IT用語解説

アセンブラ 【アセンブラ】

【言語】プログラム言語のことです

【その他】

アセンブラとは:

 アセンブラとはコンピュータやマイクロコントローラなどのプログラム可能な機器を動作させるための機械語を人間に分かりやすい形で記述するプログラミング言語である。正確には、プログラミング言語の方はアセンブリ言語であり、アセンブラはアセンブリ言語で書かれたソースコードを機械語に変換するプログラムを指す。
 しかし、アセンブリ言語のことをアセンブラと呼ぶ場合が多い。
 C(シー)言語やJava(ジャバ)などは人間が理解しやすいように設計された高水準言語であるのに対し、アセンブラは人間が理解するのに困難な機械語に近い低水準言語である。アセンブラで書かれた命令1つに対し、機械語は命令1つで対応する、1対1対応である。そのため、高水準言語と比べて書かれる行数が多くなるが、プログラマがCPUの動作を把握しながらプログラムを記述することができる。
 また、アセンブラを習得するとプログラムの細かい処理の内容を見ることができ、コンピュータについて深い理解を得ることができる。

アセンブラの用途:

 主に高水準言語ではできないプログラムや処理を行う際に使われる。最も一般的なのは、限られた資源で単独で動作する小さなプログラムが必要とされ、高水準言語のランタイム環境やライブラリが使えない場合である。
 このほかにも、ハードウェアと直接やりとりするコードを記述することや、コンパイラでは実装されていないプロセッサ固有の命令を使わなければならないプログラムの使用、コンパイラの最適化では不可能な最適化を手作業で行いたい場合などがある。
 また、リアルタイムプログラムなど正確なタイミングを処理を行う必要があるプログラムや高度なセキュリティが要求され、環境を完全に制御する必要がある場合でも使われる。

アセンブラ使用における準備:

 アセンブラを使用するための専用ソフト「MASM32」をインストールする(MASM(エムアスム)=Microsoft Macro Assembler)。

アセンブラ使用における注意:

 アセンブラに十分な知識を持たないまま使用すると、最悪の場合はコンピュータを内部で破壊してしまう。

アセンブラ習得における仕事:

 ハードウェアに近い業務や制御・組み込み系の業務に携われる。
 また、そういった業務に携わることがなくとも、アセンブラの知識を持つとコンピュータの実際の動きを意識することができ、実行速度が速くサイズが小さいプログラムを高水準言語でも作れるようになり、プログラミングのテクニックが向上する。

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