、警察に連絡することも外に逃げることもできない閉鎖空間での事件を題材にしたミステリー作品を「クローズドサークル」という」と書きましたが、この作品はその「閉じ込め方」がまさに「奇想天外」でかつ「特殊」なのです。
私はこの設定に思わずひっくり返り「そんなのアリ!?」と叫びそうになりました。
さらには今回の犯人はその「奇想天外」かつ「特殊」な環境を利用した殺人を犯すのですから目が離せません。
内容はシリアスながらもどこかコミカルさもあるため、スラスラ読めるようになっているのも特徴です。
そして2019年今年には神木隆之介主演で実写映画が公開されます。
予告を見る限り個人的には期待が持てそうで今からワクワクしております。

ぜひ今作を読む、見るときは事前に検索などをしないように注意してほしいです。
ありきたりな導入からは想像もつかない中盤の展開から、このミステリーは今まで誰も書いてこなかったとんでもない作品だと気づき、驚いてほしいです。

以上、私のおすすめミステリー、今回紹介したのは今村昌弘「屍人荘の殺人」でした!
次回はあなたの知っている作品が紹介されるかもしれません!

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おすすめミステリー8選〜第5位〜

こんにちは!インターンシップ生の平内です!
前回に引き続き私が読んだ中でこれぞ!というミステリー小説をおすすめ度の観点から厳選してランク付けし、8作品毎日1作品ずつ紹介したいと思います。

前回はアリスの世界観をモチーフにしたクローズド・サークルの北山武邦「アリス・ミラー城殺人事件」を紹介しました。
インターンシップも早4日目、私は8日間お世話になるので折り返しに差し掛かったところです。
これまでのインターンシップから圧倒的なフィジカルを手に入れた私は満員電車も最早苦にならず、雨にも負けず、風にも負けず、前方車両に車いすの方がいれば行って手を差し伸べ、後方車両に立ったままのお年寄りがいれば席をそっと明け渡す、そういう人間に私はなりたいなと思っています。玄米は四合食べます。
現実は毎朝行われる【車輪のついた爆走する細長い箱に人間何人乗れるかなゲーム】になすすべもなく挑戦させられ、折角インターンシップ中好きなミステリー作品について解説する記事を書かせていただけるのだからと通勤中に紹介する本を持参して読み返そうと思ったのですが、広げる前に他のチャレンジャーに押しつぶされてカバーにシワができました。私は無宗教ではありますが、さすがに神様を呪いました。

さて、出勤中に奇しくも神と決別した私ですが、偶然にも今回紹介する作品はその気持ちを代弁してくれそうです。早速おすすめランキングに参りましょう。

第5位

麻耶雄嵩「さよなら神様」

こちらは2014年に刊行された短編集です。
この作品はいわゆる「特殊設定ミステリー」と呼ばれる形式をとっています。
特殊設定ミステリーとは、その名の通り特殊な設定が存在する世界観を舞台にしたミステリーです。
例えば、剣と魔法の世界が舞台だったり、超能力者が存在する世界が舞台で起こる殺人事件などがこれにあたります。
では、今回の作品は何が特殊なのか、あらすじとともに紹介させていただきます。

【あらすじ】
「犯人は○○だよ」
クラスメイトの鈴木君は自称「神様」の変わった少年だった。
彼が言うには、自分には特殊な力があり町で起きた殺人事件の犯人など直接見たり聞いたりしなくても一瞬でわかるのだという。
それは果たして本当なのだろうか。主人公は少年探偵団のメンバーとして、神様の鈴木君の答えを確かめるために奔走することになる。
神様の鈴木君の口から暴かれる真犯人の正否を確かめようとするうち、やがて主人公は嫉妬と執着にまみれた一年前の事件へとたどり着く。しかしその事件は思わぬ形で収束することになる。代わりに現れたのは、少年探偵団のメンバーの死体だった…。
神様は、どこまでお見通しなのだろうか。
そして主人公は神様にどう向き合うのか…。

といった内容です。

この作品は特殊設定ミステリだ、と前述しましたが、この作品には「神様」がいるということが特殊設定となっています。今回のおすすめポイントはここにつきます。
どういう理屈かはわかりませんが、とにかく神様が告げる「真犯人」の名前は間違いないという前提で話が進みます。
なんと最初の一行で真犯人が明かされるという、最も早く犯人の名前を挙げる作品なのではないでしょうか。
しかし、主人公たちには真実と同じだとわかっていても、主人公たちは子供という立場からまともに取り合ってもらえず、全く関係ない人物が犯人として逮捕されてしまうエピソードもいくつかあります。
全6話の事件それぞれが独立した話ですが、それぞれにちりばめられた伏線が収束していくクライマックスの構成は見事の一言。
そして主人公が最後に神様に向けたある一言が、非常に印象的でインパクトのある物となっています。
ですが、この作品含め特殊設定ミステリというものは読者がミステリーにある程度慣れ親しんでいることを前提に書かれているため、初めて手に取るミステリーに迷っているという方にはおすすめできない作品です。

以上、私のおすすめミステリー、今回紹介したのは麻耶雄嵩「さよなら神様」でした!
次回はあなたの知っている作品が紹介されるかもしれません!

興味を持たれた方はお気軽にお問い合わせください。

おすすめミステリー8選〜第6位〜

こんにちは!インターンシップ生の平内です!
前回に引き続き私が読んだ中でこれぞ!というミステリー小説をおすすめ度の観点から厳選してランク付けし、8作品毎日1作品ずつ紹介したいと思います。

前回紹介したのは殺人鬼たちによるクイズゲームを取り扱った歌野晶午「密室殺人ゲーム~王手飛車取り」でした。
ところで、私は年に20~50作ほどの本を読むのですが、そのほとんどがミステリーでたまにファンタジーやノンフィクションのエッセイを手に取る程度です。
そんな私ですが、この前気まぐれに恋愛小説を読んでみることにしました。
地味な主人公の女子高生がひょんなことからイケメンだけど口の悪い先輩と出会い、喧嘩やらなんやらと紆余曲折あった末に恋に恋してキスして終わる。そんな作品でした。途中から飛ばし読みしたのであんまり覚えてません。
大変遺憾なことに私はキスはおろか恋の「こ」の字もない惨憺たる高校生活を送ってきたため、この作品に現実味が一切感じられない!と勝手に憤慨して本を棚に戻してしまいました。
ならお前の好きなミステリーは現実味があるのか、と聞かれてしまえば切ない顔をして首を横に振ることしかできません。やめてくださいね。

さて、何気ない書き出しのつもりがうかつにも薄暗い高校時代と心の狭さの露呈につながってしまったので早速おすすめミステリーランキングへと参りたいとおもいます。

第6位!

北山武邦「アリス・ミラー城殺人事件」

こちらは2003年に刊行された長編小説です。
今回は以前紹介した「クローズドサークル」の形式で進むミステリー作品です。
王道のようでいて、この作品は巧妙なある仕掛けに満ちています。
それは登場人物を陥れるための仕掛けではありません。読む人に向けて仕掛けられているのです。
その仕掛けは多くの人を驚かせた一方で、逆にアンフェアだと評する人もいるほどです。
では、そんな今作のあらすじを紹介いたしましょう。

【あらすじ】
雪の降り積もる孤島に建てられた古いお城に集められた男女。彼らに共通するのは全員が探偵だということ。
彼らを城に集めた城主はこういいます。「アリス・ミラーを探してほしい」と。
アリス・ミラーとは何なのか、それすらわからないまま探偵たちは探索を始めます。
探偵たちは「小さな扉の部屋」「鏡張りの部屋」などルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」や「鏡の国のアリス」をモチーフにした部屋を目の当たりにします。
探せども探せどもアリス・ミラーは見つからない、次の日の朝。
探偵のうち一人が死体となって発見されたのです。
人間が通ることのできないほど小さな扉の部屋の奥で、顔を溶かされて殺されていました。
その傍らには「DRINK ME」と書かれた硫酸の入った小瓶が…。
しかし、これは惨劇の序章に過ぎなかった…!

といった内容です。

この作品のおすすめポイントは、やはりなんといっても「アリス」をモチーフにした事件が起こるというところです。
小さな扉の部屋に犯人と被害者はどうやって入った?鏡の奥に消えていく姿を目撃された犯人の目的は?など、斬新な設定が目白押しです。
そしてこの作品の登場人物の個性も豊かで、読んでいて愛着が沸くこと間違いなしです。
さらに、この作品は中盤からパニックホラーのテイストが含まれ始めます。
まるでジェイソンのように凶器を振り回しながら迫ってくる存在に追い掛け回されながら、息をひそめて捜査をする緊迫感はこの作品でしか味わえない持ち味だと思います。
しかし、前述した「読者に向けた仕掛け」はアンフェアすれすれで人を選ぶもので、私もこの仕掛けさえなければ好きなミステリ作品の3本に入っていたと思うほどです。

果たして、作者が読者に向けて仕掛けた仕掛けとはいったい何なのか、それはぜひ手に取って確かめてみてください。

以上、私のおすすめミステリー、今回紹介したのは北山武邦「アリス・ミラー城殺人事件」でした!
次回はあなたの知っている作品が紹介されるかもしれません!

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おすすめミステリー8選〜第7位〜

こんにちは!インターンシップ生の平内です!
前回に引き続き私が読んだ中でこれぞ!というミステリー小説をおすすめ度の観点から厳選してランク付けし、8作品毎日1作品ずつ紹介したいと思います。

前回はアガサ・クリスティーの「そして誰もいなくなった」を紹介しました。
ちなみに、「そして誰もいなくなった」の舞台となった孤島や雪山の山荘、嵐の別荘など、警察に連絡することも外に逃げることもできない閉鎖空間での事件を題材にしたミステリー作品を「クローズドサークル」というのはご存知でしょうか。
私はクローズドサークルを取り扱った物が大好きでして、いつも図書館のベンチにてスマホをいじり「クローズドサークル おすすめ」と検索してはおもむろに立ち上がり館内検索用パソコンをいじり、蔵書にあればニヤニヤしながら本棚に向かい、無ければ無いでブツブツ言いながらベンチに戻ってスマホの画面を人差し指で撫でる週末の午後を過ごしています。

では今回紹介する作品もクローズドサークルか?と言えば、今回はまた違った趣向のミステリー作品を紹介したいと思います。

今回は第7位!

歌野晶午「密室殺人ゲーム~王手飛車取り~」

こちらは2007年に刊行された長編小説です。
タイトルに「王手飛車取り」とありますが、この作品は将棋の話ではありません。
普通の推理小説における「王手」が犯人を見つけ出すところにあるとすれば、この作品は「飛車」を取るような内容になっているからです。
これだけ紹介しても分かりづらいかと思いますので、あらすじをどうぞ。

【あらすじ】
とあるインターネットのオンラインビデオチャットソフト、そこでは顔を隠し、声を専用のソフトで変えて名前も職業も年齢性別すらわからなく加工させた5人の人間があつまっていた。
彼らが集まる理由はただ一つ。彼らオリジナルの「ゲーム」をするため。
5人のうち1人が「殺人事件が起きた。犯人はどうやって密室を作ったでしょう?」といった推理小説のような問題を出題し、他の4人がそれをクリアする、ありきたりなもの。
しかし彼らの異常な点は、【実際に自分が起こした殺人事件を問題にして出題する】という点だった。
殺人鬼が殺人鬼たちに出題する自分で起こした事件をもとにした残酷なクイズゲームはいつ終わるのか…!

といった内容です。

そう、犯人は出題者本人、動機はゲームの為、普通の推理小説における「王手」はすでに取られているところからこの作品ははじまるのです。
この作品のおすすめポイントはまさにそこにあります。
他の推理小説なら「こんな回りくどいことしないよ」と突っ込まれるようなトリックも登場人物はゲームのために平気で行います。
このあまりに斬新で先の見えない展開は多くのミステリー好きに好評で、現在はシリーズ化されて2011年には3作目が観光されました。
しかし難点があるとすれば、登場人物たちは全員殺人鬼であり、ゲームの為だからと殺人を繰り返します。
その倫理観の違いを受け入れることができなかった人には絶対に合わない、両極端な作品であるといえます。

以上、私のおすすめミステリー、今回紹介したのは歌野晶午「密室殺人ゲーム~王手飛車取り~」でした!
次回はあなたの知っている作品が紹介されるかもしれません!

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おすすめミステリー8選〜第8位〜

本日よりインターンシップに参加する平内です。
今回から私が読んだ中でこれぞ!というミステリー小説をおすすめ度の観点から厳選してランク付けし、8作品毎日1作品ずつ紹介したいと思います。

ミステリー作品といえば誰かが殺され、探偵役がそれを暴く…という、少し難しい、あるいは怖い、古いジャンルのイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。
ですが、実は最近のミステリー作品には奇抜な設定や新鮮な世界観を持つものも多く、文章も簡単でまるでライトノベルを読むように読めてしまうものが多いのです。
この記事を読み、あなたに合ったミステリー作品を探してみてはいかがでしょうか?

まずは最初ということで第8位!

アガサ・クリスティー「そして誰もいなくなった」

こちらは1939年にイギリスで刊行された長編小説です。
この記事を読んでくれている方にも名前だけは聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。それほどまでに有名な作品で、この作品以降様々な作品に影響を与えてきました。
早速、この作品のあらすじを紹介させていただきます。

【あらすじ】
とある孤島へのバカンスに招待された男女10人。しかしバカンスを楽しむ彼らには誰にも言えない罪を犯した過去があった。その罪状が何者かの手により蓄音機から流れ始めると、10人は一人、また一人と姿の見えない殺人鬼により命を落としていく。
減っていく10人の中に殺人鬼はいるのか?それとも、他に誰かが隠れているのか?まだ生きている人間はあと3人、2人、1人、そして…!

といった内容の作品です。

おすすめポイントとしては、やはり後世のミステリー作品に大きな影響を与えた作品であるため、謎解きもひねりを交えつつもわかりやすく、島に集められた人々も個性豊かで読んでいて楽しい作品だということです。

しかしながら、刊行されたのは1939年ということもあり現在のミステリー作品と比べるとやや地味で文に目を引かれない方も多いようです。
私も読んだ際、それを補って余りある魅力を感じつつも、すべての原点であるが故の既視感を覚えてしまいました。
例えるならば、タピオカミルクティーをしこたま飲んだ後にただのミルクティーを飲んだ時のような…

最後に、この作品には探偵役がいません。登場人物もそれぞれ犯人を探りますが、その危機を防ぐことはできずに終わります。ですがラストの種明かしまでに犯人が誰であるか、はしっかりと解けるようになっています。ぜひ読んでみる際は犯人は誰なのかを推理しながら読んでみることをおすすめします!

以上、私のおすすめミステリー、今回紹介したのはアガサ・クリスティーの「そして誰もいなくなった」でした!
次回はあなたの知っている作品が紹介されるかもしれません!

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