IT用語解説

After Effects 【アフターエフェクツ】

【開発ツール・その他技術】開発するためのツールなどです

【デザイン系】

After Effectsとは:

 Adobe After Effects(アフターエフェクツ)は、アドビシステムズが販売している映像のデジタル合成やモーション・グラフィックス、タイトル制作などを目的としたソフトウェアであり、この分野では代表的な存在である。「A.E.」「AE」「Ae」(えーいー)と略されることもある。After Effectsは主に映画やテレビ番組の映像加工、CM制作、ゲーム、アニメ、Webなどのコンテンツ制作に広く利用されている。
 基本は2Dの映像加工ソフトであるが、3D空間も持っているため、2Dの映像だけでなく3Dのモデリングデータや、カメラ、ライトもその空間内に配置できる。そのため2.5Dソフトなどと呼ばれることがある。
 バージョン7以前はStandardとProfessionalの2種類のエディションが存在したが、CS3(v8.0)よりStandardは廃止され、Professionalのみとなった。またCS4(v9.0)からはエディション表記がなくなった。 さらにCS5からは32bit版が廃止され、64bit版のみの販売となっている。

After Effectsの機能:

・キーイングエフェクト
 クロマキー機能は「カラーキー」「リニアカラーキー」「カラー差キー」「色範囲」など、初期のバージョンからさまざまな種類が用意されているが、Ver.6.0からはKeylightという高性能なクロマキープラグインがバンドルされ、前述のエフェクトよりもよく用いられるようになった。「異なるマット」と呼ばれるディファレンスキーの機能もあり、映像の中から動いているものだけを抽出することも可能である。
・ペイントエフェクト
 Ver.6.0から「Adobe Photoshop」のような本格的なペイント機能が装備された。映像の一部を塗ったり消したりするという作業が細かく出来る。バレ消しなどにも非常に有効である。After Effectsは頻繁にAdobe Photoshopで制作・加工した画像を使用することが多いため有意義な機能追加であった。以前はAfter Effects内でペイントを行うには「Cult Effects」などのプラグインを使用する必要があった。
・タイトルエフェクト
 Ver.6.0からAdobe Illustratorのような文字デザインの細かい指定が可能になっている。もちろんそれ以前にも機能はあったが、やはりIllustratorで制作したデザインをAfter Effectsに持ち込んで合成したり動かしたりするということが多かった。
・レンダリングエフェクト
 「稲妻」「レーザー光線」「レンズフレア 」などの視覚効果を映像に追加できる。「レンズフレア」については種類やオプションが少ないため、現在でも「Knoll Light Factory」や「Optical Flares」といったレンズフレア専用のサード・パーティー製プラグインを追加して使用されることが多い。
・シミュレーションエフェクト
 ver.5.0から「シャター」「カードワイプ」など、3DCGで制作されるような3次元的にはじけるような映像が可能になった。これらはもともとは「ATOMICPOWER Evolution」というプラグインの機能の一部であった。また、簡単なパーティクル機能も付加された。
・トラッキング・スタビライズ機能
 映像の動きを分析し、動いているものに追従して別の映像を合成したり、カメラの手振れなどを止めることが出来る機能で、基本機能に加え、バージョンを経る毎に「ワープスタビライザー」「3Dカメラトラック」「マスクトラッカー」「フェイストラッカー」などが追加されている。また、トラッキング専用ソフト「Mocha」の簡易版がプラグインとしてバンドルされている。

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