unity初心者へオススメ参考書レビュー

初めまして。インターン学生の大谷祐馬と申します。
ゲーム制作のインターンということでゲーム制作でよく用いられるエンジンの一つであるunityの覚えるべきことをunity初心者の方向けに書いていこうと思います。
何かを勉強する上で参考書買おう!と決めていざ参考書選びとなるとぶっちゃけどれを買ったらいいか迷いませんか??(僕は迷います…)
ので初回は少し題材から外れてしまうかもしれませんがいくつか参考書を紹介したいと思います!! *読んだことのあるもののみになります

Unity5入門 最新開発環境による簡単3D&2Dゲーム制作
ひよこ本ってやつです 入門といえばこの本ってよく聞きます
プログラムを全く触ったことのない人でも割と何とかなってしまう本
インストールから丁寧に説明してくれるのでこの本のとおりに作っていけば動くものは作れます

Unityの教科書 Unity 2018完全対応版 2D&3Dスマートフォンゲーム入門講座
個人的に一番オススメの本
C#についても丁寧に解説がついていて、プログラム初心者でもわかりやすく説明されていると思います
画像もたくさん使われていてわりと躓くことなくすんなりと学んでいけると思います

ゲームの作り方 Unityで覚える遊びのアルゴリズム
初心者向けではないと思います 本の最初にも記述があるのですが、
引用始め
今本を読んでほしい人   
この本が対象としているのはUnityの使い方は覚えた。C#も基礎的なことはわかる。次は自分で考えたゲームを作りたい!
引用終わり
とあるように初心者向けというよりは初心者から中級者のステップアップのための本みたいな位置付けだと思います。
ので、初心者の方にオススメというよりはステップアップしたい人向けという感じです。

unityではじめるゲームづくり
少し古い本になるのかなと思います
初心者向けというよりは中級者向けになると思います
付属のDVDが割りと丁寧に解説してくれているのでDVDは必ず見たほうがいいと思います。

Unity5 3D/2Dゲーム開発実践入門
僕が始めてかった参考書です。
unityを全く触ったことのない初心者の人向けというよりはunityで作ったゲームをもっと面白くするにはどうしたらいいの?って人向けだと思います。
他の本で詳しく解説されていないシェーダーやライティングなどの解説も載っています。
iOS/Androidのゲームをストアに公開する方法なんかも載っているので、ある程度ゲームをつくれるようになった!という人にオススメ

個人的には最初の一冊はUnityの教科書 Unity 2018完全対応版 2D&3Dスマートフォンゲーム入門講座がオススメです!
どの参考書にも共通して言えることは参考書通りに読んで作るだけでは得られない知識はたくさんあるので自分でゲームを作ってみてわからないところはググる
これをしていかないとunityを使えるようにはならないと思うので参考書を読んで作れた!に満足せず自分で色々なゲームを作って色々な知識を吸収していきましょう!

以下画像引用先
Unity5入門 最新開発環境による簡単3D&2Dゲーム制作
https://www.amazon.co.jp/Unity5%E5%85%A5%E9%96%80-%E6%9C%80%E6%96%B0%E9%96%8B%E7%99%BA%E7%92%B0%E5%A2%83%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E7%B0%A1%E5%8D%983D%EF%BC%862D%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E5%88%B6%E4%BD%9C-%E8%8D%92%E5%B7%9D-%E5%B7%A7%E4%B9%9F-ebook/dp/B012VRQX4G

Unityの教科書 Unity 2018完全対応版 2D&3Dスマートフォンゲーム入門講座
https://www.amazon.co.jp/Unity%E3%81%AE%E6%95%99%E7%A7%91%E6%9B%B8-Unity-2018%E5%AE%8C%E5%85%A8%E5%AF%BE%E5%BF%9C%E7%89%88-3D%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E5%85%A5%E9%96%80%E8%AC%9B%E5%BA%A7-Entertainment/dp/4797397659

ゲームの作り方 Unityで覚える遊びのアルゴリズム
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%AE%E4%BD%9C%E3%82%8A%E6%96%B9-%E6%94%B9%E8%A8%82%E7%89%88-Unity%E3%81%A7%E8%A6%9A%E3%81%88%E3%82%8B%E9%81%8A%E3%81%B3%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B4%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0-%E5%8A%A0%E8%97%A4-%E6%94%BF%E6%A8%B9/dp/4797384255

unityではじめるゲームづくり
https://www.amazon.co.jp/Unity%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E3%82%8B%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%A5%E3%81%8F%E3%82%8A-%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA-%E3%83%9F%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%89/dp/4797367725

Unity5 3D/2Dゲーム開発実践入門 作りながら覚えるスマートフォンゲーム開発
https://www.amazon.co.jp/Unity5-3D-2D%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E9%96%8B%E7%99%BA%E5%AE%9F%E8%B7%B5%E5%85%A5%E9%96%80-%E4%BD%9C%E3%82%8A%E3%81%AA%E3%81%8C%E3%82%89%E8%A6%9A%E3%81%88%E3%82%8B%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E9%96%8B%E7%99%BA-%E5%90%89%E8%B0%B7-%E5%B9%B9%E4%BA%BA/dp/4883379671/ref=pd_lpo_sbs_14_t_2?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=DR56HR0FYE7CF3Q80W1K

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おすすめ小説「ハーモニー」

初めまして、インターン生の秋元稜平です。
突然ですが、皆さんは小説を読むのなら電子小説ですか、それとも紙の小説ですか。
私は紙の小説が好きです。ずっと紙媒体のものを読んできたので紙がとても落ち着きます。
ここでは私が好きな小説を紹介したいと思います。私の所感を交えながらネタバレしないように紹介していきます。
今回紹介する小説は伊藤計劃氏の「ハーモニー」です。
この「ハーモニー」は医療が進み人が病を克服した世界のお話です。
この物語は霧慧トァン、御冷ミァハ、零下堂キアンの3人を中心に物語が展開していきます。
御冷ミァハは二人のリーダー的存在です。ミァハはいつも紙の本を持ち歩いています。この世界では本の電子化が完全に進み紙の本は廃れ、デッドメディアとされています。
紙媒体が好きな私としては将来的に本当になってしまいそうですので少しでも残ってくれればと思います。
そしてこの世界は医療が進んでいると同時に他者に優しい世界でもあります。優しさの極致と呼べるでしょう。
人に優しいため、どんなに部屋が散らかっていても機械が全ての物の場所を把握している為片づける必要がない、という場面が書かれています。
機械がやるから、というこの場面は人間の怠惰的欲望を表しているように思います。便利だから良いのか、精神的に堕落してしまうから駄目なのか、等と考えさせられます。
全てはバランスよく、でなくてはその内バランスを崩してしまう。読み終わった時私はそう思いました。
人に優しく、医療が進んでいる為体に害のある物はどんどん無くなっていきました。タバコはもちろんお酒も無くなり、コーヒーは胃を悪くする等といった理由から忌避されています。私もコーヒーは眠気覚ましに飲むのですが、それが悪いなどと思った事はありません。害があると分かっていても我々は気にもとめずにコーヒーを飲むでしょう。だからこそ、我々の身近にある物を例に上げることでより極端な世界だと思えてくるのです。何事もやりすぎは良くないですが、適度に、程々にたしなむ事がコーヒーを美味しく味わえるのでしょう。
この物語は医療や優しさやその弊害、そして何より幸福について書かれた小説です。読み返し理解を深める度に面白さが増すので何度読んでも飽きない小説だと思います。
極端な世界だからこそこの物語は魅力的になり多くの方に読んでもらいたいと思うのです。
もし、少しでも気になったのならぜひ、その手に取って読んでみてはどうでしょう。

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KHM53「白雪姫」に含まれる文化的なもの

こんにちは。
昨日に引き続きMBAインターン生の三浦がお送りします。
前回は『グリム童話』とグリム兄弟についての概要を書かせていただきましたね。
今回は『グリム童話』の中でも群を抜いて有名なKHM53「白雪姫」について紹介していきたいと思います。
※KHM=原題“Kinder-und Husmarchen”の略

「白雪姫」の物語は皆さんきっとご存知だと思いますが、実はグリム版の白雪姫は一般的な白雪姫の物語とは少し違う内容となっています。
相違点としては
・白雪姫を殺そうとする妃は継母ではなく実母(初版)
・妃(実母)は毒リンゴの一度だけではなく櫛、胸紐等を持って複数回に渡り白雪姫の殺害を試みている。
・ラストは王子様と結婚して終わり、だけではなく、結婚式に招待した妃に真っ赤になるまで熱せられた鉄の靴を履かせ
死ぬまで躍らせるという結末になっている
大まかなものを挙げると以上のようになっています。

これらの点を踏まえて「白雪姫」というメルヒェンを読み解いていきましょう。

まず作中表現についてみていきます。
「白雪姫」の冒頭部分、皆さんご存知でしょうか?

  「この雪のように白く、この血のように赤く、そしてこの黒檀のようにくろい子どもがほしい」

白雪姫のメルヒェンはこの実母のセリフから始まります。
ここにでてくる「白・赤・黒」この三色に注目してみましょう。
この三色、「白雪姫」のなかでは何回か登場してくる色なんです。
まず、白雪姫を助ける小人たちが住む森。
ここには、小人たちが用意したガラスの「白」、小人たちが掘り出す鉱物「赤」(古来より小人の掘り出す鉱物は赤いと形容されてきた)
最後に森を育てる「黒」い土。
このように「白・赤・黒」の3色になっています。
そしてさらに妃についてみてみると
白銀に輝く鏡、黒い髪を梳く櫛、赤に関しては赤い毒リンゴと赤くなるまで熱せられた鉄の靴
以上の三色が揃っています。

ここで少しそれてしまいますがケルトの英雄伝説についてみてみましょう。
ジェルドレという美女が雪の上にある牛の鮮血を飲む場面でこぼした言葉があります。

  「好きになるなら、こんな三色を身に着けた男がいいわ、
   あのカラスのように黒い髪
   あの血のように紅い頬、
   あの雪のように白い体」

お分かりいただけたでしょうか?「白雪姫」の冒頭と重なる表現になっていますよね。

実はこの「白・赤・黒」という三色はどの文明にも共通して見いだせる人類の歴史と共に古い基本色なのです。
前回書いた中に『グリム童話』は民衆の語り継いできた物語を集めたもの、とありましたね。
つまりは収録されてるメルヒェンは新しめのものから、いつできたか分からない古い物語まで幅広くなっているのです。

これまでに述べたことから「白雪姫」のメルヒェンについて考えると作中に古の基本色を多く取り入れていることから古い文化に属するメルヒェンだと分かりますね。
加えて、白雪姫の髪色ついてみてみましょう。
グリムの「白雪姫」は明らかにヨーロッパ圏を思わせる話なのに、何故髪色が金でもブラウンなく「黒」なのでしょうか?少なくとも中世あたりには美しいとされる髪色は金が主流だったはずです。そのことも考えると、ここらかもまた白雪姫のメルヒェンは古い文化であると言えるでしょう。

ここまで「白雪姫」を読み解いてみていかがだったでしょうか?
今回はここで終わりにしますが「白雪姫」にはまだまだ神話的なもの
文化的なものがたくさんたくさん詰め込まれています。
妃に焦点を当ててこのメルヒェンを読んでみても面白いですよ。
(妃は魔女なのか魔女ではないのかなど)

「白雪姫」だけではなくほかの『グリム童話』のメルヒェンもこういった文化的側面が見えてくる作品が沢山あります。ぜひ、みなさんもお気に入りの作品をより深い視点からみてみてください。

ここまでご拝読ありがとうございました!

参考文献
桑野聡「メルヘンとヨーロッパの森の文化―白雪姫の事例から―」『紀要』47号、2011年、29~46頁.
高橋義人『グリム童話の世界 ヨーロッパ文化の深層へ』岩波書店、2006年.
森義信『メルヘンの深層 歴史が謎解く童話の謎』講談社、1995年.

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おすすめしたい本

こんにちは、インターン生の藤尾です。お勧めの本を紹介する第四回目です。
今回は『イシュタム・コード』という本を紹介したいと思います。

主人公、ユウの周りでは相次いで子供たちが自殺する。という事件が起こっていました。
最初に目の前で自殺する子供を見たのは小学生の頃。まるで飛び込み台からプールに飛び込むように同級生の男の子がマンションから飛び降りました。
伝染病のように地球規模で広がる子供たちの自殺。
主人公は仲のいい友達が自殺するのではないか、という不安を抱えつつも大人になります。
突然の彼女の死、そして、WorLDという仮想世界で出会う謎の男。また、主人公が幼少のころから行方知れずだった父の行方。
「この世界の問題は何なのか」、「人はいかに生きるべきなのか」。父の足跡を追いながらも、その理由を追求していく主人公は、いつしか世界の真相に気付いてしまうのです。

というのが大まかなあらすじとなっております。
こちらの本の面白いところは、最初は小学生の主人公が子供らしく年の近い子供たちと仲良く遊ぶところから物語は始まるのですが、主人公が成長して大人になっていくたびに話の内容が重く、そして暗くなっていくところです。
世界観は私たちの現実と近いものがあり、WorLDという仮想世界のSNSは近い将来に私たちの世界にも現れそうで、読みながら「現実にこういう仮想世界があったら便利だな」とわくわくしていました。
そして止まらない人々の死と、父失踪の謎。また、事件に含まれた数々のメッセージ。
こちらも本作品の見どころとなっております。読み終わった後は、少し今の私たちの世界について考えてしまい、しばらく放心していました。
そのぐらい深くのめりこめる作品となっております。
もし続きが気になった方がいれば是非『イシュタム・コード』を手に取っていただき、読んでいただければと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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おすすめの本10選⑩ 僕を拾ってくれませんか?

みなさんこんにちは、インターン生の加藤です。10回にわたりおすすめの本を紹介する第10回
最終回となります。最後におすすめする本は「植物図鑑」です。この本は、映画化もされている作品で
元はケータイ小説サイトで連載されていました。ジャンルとしては、恋愛小説になります。

まず初めに、主な登場人物を紹介します。

ある日の飲み会の帰り道に1人の男性を拾った、河野 さやか(こうの さやか)。
家事などは基本苦手で、形から入るタイプなので器具は揃っている。
絵本などで見た野草に幼いころから憧れている。

さやかに拾われた、日下部 樹(くさかべ いつき)。
家事全般と金銭管理を引き受けるという条件で同居する。
野草類に詳しく、それを使った料理も得意。

次に簡単なあらすじを紹介します。

自宅マンションの前に倒れていた、樹を拾ったさやかは一晩泊めさせた。翌朝、料理のにおいで目が覚めると樹が
料理を作っており、その朝食がおいしくてとても驚いた。出ていこうとした樹を家事全般と金銭管理をすることを
条件に家に留まるように提案し、躊躇しつつも樹もその提案に乗ることになる。そんな生活がひと月続いて、春になった。
さやかが仕事でのミスが重なり荒れていると樹が「近所の河原を散歩しないか」と誘ってきた。
それは、樹の趣味であった野草集めのためだった、そこで採取した野草のふきのとうの天ぷらやふきの混ぜご飯を
作って食べたことがとても新鮮だった。そこで二人は週末山菜取りに行くようになった。しかし、
樹は自分の置かれている状況をさやかに隠しているのだった。そのことから、2人の関係はギスギスしてしまう。
2人はまた週末の山菜取りに出かけられるのか。また、樹の置かれている状況とは…。
というような内容になっています。

この作品は、私がよく読んでいる作家さんの本でして他の有名な作品は「図書館戦争」を書いて
います。また、この本の最後には作中に出てくる山菜を使った料理のレシピが書かれているのも
おすすめする1つの理由となっています。また、なかなか知らない山菜や「えっ、それも食べられ
るの」というようなものもまで出てくるので夢中になって読むことができると思います。恋愛も
のなので読んでいると、とても微笑ましく、またちょっと羨ましいなっと思ってしまうような関
係の2人なので、気になった方は手に取っていただければと思います。

以上で今回おすすめする本「植物図鑑」でした。

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グリム童話の成立

初めまして!
今日からMBAさんにてインターンシップでお世話になっている三浦です。
一日一つ記事を掲載するという事で、この3日間は私の専攻テーマである
ドイツのグリム兄弟が作った『子どもと家庭のための童話集』(通称『グリム童話』)について
記述させていただきます。

本日は初日という事で、そもそも『グリム童話』とはどんな童話集なのか、その中身や成立について
紹介させていただきます。

皆さんも幼い頃、絵本や読み聞かせなどで「赤ずきん」や「ヘンゼルとグレーテル」など、『グリム童話』の話を目にしてきたと思います。
近年では「ラプンツェル」などディズニー映画にもなっていて映像分野でも話題を呼んでいますね。
これらの話はグリム兄弟が作ったのか?といったら、そうではなく『グリム童話』に収録されている物語たちは
元々、民衆に語り継がれていた民話でした。その為、作者が不明のものがほとんどで、類話が多数存在しているものもあります。
その物語(メルヒェン)たちはどのような経緯でこの『グリム童話集』に収録されるようになったのでしょうか。

まず、この童話集の編纂者であるグリム兄弟と童話集成立についてみていきましょう。
グリム兄弟は兄のヤーコプ・グリム、弟のヴィルヘルム。グリムの二人で19世紀にドイツで活躍した学者です。
元々は法学研究をしていましたが言語学、民俗学など様々の分野でも名を残しています。
特に言語学に関してはヤーコプの『ドイツ文法』が有名で、ドイツ語を習ったことがある人ならだれでも知っている
ウムラウト(̈)の法則を発見したのもヤーコプです。

このように幅広い分野に精通しているグリム兄弟ですが、民話蒐集を始めたきっかけはいくつかのきっかけありました。
まず一つ目のきっかけは教授の影響です。当時二人が大学で師事していたフリードリヒ・カール・フォン・サヴィニー教授がドイツの古い法律を取り扱っている人でその影響を受けドイツ語古文や民間伝承に目を向けるようになります。
その流れで1805年に知人のクレメンス・ブレンターノの依頼を受けドイツの古い民謡を蒐集するようになりました。そしてその次の1806年二人は童話集を作るべく、本格的に民話蒐集を始めます。
この1806年というのがポイントで、この年はナポレオンがドイツの地を手中に収めた年でもありました。
こういったヨーロッパの情勢もあり、昔からドイツの地で語り継がれてきた存在である民話に
ドイツ人のルーツを求めアイデンティティを獲得することが重要視したのではないかと考えられます。

こういった流れを経て1812年に『グリム童話』の第1版を発行しました。

その後も内容や収録作品に修正を重ね第7版まで刊行は続きました。

以上がグリム兄弟と『グリム童話』についての概要です。
皆さんが今まで知っていた『グリム童話』と何か印象は変わりましたでしょうか?
冒頭の方でも書きましたが、『グリム童話』は民衆が語り継いできた物語を集めた童話集です。
そこには、現代には無い慣習だったり、信仰だったり、様々な古来の文化詰まっています。

本日は概要で締めますが、次回以降は物語に焦点を当て、そういった文化とのつながりにいて深めていけたらなと思います。

ここまでご拝読ありがとうございました。

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おすすめしたい本

こんにちは、インターン生の藤尾です。お勧めの本を紹介する第三回目です。
今回は『ひぐらしのなく頃に』という本の第一巻を紹介したいと思います。
こちらの本も、私が中学生の頃から愛読している本で、今回はその中で、鬼隠し編を紹介したいと思います。

主人公の前原圭一は、人口が2000人に満たない町、雛見沢村に引っ越します。
その村では毎年夏に祭りをするのですが、ここ四年間不可解な連続未解決事件と、「鬼隠し」と呼ばれる謎の失踪事件が起こります。
主人公の前原圭一は軽い興味で事件について調べていくのですが、事件の存在をかたくなに否定する友達(仲間)に不信感を抱き始めて、お祭り当日。事件が起こったことをきっかけに、仲間との関係が次第に崩れていき、その仲間から命を狙われるようになってしまうのです。
命の危機を感じた前原圭一は、祭りの日から数日後、友人である園崎魅音と竜宮レナを自宅で殺害して、今年の犠牲者と同じく奇怪な死を遂げてしまう。
というあらすじです。

こちらの本の面白いところは、主人公である前原圭一と雛見沢村でできた友人たちの関係が、祭りの事件をきっかけに次第に崩れていくところです。
最初は、和気あいあいとした友人たちとの関係。のどかな田舎の景色も、事件の日を境に村の雰囲気もホラーに変わり、どうしても友人たちを信じたいのに信じられなくなってしまう主人公の様子はまさに見どころです。
キャラクターもそれぞれ個性があり。その中でも主人公は特に面白いので読者を飽きさせません。

第一巻では数々の謎を残したまま話は終わってしまいます。それもまた、多くの考察ができて次の話を読みたくなる意欲にもなります。
僕はミステリーや、グロテスクな話が好きなので、最後までとても楽しんで読むことができました。
もしこの記事を読んで少しでも話の内容が気になった方がいれば、是非『ひぐらしのなく頃に』の第一巻を手にとって見て下さい。全巻読みたくなること間違いなしです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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面白い本を紹介③

こんにちは、インターン生の露木です。
私が個人的におすすめの本を紹介する3回目となります。

今回紹介したいのはこちらの一冊。
『闇の展覧会 霧』ハヤカワ文庫NV カービー マッコーリー

「霧」繋がりという事で、前回に続いてこちらを紹介します。
この本は5人の作家によるアンソロジーなのですが、メインはページ数の半分以上を占める『霧』でしょう。
映画『ミスト』の原作、というとピンとくる方も多いのではないでしょうか。
ですがその他の4篇の短編もとても面白いです。

収録作品は以下の通り。
・『遅番』デニス・エチスン
・『石の育つ場所』リサ・タトル
・『昼、梟の鳴くところ』マンリイ・W・ウェルマン
・『三六年の最高水位点』デイヴィス・グラッブ
・『霧』スティーヴン・キング

個人的なお気に入りは以下の2篇。

『石の育つ場所』
石が動くところを見たら死ぬ、というイギリスの片田舎に伝わる昔話に翻弄される話。
ホラーでありながら、どこか不思議な雰囲気があります。
『三六年の最高水位点』
天気や水位を予知する神秘的な女性と、彼女に惹かれていく主人公の話。
変幻自在に姿を変える彼女は幻想的であり美しく、印象的な一篇です。

そして、本作を語る上で欠かせないのは『霧』です。
スティーブン・キングといえばB級ホラーの巨匠というイメージが強い方が多いのではないでしょうか。
実際、恐ろしい怪物に人々が蹂躙される作品が多いのは事実ですが。
本作もその例に漏れず、霧の中から現れた怪物に人々が慄き恐怖する…といった作品です。
ではただのB級モンスターパニックなのかと問われれば、答えはNOです。

この作品、実は怪物の出番はあまり多くありません。
閉鎖的な空間に閉じ込められ怪物に怯える人々。
じわじわ追い詰められていく彼らの人間心理が高い描写力で生々しく描かれた、人間ドラマとしての側面が強い作品だと思います。
もちろん怪物もちゃんと活躍しますよ。

映画版のあまりにも衝撃的なラストは大いに賛否両論を巻き起こしましたが、何とスティーブン・キングはこのラストを大絶賛しているんですよね。
流石巨匠と言うべきでしょうか。

映画『ミスト』を観て原作に興味が湧いた方。
細かい配役も変わっていますので、比較しながら読むのもまた違った発見がありますよ。
違う読み味を持つ複数の作家による、短いながらも非常に完成度の高い短編も楽しめます。
是非ご一読ください。

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おすすめの本10選⑨ どの本がお好きですか?

みなさんこんにちは、インターン生の加藤です。10回にわたり、おすすめの本を紹介する第9回となります。
今回紹介する本は「からくさ図書館来客簿」です。この本はシリーズものとなっており、現在(2017/11/15)は6巻まで出ています。
ファンタジー系の内容となっています。

では最初に主な登場人物を紹介します。

からくさ図書館の館長を務める、小野篁(おののたかむら)。
小さな図書館を経営しており、そこの館長をしている。
善行を積んだのに現世に留まり続ける、道なしという存在を探している。

篁と行動をともにしている新米冥官の少女、時子。
若くして亡くなっており、1200年間天道にいた。
現在は、冥官として現代にいる。

篁たち冥官の上司にあたる、安倍晴明(あべのせいめい)。
現在は冥官をしており、冥官の上位のくらいに属している。
とても多忙のため基本的には使い魔で連絡をとりあっている。

簡単なあらすじを紹介します。

京都の一角にある小さな私立図書館、からくさ図書館の館長を務めている小野篁。
図書館の館長とは仮の姿で本来の仕事は、善行を積んでいて天道に行けるのに何故かこの世に
留まっている道なしという存在を探すことだった。その道なしがこの世に留まっている理由や
問題を解決して天道に行ってもらうために行動している。また、彼とともに行動する新米冥官の時子、
彼女は篁の仕事を通して冥官の仕事がどのようなものなのかを勉強している。
道なしは基本的に動物であったり、物であったり、人間に取り付いていたりする。
また、取り付いた人や物にもなにかしらの問題を抱えておりそれも含め解決していきます。
というような内容になっています。

この作品は、実在した人物が登場する作品となっており、小野篁の伝説として冥府に仕えていたというものがあり、
それを元にかかれているものになります。また、時子も同様に実在する人物です。
というように、この作品に登場人物は史実や伝説をもとに描かれておりとても勉強になる部分があります。
内容も悪霊退治ではなく、いいことをして現代をさまよっている幽霊を天道にいかせるというものなので
とても暖かい気持ちで読み終えることができると思います。気になる方はぜひ手に取っていただければと思います。

以上、今回おすすめの本「からくさ図書館来客簿」でした。

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おすすめしたい本

こんにちは、インターン生の藤尾です。おすすめの本を紹介する第二回目となります。
今回紹介するのは『神様のメモ帳1』です。
こちらの本は、私が中学生の時から愛読しているシリーズです。
今回は第一巻だけ紹介させていただきます。

主人公の藤島鳴海は十六歳の男子高校生。容姿はごくごく平凡な男子高校生ですが、父の転勤で特に親しい友達もおらず、勉強にもついていけなくて寂しい高校生活を過ごしていました。
放課後、屋上の給水塔の上で主人公は暇を持て余していたところ、屋上に一人の少女が現れました。なんと、その少女は主人公のことをずっと見ていただとか。
名前は、篠崎彩夏。主人公のクラスメイトでした。
その少女は半ば強引に主人公をとあるラーメン屋に連れていきます。その店の裏では、若者三人が毎日たむろしているのです。
三人ともニートでした。一人はイケメンのヒモ男、もう一人は体つきのいいパチプロ。もう一人は重度のミリタリーオタク。主人公は辟易しました。
しかし、まだニートはそれだけではありません。
突然鳴り響くコロラドブルドックの着メロ。携帯を取ると、不機嫌な声で具がネギしかないラーメンを三階まで持ってきてくれという要求がありました。
その要求を主人公はなぜか任されます。しぶしぶラーメン屋の上のアパートの三階まで持っていくと、出迎えたのは何と「僕はニート探偵だ」と名乗る幼い少女でした。

と、おおまかなあらすじはこんな感じです。
こちらの本の面白いところは、暴力、やくざ、薬物、水商売など、それらに関わることが丁寧に書かれている点です。
中学生の時、僕はこの全く知りえない世界をこちらの本で知り、恐怖し、また感動もしました。
主人公とニートたち、巻を追うごとにその人間味、そして優しさを知ることができ、当時中学生だった僕は主人公の気持ちにとても共感する部分がありました。
そして主人公の成長も見どころです。驚くことに、主人公はこの先やくざと義兄弟の杯を交わすことになってしまうんです。
詳しい経緯は読み進めていくうちにわかります。
もしこの先が気になった方がいれば、ぜひ『神様のメモ帳』をご一読ください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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