朝礼

ブラック企業の事例C−過重労働

書籍『採用情報で見極めよ!「ホワイト企業」の選び方』

P:Cさんは大学でマーケティング論を選考していたことから、多店舗展開するファミレスチェーン店に就職を決めました。内定受諾後の役員面談では「当社にとって大きな戦力になるマーケッターに育ってもらいたい」という言葉があったので期待を胸に入社式を迎えました。

R:ところが入社後の配属先は店舗の厨房担当でした。店舗勤務は非常に厳しく毎月100時間の残業をしました。また、休憩も30分くらいしか取れず、社宅もかなり離れているため始発まで2時間ほど待機されられたり、無給のボランティア研修に強制参加させられ休日もとれないことがしばしばありました。

E:入社5ヶ月が過ぎた頃、Cさんは店長に「最近疲れがまったく取れずに、それにもかかわらず全然眠ることができません。厨房の仕事はかなり堪えるのでホール担当にかえてもらえませんか」と訴えました。店長はCさんの表情がうつろなことを見てとり休ませてあげたいけど代わりの要員が見つからず「なんとかするから」といいながら厨房の担当をさせ続けました。

P:そんなある日、Cさんは首をくくって自殺を遂げたのでした。死後見つかったメモには「誰か助けて」ということが書かれていました。当然ながら店長の責任は重いですが、それ以上に会社に責任があります。本来であれば店舗が法令違反の状態であれば、本社が指導する立場にあるはずが、指導や支援は一切行っていませんでした。まさに経営が従業員を道具としてしか捉えていない典型事例です。

朝礼

ブラック企業の事例B−不当解雇

書籍『採用情報で見極めよ!「ホワイト企業」の選び方』

P:Bさんは就活に苦労しながらようやく社員数50名の広告代理店から内定をもらいました。入社後営業部に配属されました。若手をいつも怒鳴りつけている部長のもとで、コツコツ努力した結果、入社4ヶ月後に初めて契約成立をこぎつけることができました。皆に認められ有頂天になったBさんは、ある日、部長に業務改善の提案をしました。しかし、部長は激昂しました。

R:「新入社員がなに生意気なことをいっているんだ。そんなことでラクしようなんて、とんだねじまがった根性だ。ちょっと契約がとれたからっていい気になってんじゃねえぞ。」このようにまくしたてられBさんは萎縮しミスを連発しました。

E:入社半年を過ぎたある日、Bさんは管理部長に呼び出されました。「B君、君は明日から会社にこなくていいから。理由は勤務態度の著しい不良と能力不足だ」反論したら「君は上司に逆らっていたようだね。それに契約もまぐれで取れたのに、その後いばった態度でいるそうじゃないか。そんな協調性のない者はうちの会社にはあわない。ちなみにこれは解雇ではないからね。君の意思で辞めることを決めなさい。今週中に退職届をもってくるように」

P:Bさんはこのままでは腹の虫がおさまらないので何か法的手段で対抗できないか考えたのですが、管理部長から「裁判したら莫大な費用がかかるぜ。そんなエネルギーを使うくらいならこのまま辞めたほうが得策だ。もし君から退職願をだしてくれれば、慰労金として10万円支払ってもいい」といわれ、Bさんは気持ちがそちらに傾きつつあるのでした。

朝礼

ブラック企業の事例A−未払い賃金

書籍『採用情報で見極めよ!「ホワイト企業」の選び方』

P:Aさんは大学卒業後、社員数150名の中堅印刷会社に入社しました。Aさんは地味な性格ながら大変真面目に仕事を続けた結果、入社3年目に主任へ出世し主任手当を月5000円支給してくれることになりました。ところが翌月給料を確認すると50時間分の残業代が無しで主任手当の5000円のみ支払いとなりました。

R:上司に確認したら主任は管理職であり、そのために主任手当を払っているのだから残業代がつかないのは当たり前だろうと言われました。納得はできないものの泣き寝入りの状態で1年が過ぎました。

E:そんなある日、法律事務所に勤めている友人にこの件を話すと「それは明らかに不当な対応だよ。部下が一人もいないのに、しかもたった5000円の手当でごまかし、残業手当を出さないのはサービス残業状態だね。つまり未払い賃金になるわけだよ。賃金は消滅時効が2年だから、いまからでも賃金請求することはできるはずだよ」と言われました。早速、上司に訴えると「君はまだそんなこといっているのか。主任に昇進したのだから会社に恩義を感じるべきなのに心構えができていない。次の評価は覚悟してもらうぞ」といわれ、翌月支給された賞与は最低の評価となり大きく減額されました。

P:友人に相談したところ「かなり悪質な会社だね。名ばかりの管理職で、その報復措置として賞与を大幅に減額したところも質が悪いね。この内容なら訴訟で勝てるよ」といわれ、心強いと思う反面、裁判などしたら会社にいられなくなるのでは、という不安感がもたげてきました。Aさんは今でもどうするか悩み続けています。

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「ブラック企業」「ホワイト企業」の定義

書籍『採用情報で見極めよ!「ホワイト企業」の選び方』

P:本書限定で次のように定義します。ブラック企業とは「コンプライアンス(法令遵守)を無視し、精神または身体に悪影響を及ぼすような労働条件、労働環境を強いる企業」とします。一方、ホワイト企業は「企業運営上、コンプライアンス(法令順守)をしっかりと意識し、労働者とその家族が文化的生活水準を維持できるような労働条件の設定をしており、かつ労働者の心身の健康状態を不健全なものにならないよう管理している企業」と定義します。

R:コンプライアンス(法令遵守)とは主に労働法に対してのものです。日本の労働法は、労働者をしっかりと守るものであることから、これを順守している企業は結果として労働者をないがしろにできなません。したがって、このコンプライアンスがブラック企業とホワイト企業を識別する基準であると捉えてください。

E:では法令をしっかりと遵守していればホワイト企業かといえばそうでもありません。なぜなら法令では最低限のものしか保証していないからです。法律を超えた一定の処遇水準がなれれはばホワイト企業といえません。本書では家族ともども文化的な水準な生活ができる水準としました。また、適切な労働時間管理がされているか、適切なマネジメントが実現できる組織となっていることも大切な基準とします。

P:ブラック企業はホワイト企業の真逆になります。ブラック企業が生まれる背景は経営者の人間性に欠ける、労働者を「人」より「道具」と捉えていると考えます。そのような会社では離職率が高く、長続きはしないはずです。50年、100年と歴史のある会社にはブラック企業がほとんどないのではないでしょうか。

朝礼

書籍『採用情報で見極めよ!「ホワイト企業」の選び方』 はじめに

書籍『採用情報で見極めよ!「ホワイト企業」の選び方』

P:誰でもブラック企業ではなくホワイト企業に入りたいと思うでしょう。しかし、どの会社がブラックで、どの会社がホワイトなのかは、外からはなかなか見れません。入社してから初めてブラックだったことがわかり、結局転職を考えるようになったという人たちが大勢います。できれば会社を選ぶ段階で見極めたい、そんな要望に答えるために本書を執筆しました。

R:本書はブラック企業かホワイト企業かを見極めるためにどんなメディアを確認するべきか、チェックポイントはどこかを説明します。あわせて、法律知識や経営的な知識、情報についても解説します。

E:あなたが本書の内容をしっかり頭にいれておけば、大学のキャリアセンターで相談を受ける時、インターンシップ研修を受ける時、採用情報をみる時、採用面接を受ける時、内定をもらったとき等々、あなたが志望する会社が果たして労働条件上、望ましいところかどうかを判断できるようになるはずです。ただし、本書で書かれていることを実践すれば100%ホワイト企業に入れることを保証するものではありません。

P:ホワイト企業という捉え方に関して注意喚起をします。ホワイト企業のことを「一生ラクのできる緩い会社」という前提認識に立たないでください。労働条件が良好であるということは、利益を出している会社です。利益を出すには、経営者も従業員もそれ相応の努力が必要です。しっかり働いて、組織としてしっかりと儲け、それに見合ったリターンが期待できる会社です。そういう会社は一生かけて働き続ける価値のあるところでしょう。ぜひとも本書を活用し、後悔なき会社選び、後悔なき人生を実現してください。

自分の幸せの哲学を持つ

書籍『20代にしておきたい17のこと』

P:20代にしておきたいことは、結局のところ、「人生をどう幸せに生きるのか」を考えながら、その基盤をつくることに尽きます。

R:それは自分にとって「幸せとは何なのか」を明確にしていくステップともいえます。仕事だけを考えていたらもったいなさすぎです。

E:自分にとって何が幸せなのか? どういう仕事をすれば楽しい人生になるのか? お金はどれくらい稼ぎたいのか? 友人とはどういう関係を持ちたいのか? 自分にとって家族はいたほうがいいのかいないほうがいいのか? 子供は欲しいのか欲しくないのか? どこに住むとワクワクして毎日をエンジョイできるのか? 年代によって変わるかもしれませんが考えておくと後で役に立ちます。

P:幸せになるためには、仕事やお金を先に得る必要があると考える人も多くいますが、懸命なあなたは、まず人生の本質について考えるという視点をもってほしいです。どうかあなたが自分にとって真の幸せを見出し、すばらしい人生を送ってください。あなたの幸せを心から祈っています。

直感を信じてチャンスをつかもう

書籍『20代にしておきたい17のこと』

P:運を語るとき、忘れていけないのが、直感のパワーです。あなたが何か新しいことを始める時や、やめる時にいろいろな人がアドバイスをくれるでしょう。けれども人生にはそれらの雑音の中で自分のハートの声だけを聞いて走り抜けなければならないときもあります。そのときは自分の直感を信じてください。

R:どんなに無駄だと思われても試してみる価値があると思ったら挑戦してみることです。

E:それができるのが20代です。やってみて、たとえすべて失ったとしても、そこからまた始められます。人生は冒険です。船は港を離れ、大海を航海するために造られています。港にいれば難破することもなく安全ですがそれでは単なる水遊びです。

P:チャレンジすることを恐れないでください。ワクワクすることをやってください。あなたが本当に楽しいと思えることをやってください。スティーブ・ジョブスの言葉です。「Stay hungly,Stay foolish!!」

3つの運を意識しておく

書籍『20代にしておきたい17のこと』

P:私は若い頃、メンターに「3つの運を持ちなさい」と教えられました。「3つの運」とは、(1)上から引っ張り上げてもらう運(2)横から支えてもらう運(3)下から持ち上げられる運。自信がある人は自分の力を頼りにします。けれども安定的に成功しようと思ったら一人ではダメなのです。

R:助けてもらうことであなたが本来持っている運(力)が何倍も大きく育っていきます。

E:それには3つの運をあげることです。年上に可愛がられ、仲間に応援され、下の人たちが、あなたのためだったらと駆けつけてくれる・・・そんな人間になることです。運のいい人にもいろいろいますが、たいていは、この3つのうちのどれか1つしか恵まれていません。でも他の二つとのバランスも大事なのです。

P:だから3つの運をいつも意識しておきましょう。目上だけ見ていてもダメだし、仲間や下の人たちだけもダメです。3つの運がそろって初めて、あなたは幸せに成功することができます。

運のいい人、悪い人はどこで分かれるのか

書籍『20代にしておきたい17のこと』

P:運のいい人、悪い人は世の中に存在します。人間の運というのものは、本人が生まれたときにある程度決まっている宿命と、本人が変えられる運命の二つがあります。この違いを見極めてどう生かすかはあなた次第です。

R:人生を幸せに生きるためには、自分で変えられないものを受けいれる強さと、変えられるものを変えていく勇気と、その違いを見分ける賢さの3つが必要です。

E:たとえば人生で望んでないことが起きた時「どうして自分はこんなに運が悪いんだろう」と思っていたら、ますます悪い運を引き寄せます。逆に「ここから、何をやればいいんだろう」と考えると運が開けてきます。これは一生を通じて役に立つ質問だと思ってください。

P:力強く生きていく人は、運の悪さを跳ね返せるのです。だから目の前のできごとに一喜一憂しないことが大事です。なぜなら、それ自体があなたの人生を決めるわけではないからです。「自分の運命の主人」になれる人だけが最高の運を呼び込めるといっていいでしょう。

本当の貧困を知れば、いまの状況に感謝できるようになる

書籍『20代にしておきたい17のこと』

P:20代で旅にでると、その後の感性が変わってくるように思います。20歳のときにアメリカにいって大富豪と一緒に暮らすという経験をしましたが、帰国後、貧困も知らないといけないとおもってフィリビンに行きました。もっとも過酷な労働といわれるさとうきび畑で働いてみました。そして自分はなんて狭い世界しか知らなかったのかと思い知りました。

R:それまでの私にとっての「世界」とは自分とまわりの人たちでつくっているものでしたが、まったく違う国の違う社会システムの中で、日本のことなど何も知らない人たちがいっぱいいるわけです。その現実に打ちのめされました。

E:たとえば朝から晩までゴミだけを集めて生活している人たちがいるわけです。毎日せっせと働いたからといって次の日から給料が上がるわけでもありません。逆に安く買い叩かれて収入がない日もあります。そうなるとごはんは食べられないし将来がないという生活が小学生から始まって、よほど何か奇跡が起きない限りそこから出られることはないのです。

P:日本に帰ってきて屋根があって雨がしのげることだけでどれだけありがたいか実感しました。その体験があるから、たとえ風呂なしのアパートに住んでも少しも気にならなくなりました。「ご飯が1日1回たべられるだけでもいい」ということなどを体験するためにも海外にでることは有益だと思います。