勝ちもあり、負けもある。でも・・・「価値負け」ではないのだ

書籍『ヒゲ教授の〈辛口〉就活対策本部―世界一分かりやすい就活』

P:「就活」に既定路線はなく、あくまで個々が自由に動くもの。「就職活動の閉塞感」なんて勝手な思い込み。厳しく言えば就職難なんて、言い訳の賜物っ。

R:ちょっと手を伸ばせばつかめる情報は身近にたくさんある。キャリアセンターにも新聞や雑誌にもなのにいつまでナビにしがみついて「小さな入り口」をみんなで目指して大人しく順番待ちしているんだ?ちょっと手を伸ばすことさえしないならそれは自分が悪い。

E:グループディスカッションの定番テーマにこんなのがある。「動物園の動物と、大自然の動物とどちらが幸せでしょうか?」囲いの中な、決まった時間に食事が出るし安全で安心だろう。でも、獲物を仕留める「楽しい仕事」は失われていく。「腹減った・・・何とかしなきゃ!」って気持ちに「主体性」が宿る。「主体性」が宿れば、人は「想像的」になっていくものだ。

P:自由に生きることができる世の中ならば、そこには、勝ちもあり、負けもある。当たり前っ。でも・・・「価値負け」ではないのだ。そんなに恐れるもんじゃない。

人と比べて”特別なこと”は何もしてこなかったので、自己PRが浮かびません

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P:就活が始まると、みんな一度は”こんな自分じゃ、どこからも内定がもらえないかも”と不安な気持ちになるが、そんなに心配しないこと。

R:企業はそれぞれ、会社にあった素材を採りたいと思っており、”上から数えて何番目まで”なんて採り方はしない。社長の個性・オフィスの雰囲気・配属先上司との相性などそれぞれの判断基準がある。だから内定は決して優劣ではないんだ。人と比べて落ち込む必要はないよ。

E:たとえば、母親が仕事で忙しい家庭で、夕飯を作るのはいつも自分・・・本人は不満タラタラ!でも、他人から見れば偉い!!・・・なぜかというと、一生懸命仕事に取り組んでいる”先輩女性”をみてきた。”不満があってもやらなればならないこと”を知っている。”飯を食う”ことの大変さを覚えてきた。そういうことを社会人になってから教えていくのは本当に難しいことなんだ。

P:人間には、多かれ少なかれ”欲”がある。社会の仕組みでそれらを自由に手に入れるためには、やらなければならないことがある。当たり前のようだけど、それを知っていてキチンとできることが、社会人の第一歩だ。口をあけて待っていればすむのは赤ん坊だけ。キミの中にも必ず”いい経験”があるはずだから。

その覚悟は・・・胸を張るべきことなんだ!

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P:何らかの「奨学金制度」を利用して大学に通っている学生は、日本全体の50%に及ぶ。どんな事情があったのかはわからないが、勇気をもって覚悟をもって進学したと思う。それって胸を張るべきすごいことなんだ。

R:将来のために、ある意味「借金」までして自分の生活のために、キチンとバイトをして自分なりになんとかやってこれているから。

E:それなのに・・・履歴書や自己PRには、ほとんど出てこない。とってつけたような「その他のエピソード」を考えてみんなと一緒に・・・綺麗に綺麗に並べてくる。残念。もう一度いうよ、それってすごいことなんだ。

P:もっと堂々と自分を語りなさい。それこそが、等身大で説得力のあることなんだ。

「民間就職」か「公務員」を目指すか・・・迷っています

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P:キミが今まで真剣に公務員対策の勉強をしきて、それなりに手応えを持っているならば、僕は専念すべきだと思う。

R:ただ、多くの学生さんに言えることだけど”職業の資質”として、もともと簡単に二股をかけられる職業ではない。特に民間の採用側からみるとね。

E:たとえば”生産性”って言葉がある。極論から言えば求められる生産性が「0」か「100」かってことだ。簡単にいえば、”予算”の中で人のためを考えることと、”予算”を生み出して付加価値を提供し”利益”を生むことの違い。だから職場としての「環境や待遇を求めて」どっちを選ぶかって問題じゃないんだ。

P:一度「真剣に就活をすべき」だ。本当に入社するつもりで受けに行く。真剣じゃなければ時間の無駄。”職業観”ってやつがまだキチンと理解できていないようだから、働くことの厳しさや、やりがい、ビジネスのしくみを肌で感じてくるといい。民間でも公務員でも”受かればそれで将来が決まる”わけではないんだからね。

51%に向かって一歩踏み出そう!

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P:一気にたくさんの「初めて」に出会う就活。毎日毎日、どんどん知識が増えて考える幅も広がって深さも増していく。そしてやっと辿り着くものが「迷い」。

R:あなたの中に迷いが生じたら落ち込む必要なんてない。やっとそこまで来たのだから。

E:そこで頭を整理して、考え抜くことで自分の基準が生まれる。そうすれば動じない自分ができあがる。危険なのは「迷い」が生じた時に投げてしまうこと。なにごとも真剣にとらえることができなくなる。それも習慣・・・だから怖い。

P:ひとしきり「迷」って「悩」んだら、あとはもう動き出そう。心の針が少しでも触れるのを感じて51%に向かって一歩踏み出そう!

ESで「自分の短所」は正直に書いていいのでしょうか?

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P:どんな質問でも大切なのは”何を聞きたくてその質問を投げかけたのか”相手の”質問の意図”を感じて書くこと。問いかけに応じる・・・応える。「質問の答え」をそのまま返しても、キミの期待通りに相手の心は動かない。

R:みんな一生懸命にPRしていてるつもりでも、ソコがずれている人が多い。就職活動になると、みんなガチガチになって「正解」を言いたがるから。

E:正社員として新卒を採用する会社は単純に”人手”が欲しいわけじゃない。仕事には”顧客・同僚・上司・連携会社・・・”いろんな人たちが絡む。いちいち指示待ちじゃなくて”意図を感じて自分から動ける人”と一緒に仕事をしたい。バイトだって、サークル活動だってみんな同じだろ?

P:「就活だから・・・こんなことを言わなくちゃ」じゃなくて、自分の頭で意図を感じて・・・求められることを、当ったりまえに表現してくること!自分に何かが足りないのがわかってるのなら、今から足し算する努力をすること。それをしないのは・・・タダの甘え。

あなたは、何を提供して対価を得るの?

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P:面接で大切なのはどうやったら受かるかじゃなく、何を提供したら一緒に働きたいと思っていただけるか?

R:面接の「答え」が「応え」になっていない。相手の心を覗かずに、事故PRと希望同期ばかり。提供する力は相手にとって嬉しいことなのかが重要だから。

E:提供できる力は「スキルや経験」じゃなくて、いい。人一倍の「笑顔」や「思いやる気持ち」だって、いい。それを言葉で直接いうのではなく相手に感じてもらうこと。

P:それから・・・新聞くらい読め。自分が暮らす社会を知らずに、どうして自分は役にたつと言えるんだ?

「就職浪人」をするか「院進学」か・・・迷っています

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P:何としても就活しろっ!腹くくって動け!

R:最初から保険をかけた就活生が、どんな顔して「御社で頑張ります!」っていっても採用されないから。

E:たとえば「背水の陣を埋め立てろ!」って言葉があるんだ・・・ないか。リスクヘッジは必ずしておけ、しかしそれは”失敗した時の逃げ道”ではなく、何としてもやり遂げるための”別の手段”を用意しておくことだ・・・って、コトワザだ(笑)。

P:これからの長い人生の途中で、またステップアップしなきゃならない時が必ずやってくる。その時のためにも、今、逃げる習慣をつけちゃいけないと思う。”準備”と”保険”は違うし、”慎重”と”臆病”は違う。学生時代の今はそんなに恐る必要はない。ギリギリまでがんばることで、生まれてくるもの・得られる力を身に付けておくことだ。

キミたちは・・・「これからを託す未経験者」

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P:世の中には「新しい就活生」と「ギリギリの就活生」と「袋小路に入り込んだ就活生」が混在している。おなじ就活生でも、追いかけている顔・あせっている顔・折れかけている顔と顔が違う。顔のリセットをしてほしい。ついでに猫背をしゃんとしてほしい。

R:採用する側は「これから未来を託す未経験者」を採用するから。

E:中学受験を翌年に控えた「重い」夏休み。親がプロ野球を見につれていってくれた。試合前の練習をぼーっと眺めていたら、向こうからコーチのおじさんが歩み寄ってきて、ぼそっとこうささやいた。「目が死んでいるゾッ!」

P:プロの目は決してごまかすことができない。

「事務職」希望なんですが・・・なかなか内定とれなくて困っています

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P:事務職に就きたい動機が、「総合職でバリバリやるタイプでないし、結婚しても長く続けたい」だと、採る側からみたら全く魅力がない。

R:就活をスタートするときに”適正検査”や”自己分析”をして、「やりたいことは何?」と問われてしまうと、答えが出てこなくなり、いつの間にか「やりたいこと」が「できること」にすり替わっていく。そのまま進むと最終的に「いま、自分ができること」に行き着いてしまう。

E:仕事を長く続けるために、一番大切なものは「成長」。30歳になったとき28万円の給料は「8年間勤めてくれてありがとう」ってことであげてもらえる額ではなく、28万円分の働きをしてくれるからもらえる給料。面接やESの質問で”3年後、5年後、10年後の自分”を問われるのはそのためなんだ。

P:自分が就く仕事を考えるときに”今、できること”を基準で選んではアカン。”将来できるようになりたいこと”を考える。その時に初めて、適性検査や自己分析の結果が活きてくる。だから総合職・一般職なんてざっくりした考え方ではなく、職業・職種をもっと詳しく知ることが必要なんだね。