おすすめ小説「反対進化」1

皆さんこんにちは、インターン生の秋元稜平です。
今回ご紹介する小説は、エドモンド・ハミルトン̪氏の「反対進化」です。
この小説は海外のSF短編を10編、精選された小説になります。
表題作の「反対進化」を含め、奇想で不可思議で引き込まれるような作品ばかりです。
今回は私が中でもお気に入りの2作品をご紹介します。

1つ目は、「呪われた銀河」をご紹介します。
この作品は、ある記者と博士が生命誕生の秘密を知ってしまうお話です。
記者のギャリー・アダムズは偶然、隕石落下を目撃します。
突然舞い込んだスクープに喜びながらギャリーは山道を進み、落下地点へとたどり着きます。
落下してきた物は隕石では無く、人口の多面体だったのです。
その多面体は周囲3メートルをペシャンコにし、焦がしたにも関わらずそれは熱くなかったのです。
この未知の物体は自分では扱いきれないとギャリーは考え、知人に連絡します。
ギャリーから連絡を受けた天文学者のファーディナンド・ピーターズ博士は急いで飛行機に乗り、ギャリーの元へと向かいます。
合流したピーターズ博士はギャリーに連れられ例の落下物を見るなり、それは自然の隕石ではないと断言します。
そしてピーターズ博士は目をキラキラさせ、輝く物体の構成物質を調べます。
だが、地球上にこの物体と似た物質は無く、さらに物体を調べていくと図形、文字が刻まれているのを見つけます。
図形を調べると、それは銀河のようなのだが、描かれている銀河同士が近すぎるのです。
それから考えられるのは、宇宙がまさに膨張を開始した時期に作られたということだった。
宇宙は広がっているのですが、その広がり方は外側が広がっているのではなく、まさしく膨張しながら広がっているのです。
実際に銀河同士が少しずつ離れているのが観測されています。
ピーターズ博士は何とか輝く多面体を開けようと奮闘するのですが、開けることはできませんでした。
自分の手に余ると、ピーターズ博士は諦めようとしたときふと、頭の中に解決策が浮かんだのです。
そして、ピーターズ博士は嬉々として必要な機材を電話口で注文していきます。
この時ギャリーは輝く多面体が不気味に見えるのです。
それは未知への不安からか、ピーターズ博士の急な態度の変化からなのかはわかりません。
その後機材が届き、二人は取りに向かいます。
ギャリーは届いた機材がどのような用途で使われるかわからず、ピーターズ博士に問うのですが、ピーターズ博士自身どのように使うか分からなかったのです。
ピーターズ博士はそれなりの歳ではあるのですが、自分でもこのように忘れることは初めてだと驚いていました。
道中思い出すかもしれないとギャリーは穏やかに言い、機材を運んでいきます。
多面体の元まで戻るとピーターズ博士は突然笑い出し、思い出したと自信たっぷりに作業を始めます。
その姿にギャリーは不信に思え、作業を続けるピーターズ博士に機材を取りに行った所まで一緒に戻ってほしいとお願いします。
渋々ピーターズ博士はギャリーと一緒に戻ると、ギャリーは多面体の開け方を教えてくださいと頼みます。
ピーターズ博士は意図が分からないまま説明しようと口を開けるのですが、言葉は出てこず、開け方が分からなかったのです。
ギャリーはあの多面体が開け方を教えていると推測します。
そして、二人は多面体の所まで戻るとピーターズ博士は驚愕ではなく、嬉々として君のいう通りだと喜びます。
すると、二人の頭に声が響きます。それは多面体からの声でした。
ギャリーは逃げようと提案するのですが、ピーターズ博士は科学者としての情熱を語り、開けないことを約束にギャリーとその場に留まります。
多面体の中の存在は二人に思考のメッセージをとばし、自分のこと、宇宙のこと、生命誕生について、そしてなぜ自分が多面体の中にいるのかを語り始めます。

この作品の感想を述べると根幹に触れるので控えますが、SFは実際の現象を作者が別の解釈、設定を付けることで面白い世界へとなっていくのだと思います。
だからこそ、読み手は想像を膨らませ、頭の中であり得ないものを描き、楽しむのです。
ぜひ、楽しみながらお読みください。
次回、2つ目の作品をご紹介します。

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転生するとは、一度死ぬことである~『ウロボロスレコード~円環のオーブニル~』

 皆さんこんにちは。インターン生の高橋季良です。今回で二日目になります。今回は、前回に続く形で、web小説のおすすめ作品について紹介します。
 
 今回紹介する作品は、『ウロボロスレコード~円環のオーブニル』です。
 この作品のジャンルは、web小説界隈にて、トップクラスの人気を誇る、異世界転生です。
 これは、何らかの原因で、主人公が死んでしまい、気が付くと、前世の記憶を持ったまま、自分が生きていた世界とは別の世界に生まれ変わってしまうというジャンルです。
 非常に多くの作品が投稿される程人気で、悪く言ってしまえばありきたりなジャンルですが、この作品は、他の作品とは、明確に差別化できる個性があります。
 その個性とは、「狂気」です。これは、この作品最大の魅力点でもあります。
 
 主人公は、一度死に、生まれ変わる直前に、死ぬということを実際に体験し、それを記憶してしまっているのです。
 この作品では、死とは無として描かれており、死ぬことは、自分の記憶や自我等、自分を構成する何もかもが段々と削り取られ、分からなくなり、最終的には何も残らないものとして描かれています。
 主人公は、生まれ変わる直前に、死によって行き着く先が無であるということを見てしまったのです。
 その結果、死がトラウマになり、極端に恐れるようになってしまったのです。
 
 そして、彼は、魔法や錬金術等が存在する、ファンタジーの世界にて、貴族として生まれ変わりました。
 その中でも、極めた先に、不老不死が存在するとされる錬金術に傾向していきます。
 その研究の為、奴隷を購入しては、薬物投与や解剖等の実験を繰り返し、夥しい数の奴隷を殺すようになったのです。
 そして、前世の知識とこの世界での研究の成果をかけ合わせた、結果、魔法を使用しない、脳改造による洗脳を実現させるにまで至りました。
 その後は、脳改造による洗脳を駆使し、忠実な手駒を爆発的に増やし、時に奴隷を購入し、実験体を確保する為、里一つを滅ぼすなど、主人公の狂気は、更に加速していきます。

 また、主人公の、大量の奴隷を購入し、殺しているという行為は、他の貴族にも知れ渡っており、奴隷殺しという異名をつけられ、避けられるようになりました。
 その影響は、家名にまで及び、彼の父や兄も避けられるようになっていました。
 その結果、兄は、主人公に対して、並々ならぬ殺意を抱くようになり、他の貴族と共謀し、自身の結婚までも利用して、主人公を謀殺するべく策を実行します。
 主人公も、その策から逃れる為、多数の犠牲が予想される作戦兼実験を行い、結果として、大きな都市が火の海と化し、六千を超える犠牲者を出す大惨事になりました。
 
このように、転生というシステムそのものの描写とそれによる伝播する狂気を存分に描いた、闇より暗いダークファンタジーである本作、三巻まで書籍化されていますが、現在でもweb上にて無料で読むことが出来ますので、興味を持って頂けた場合には、是非読んでみてください。

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おすすめ小説「箱庭図書館」2

皆さんこんにちは、インターン生の秋元稜平です。
今回ご紹介するのは、前回に引き続き「箱庭図書館」、その2つ目の物語をご紹介します。

2つ目の物語は「ホワイト・ステップ」です。
この物語は雪の積もった文善寺町で起きた奇跡のお話です。
大学院に通う近藤裕喜は正月を一人寂しく過ごしていました。
暇を持て余していた近藤は近くの公園で雪だるまを作って自画自賛していると、
何も無いまっさらな白い雪に靴のような形で凹むのを目撃します。
それは1つだけでは無く、まるで人が歩いているかのように右、左と靴の跡が交互に凹んでいるのです。
面白そうだなと近藤は、透明人間が歩いているかのような、その足跡を追っていきます。
足跡を追っている間、近藤はどうしてこのような現象が起きているのか考えていました。
本当に透明人間ならこちらの姿が見えているはずだと思い、靴跡に声をかけたり、身振り手振りで反応を見るのですが、
靴跡は気付いていないのか、歩くテンポを変えずに進んで行きます。
試行錯誤していく中、近藤が靴跡の前を歩いている時、その靴跡は近藤の靴跡をじっと見ているかのような素振りに気付きました。
その反応で分かった事は、靴跡の主は雪の表面の変化が見えているという事でした。
その後少し観察していると、靴跡以外の大きな凹みが現れました。
どうやら靴跡の主は尻餅をついたようだ。
そこで、姿の見えない相手に分かるように雪の上に「だいじょうぶ?」と書きました。
少し待つと、雪の上に「おしりが いたかった です」と言葉が書かれていきました。
その後、雪の上に言葉を書いて自己紹介をしました。
靴跡の主は【わたなべ ほのか】というらしく、郵便局を探しているのだが道が分からないというので近藤は案内してあげる事にしました。
近藤は郵便局へと案内し、その後ほのかにこの現象について調べる手伝いをしてもらいました。
公園に向かい雪だるまがあるかどうかを確認してもらいました。
雪の上に「ゆきだるまは ない」と書かれ、近藤はある仮説を立てました。
それは、近藤のいる世界と【わたなべ ほのか】が居る世界は違く、平行世界だと考えました。
雪が降り、積もったことによって隣り合う二つの世界が雪を通して繋がったという。
その後、近藤はほのかと分かれたあとある女性と出会います。
それはほのかの母親でした。
母親の話を聞くと、娘はもう亡くなっているという。
そしてほのかの世界では母親が亡くなっているという。

母をなくした娘の世界と娘をなくした母の世界が交わった、この物語は冬の出来事であるのに温かく、雪のように小さな美しさがあります。
異なる二つの世界が繋がるお話ではあるのですが、その二つの世界を繋げたのが雪だというのがこの物語を温かくする要因だと思います。
雪がなくなるまでの間繋がる二つの世界、この奇跡を通して母と娘はどう繋がるのでしょうか。
続きが気になる方はぜひ、お手に取ってみてください。

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~どこでも図書館~『web小説』とそのおすすめ作品について

 初めまして、インターン生の高橋季良と申します。
 突然ですが、皆さんは、web小説というものを知っていますか。
 web小説とは、その名の通り、web上にアップロードされた小説のことで、その多くは、無料で読む事が出来ます。
 「小説家になろう」や「カクヨム」等の、web小説投稿サイトには、膨大な数の作品が投稿され、その数は、現在も増え続けています。

 また、人気の高い作品は、書籍化され、ライトノベルとして刊行されることも増え始め、漫画化されたり、アニメ化される作品も出てきました。
 皆さんが好きなアニメも、調べてみると、web小説が原作という事があるかもしれません。
 今回は、そんなweb小説の魅力や、おすすめの作品について説明したいと思います。

 まず、web小説の魅力について、説明します。
 web小説において、最も魅力的な点は、その手軽さです。 
 先ほど述べたように、web小説の作品は、基本的に無料で読む事が出来ます。それに加えて、インターネットさえ利用できる環境ならば、何時でも、どこでも読む事が出来ます。
 自宅でパソコンを使って読む事はもちろん、電車やバスなどの乗り物に乗っている最中で、暇な時間が出来た場合でも、手元にスマートフォンがあれば、その場で読む事が出来ます。

 次に、自分の好みの作品を探すことが出来るという点です。
 web小説は、投稿サイトなどもある為、誰でも作品を投稿することが出来ます。
 必然的に、数多くの作品が投稿され、その中には、アマチュアの方が、趣味として投稿したものが殆どとなります。
 結果、主流ではないジャンルの作品でも、検索をすれば大体は見つかります。
 加えて、人気作品を表示する、ランキング機能にも、全体のランキングから、ジャンル別のランキングも存在しています。
 そのため、全体ランキングではなかなか上位に浮上しないジャンルの作品であっても、容易に見つけることが出来ます。
 
 ここまで、web小説の魅力について述べてきましたが、より皆さんの興味を引く為、私のおすすめ作品を紹介したいと考えています。

 私がおすすめする作品は、『シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~』です。
 
 この作品は、有名な作品である『ソードアート・オンライン』と同じ、vrmmoという、五感全てを再現したゲームを扱う作品となっています。
 この作品の最大の魅力は作中に登場する複数のゲームタイトルの書き分けです。
 それぞれのゲームタイトルはファンタジーやSFなど、全く異なるジャンルの作品となっています。そのように、異なる舞台の描写を巧みに書き分けており、同ジャンルの作品を複数並べ、それを一つに違和感なく作品として構成しているのです。
 基本的に、一つのゲームを扱うことの多い、vrmmoというジャンルで、複数の異なるジャンルのゲームを投入することは、描写の差が生まれてしまう事が多いのですが、この作品では、非常に練られた設定によって、どのゲームの描写も、高水準で纏まっています。

 いかがでしたでしょうか。
 今回の記事を読み、web小説に興味を持って貰えたならば、是非読んでみてください。
 きっと、自分好みの作品が見つかると思います。

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おすすめ小説「箱庭図書館」1

皆さんこんにちは、インターン生の秋元稜平です。
今回ご紹介する小説は乙一氏の「箱庭図書館」です。
この小説は『物語を紡ぐ町』文善寺町と言う町を舞台に6つの物語が展開していきます。
全ての物語が完全に独立しているわけでは無く、文善寺町という町と登場人物たちが適度な距離感で物語が紡がれています。

6つの物語の内、2つをご紹介していきます。
最初にご紹介するのは「コンビニ日和!」です。
この物語は夜、古いコンビニに強盗が入り、人質と奇妙な関係になっていくお話です。
そのコンビニに居た大学生2人が巻き込まれ、男子学生の方が人質にとられ女子学生にお金を要求するのですが、
レジにはほとんどお金は無く、その代わりに強盗は商品をもらっていくことになります。
強盗が言う商品を女子学生が詰めているその時、警官が買い物に立ち寄って来ます。
強盗は男子学生を人質にしながら、警官に見つからないように店内を移動するのですが、狭い店内で見つからないように移動し続けるのは難しく、
男子学生はとっさに従業員のエプロンを強盗に着せ、警官の目を誤魔化すことに成功します。
ここで、男子学生の回想が入ります。
以前ニュースでこういう事件を聞いたことがあります。
アメリカの酒場に強盗に入った犯人が店長を気絶させた後、異変を気づかせないように接客をするのですが次々と客が入って来たために延々と接客をしていたと、
この時、捕まりたくない強盗と人質の大学生2人の奇妙な関係が生まれたのです。
強盗はコンビニのアルバイト経験でもあるのかぎこちなく作業をし、男子学生も一緒に作業をするという不思議な状況へと変わります。
お互い何事も無いように振る舞い、異変を悟らせないように助け合いながら警官を接客していきます。
その姿はニュースの出来事をなぞっているようで緊迫していた状況が一気に柔らかくなったように思います。
そして、警官が帰っていき強盗はもう一度やり直そうとするのですが、女子学生が店の奥を見せると、そこには驚愕するものが見えたのです。

この物語は強盗と人質である大学生2人の奇妙な助け合いが何とも言えない面白さがあります。
乙一氏の他作品も読んだことがあるのですが、上手く読者を誘導するので読み終わった後、そういう事だったのか、と騙されるのでとても読んでいて面白いです。
この物語も読み終わったとき、そうだったのか、と騙されると思います。
最後の展開がどうなるのか気になった方は、お手に取ってみてください。
次回、2つ目の物語をご紹介していきます。

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おすすめ小説「BLAME! THE ANTHOLOGY」

皆さんこんにちは、インターン生の秋元稜平です。
今回ご紹介する小説は、「BLAME! THE ANTHOLOGY」です。
この小説は弐瓶勉の漫画「BLAME!」を原作に日本SFを牽引する作家陣がノベライズしたものになります。
原作である「BLAME!」は無限に拡大する巨大階層都市を舞台に、探索者である霧亥(キリイ)が旅をする物語です。
無限に拡がる階層都市、勝手に建造物を造ったり壊したりする建設者、電子漁師、珪素生物など、「BLAME!」という世界観の中で5人の作者が物語を紡いだ作品です。
「BLAME!」は話が進む中で少しずつ世界観が分かってくるのですが、キャラのセリフから読み取っていくというような形ですので想像が膨らんでいきます。

それでは、5つの内の2つをご紹介します。
最初は丸岡望による「はぐれ者のブルー」です。
電子漁師の鈍丸は食料よりも塗料を優先して探すため仲間たちから浮いていました。
巨大な階層都市では場所によって資源が潤沢な所もあれば、そうでない所もあります。
その為食料が枯渇すれば集落が無くなることもあります。
だと言うのに鈍丸は塗料を探すため孤立していました。
いつものように1人で探索していると珪素生物に襲われ、命の危機に陥ってしまいますが、どうにか珪素生物を捕縛し難を逃れます。
襲われ逃げている間に道に迷った鈍丸は、珪素生物に道案内をさせます。
最初の内は警戒していた鈍丸ですが、会話をしていく内に自分と似たはぐれ者だと知っていきます。
そして、誰にも話すことなかった塗料集めの理由を話すのです。
敵対しあう2つの存在が会話を通して分かりあうというのは感動します。

2つ目は飛浩隆による「射線」です。
環境調和機連合知生体と呼ばれる非構造的意識が巨大階層都市を支配しているお話です。
環境調和機連合知生体は元々21世紀初頭、人間が屋内環境を快適に過ごすために建築物に埋め込まれた環境調和機(コンディショナー)でした。
それには知性は無く、センサーの一種でしかありませんでした。
そんな環境調和機連合知生体が知性を獲得したのは探索者たちが穿った穴からでした。
環境調和機連合知生体は階層都市の皮膚のような存在であったため、穿たれた穴を痛覚と認識し知性が生まれました。
そして環境調和機連合知生体はありとあらゆる場所、物にまでその存在を拡げていきました。
壁にも床にも服にも食べ物にさえも環境調和機連合知生体は存在し、全ての技術と資源を手に入れたのです。
ある意味、環境調和機連合知生体はAIで階層都市は人間社会に例えられると思います。

この本を読み終えて思ったのですが、「BLAME!」というこの作品は設定が明瞭でない部分が多いので自由が利き、全く異なる物語が出来たのでしょう。
他の3つの話も気になったらぜひ、お手に取ってみてください。

unity初心者へオススメ参考書レビュー

初めまして。インターン学生の大谷祐馬と申します。
ゲーム制作のインターンということでゲーム制作でよく用いられるエンジンの一つであるunityの覚えるべきことをunity初心者の方向けに書いていこうと思います。
何かを勉強する上で参考書買おう!と決めていざ参考書選びとなるとぶっちゃけどれを買ったらいいか迷いませんか??(僕は迷います…)
ので初回は少し題材から外れてしまうかもしれませんがいくつか参考書を紹介したいと思います!! *読んだことのあるもののみになります

Unity5入門 最新開発環境による簡単3D&2Dゲーム制作
ひよこ本ってやつです 入門といえばこの本ってよく聞きます
プログラムを全く触ったことのない人でも割と何とかなってしまう本
インストールから丁寧に説明してくれるのでこの本のとおりに作っていけば動くものは作れます

Unityの教科書 Unity 2018完全対応版 2D&3Dスマートフォンゲーム入門講座
個人的に一番オススメの本
C#についても丁寧に解説がついていて、プログラム初心者でもわかりやすく説明されていると思います
画像もたくさん使われていてわりと躓くことなくすんなりと学んでいけると思います

ゲームの作り方 Unityで覚える遊びのアルゴリズム
初心者向けではないと思います 本の最初にも記述があるのですが、
引用始め
今本を読んでほしい人   
この本が対象としているのはUnityの使い方は覚えた。C#も基礎的なことはわかる。次は自分で考えたゲームを作りたい!
引用終わり
とあるように初心者向けというよりは初心者から中級者のステップアップのための本みたいな位置付けだと思います。
ので、初心者の方にオススメというよりはステップアップしたい人向けという感じです。

unityではじめるゲームづくり
少し古い本になるのかなと思います
初心者向けというよりは中級者向けになると思います
付属のDVDが割りと丁寧に解説してくれているのでDVDは必ず見たほうがいいと思います。

Unity5 3D/2Dゲーム開発実践入門
僕が始めてかった参考書です。
unityを全く触ったことのない初心者の人向けというよりはunityで作ったゲームをもっと面白くするにはどうしたらいいの?って人向けだと思います。
他の本で詳しく解説されていないシェーダーやライティングなどの解説も載っています。
iOS/Androidのゲームをストアに公開する方法なんかも載っているので、ある程度ゲームをつくれるようになった!という人にオススメ

個人的には最初の一冊はUnityの教科書 Unity 2018完全対応版 2D&3Dスマートフォンゲーム入門講座がオススメです!
どの参考書にも共通して言えることは参考書通りに読んで作るだけでは得られない知識はたくさんあるので自分でゲームを作ってみてわからないところはググる
これをしていかないとunityを使えるようにはならないと思うので参考書を読んで作れた!に満足せず自分で色々なゲームを作って色々な知識を吸収していきましょう!

以下画像引用先
Unity5入門 最新開発環境による簡単3D&2Dゲーム制作
https://www.amazon.co.jp/Unity5%E5%85%A5%E9%96%80-%E6%9C%80%E6%96%B0%E9%96%8B%E7%99%BA%E7%92%B0%E5%A2%83%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E7%B0%A1%E5%8D%983D%EF%BC%862D%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E5%88%B6%E4%BD%9C-%E8%8D%92%E5%B7%9D-%E5%B7%A7%E4%B9%9F-ebook/dp/B012VRQX4G

Unityの教科書 Unity 2018完全対応版 2D&3Dスマートフォンゲーム入門講座
https://www.amazon.co.jp/Unity%E3%81%AE%E6%95%99%E7%A7%91%E6%9B%B8-Unity-2018%E5%AE%8C%E5%85%A8%E5%AF%BE%E5%BF%9C%E7%89%88-3D%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E5%85%A5%E9%96%80%E8%AC%9B%E5%BA%A7-Entertainment/dp/4797397659

ゲームの作り方 Unityで覚える遊びのアルゴリズム
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%AE%E4%BD%9C%E3%82%8A%E6%96%B9-%E6%94%B9%E8%A8%82%E7%89%88-Unity%E3%81%A7%E8%A6%9A%E3%81%88%E3%82%8B%E9%81%8A%E3%81%B3%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B4%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0-%E5%8A%A0%E8%97%A4-%E6%94%BF%E6%A8%B9/dp/4797384255

unityではじめるゲームづくり
https://www.amazon.co.jp/Unity%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E3%82%8B%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%A5%E3%81%8F%E3%82%8A-%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA-%E3%83%9F%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%89/dp/4797367725

Unity5 3D/2Dゲーム開発実践入門 作りながら覚えるスマートフォンゲーム開発
https://www.amazon.co.jp/Unity5-3D-2D%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E9%96%8B%E7%99%BA%E5%AE%9F%E8%B7%B5%E5%85%A5%E9%96%80-%E4%BD%9C%E3%82%8A%E3%81%AA%E3%81%8C%E3%82%89%E8%A6%9A%E3%81%88%E3%82%8B%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E9%96%8B%E7%99%BA-%E5%90%89%E8%B0%B7-%E5%B9%B9%E4%BA%BA/dp/4883379671/ref=pd_lpo_sbs_14_t_2?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=DR56HR0FYE7CF3Q80W1K

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おすすめ小説「ハーモニー」

初めまして、インターン生の秋元稜平です。
突然ですが、皆さんは小説を読むのなら電子小説ですか、それとも紙の小説ですか。
私は紙の小説が好きです。ずっと紙媒体のものを読んできたので紙がとても落ち着きます。
ここでは私が好きな小説を紹介したいと思います。私の所感を交えながらネタバレしないように紹介していきます。
今回紹介する小説は伊藤計劃氏の「ハーモニー」です。
この「ハーモニー」は医療が進み人が病を克服した世界のお話です。
この物語は霧慧トァン、御冷ミァハ、零下堂キアンの3人を中心に物語が展開していきます。
御冷ミァハは二人のリーダー的存在です。ミァハはいつも紙の本を持ち歩いています。この世界では本の電子化が完全に進み紙の本は廃れ、デッドメディアとされています。
紙媒体が好きな私としては将来的に本当になってしまいそうですので少しでも残ってくれればと思います。
そしてこの世界は医療が進んでいると同時に他者に優しい世界でもあります。優しさの極致と呼べるでしょう。
人に優しいため、どんなに部屋が散らかっていても機械が全ての物の場所を把握している為片づける必要がない、という場面が書かれています。
機械がやるから、というこの場面は人間の怠惰的欲望を表しているように思います。便利だから良いのか、精神的に堕落してしまうから駄目なのか、等と考えさせられます。
全てはバランスよく、でなくてはその内バランスを崩してしまう。読み終わった時私はそう思いました。
人に優しく、医療が進んでいる為体に害のある物はどんどん無くなっていきました。タバコはもちろんお酒も無くなり、コーヒーは胃を悪くする等といった理由から忌避されています。私もコーヒーは眠気覚ましに飲むのですが、それが悪いなどと思った事はありません。害があると分かっていても我々は気にもとめずにコーヒーを飲むでしょう。だからこそ、我々の身近にある物を例に上げることでより極端な世界だと思えてくるのです。何事もやりすぎは良くないですが、適度に、程々にたしなむ事がコーヒーを美味しく味わえるのでしょう。
この物語は医療や優しさやその弊害、そして何より幸福について書かれた小説です。読み返し理解を深める度に面白さが増すので何度読んでも飽きない小説だと思います。
極端な世界だからこそこの物語は魅力的になり多くの方に読んでもらいたいと思うのです。
もし、少しでも気になったのならぜひ、その手に取って読んでみてはどうでしょう。

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KHM53「白雪姫」に含まれる文化的なもの

こんにちは。
昨日に引き続きMBAインターン生の三浦がお送りします。
前回は『グリム童話』とグリム兄弟についての概要を書かせていただきましたね。
今回は『グリム童話』の中でも群を抜いて有名なKHM53「白雪姫」について紹介していきたいと思います。
※KHM=原題“Kinder-und Husmarchen”の略

「白雪姫」の物語は皆さんきっとご存知だと思いますが、実はグリム版の白雪姫は一般的な白雪姫の物語とは少し違う内容となっています。
相違点としては
・白雪姫を殺そうとする妃は継母ではなく実母(初版)
・妃(実母)は毒リンゴの一度だけではなく櫛、胸紐等を持って複数回に渡り白雪姫の殺害を試みている。
・ラストは王子様と結婚して終わり、だけではなく、結婚式に招待した妃に真っ赤になるまで熱せられた鉄の靴を履かせ
死ぬまで躍らせるという結末になっている
大まかなものを挙げると以上のようになっています。

これらの点を踏まえて「白雪姫」というメルヒェンを読み解いていきましょう。

まず作中表現についてみていきます。
「白雪姫」の冒頭部分、皆さんご存知でしょうか?

  「この雪のように白く、この血のように赤く、そしてこの黒檀のようにくろい子どもがほしい」

白雪姫のメルヒェンはこの実母のセリフから始まります。
ここにでてくる「白・赤・黒」この三色に注目してみましょう。
この三色、「白雪姫」のなかでは何回か登場してくる色なんです。
まず、白雪姫を助ける小人たちが住む森。
ここには、小人たちが用意したガラスの「白」、小人たちが掘り出す鉱物「赤」(古来より小人の掘り出す鉱物は赤いと形容されてきた)
最後に森を育てる「黒」い土。
このように「白・赤・黒」の3色になっています。
そしてさらに妃についてみてみると
白銀に輝く鏡、黒い髪を梳く櫛、赤に関しては赤い毒リンゴと赤くなるまで熱せられた鉄の靴
以上の三色が揃っています。

ここで少しそれてしまいますがケルトの英雄伝説についてみてみましょう。
ジェルドレという美女が雪の上にある牛の鮮血を飲む場面でこぼした言葉があります。

  「好きになるなら、こんな三色を身に着けた男がいいわ、
   あのカラスのように黒い髪
   あの血のように紅い頬、
   あの雪のように白い体」

お分かりいただけたでしょうか?「白雪姫」の冒頭と重なる表現になっていますよね。

実はこの「白・赤・黒」という三色はどの文明にも共通して見いだせる人類の歴史と共に古い基本色なのです。
前回書いた中に『グリム童話』は民衆の語り継いできた物語を集めたもの、とありましたね。
つまりは収録されてるメルヒェンは新しめのものから、いつできたか分からない古い物語まで幅広くなっているのです。

これまでに述べたことから「白雪姫」のメルヒェンについて考えると作中に古の基本色を多く取り入れていることから古い文化に属するメルヒェンだと分かりますね。
加えて、白雪姫の髪色ついてみてみましょう。
グリムの「白雪姫」は明らかにヨーロッパ圏を思わせる話なのに、何故髪色が金でもブラウンなく「黒」なのでしょうか?少なくとも中世あたりには美しいとされる髪色は金が主流だったはずです。そのことも考えると、ここらかもまた白雪姫のメルヒェンは古い文化であると言えるでしょう。

ここまで「白雪姫」を読み解いてみていかがだったでしょうか?
今回はここで終わりにしますが「白雪姫」にはまだまだ神話的なもの
文化的なものがたくさんたくさん詰め込まれています。
妃に焦点を当ててこのメルヒェンを読んでみても面白いですよ。
(妃は魔女なのか魔女ではないのかなど)

「白雪姫」だけではなくほかの『グリム童話』のメルヒェンもこういった文化的側面が見えてくる作品が沢山あります。ぜひ、みなさんもお気に入りの作品をより深い視点からみてみてください。

ここまでご拝読ありがとうございました!

参考文献
桑野聡「メルヘンとヨーロッパの森の文化―白雪姫の事例から―」『紀要』47号、2011年、29~46頁.
高橋義人『グリム童話の世界 ヨーロッパ文化の深層へ』岩波書店、2006年.
森義信『メルヘンの深層 歴史が謎解く童話の謎』講談社、1995年.

興味を持たれた方はお気軽にお問い合わせください。

おすすめしたい本

こんにちは、インターン生の藤尾です。お勧めの本を紹介する第四回目です。
今回は『イシュタム・コード』という本を紹介したいと思います。

主人公、ユウの周りでは相次いで子供たちが自殺する。という事件が起こっていました。
最初に目の前で自殺する子供を見たのは小学生の頃。まるで飛び込み台からプールに飛び込むように同級生の男の子がマンションから飛び降りました。
伝染病のように地球規模で広がる子供たちの自殺。
主人公は仲のいい友達が自殺するのではないか、という不安を抱えつつも大人になります。
突然の彼女の死、そして、WorLDという仮想世界で出会う謎の男。また、主人公が幼少のころから行方知れずだった父の行方。
「この世界の問題は何なのか」、「人はいかに生きるべきなのか」。父の足跡を追いながらも、その理由を追求していく主人公は、いつしか世界の真相に気付いてしまうのです。

というのが大まかなあらすじとなっております。
こちらの本の面白いところは、最初は小学生の主人公が子供らしく年の近い子供たちと仲良く遊ぶところから物語は始まるのですが、主人公が成長して大人になっていくたびに話の内容が重く、そして暗くなっていくところです。
世界観は私たちの現実と近いものがあり、WorLDという仮想世界のSNSは近い将来に私たちの世界にも現れそうで、読みながら「現実にこういう仮想世界があったら便利だな」とわくわくしていました。
そして止まらない人々の死と、父失踪の謎。また、事件に含まれた数々のメッセージ。
こちらも本作品の見どころとなっております。読み終わった後は、少し今の私たちの世界について考えてしまい、しばらく放心していました。
そのぐらい深くのめりこめる作品となっております。
もし続きが気になった方がいれば是非『イシュタム・コード』を手に取っていただき、読んでいただければと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

興味を持たれた方はお気軽にお問い合わせください。