IT用語解説

NEC系汎用機 【エヌイーシーケイハンヨウキ】

【OS】オペレーティングシステムのことです。基本ソフトと呼ばれます

【汎用機系】

汎用機とは:

 メインフレームともいい、企業の基幹業務などに用いられる大型のコンピュータのことで、明確な定義は存在せず、複数のコンピュータ・アーキテクチャのコンピュータの総称である。
 観点によって様々な呼称があり、汎用コンピュータ、汎用機、汎用大型コンピュータ、大型汎用コンピュータ、ホストコンピュータ、大型汎用計算機とも言う。
 基幹業務は全ての企業活動の中心となる販売管理、生産管理、会計、人事、給与などの業務の事をいう。

NEC系汎用機の特徴:

 NEC(日本電気)はACOS(エイコス) シリーズを開発している。ACOSシリーズの由来は、新しい世代のコンピュータの動向を先取りした「Advanced Comprehensive Operating System」をもつ「Advanced Computer System」であり、コンピュータ事業の基本姿勢である顧客本位のコンピュータ「All round Customer Oriented Systems」 であることに由来している。
 小型機向けのACOS-2、中型機向けのACOS-4、大型機向けのACOS-6の3種類のOSがあり、それぞれ用途が違う。

NEC系汎用機の歴史:

 1950年代のパラメトロンコンピュータやFONTAC(富士通/沖/NEC共同コンピュータ)の流れの中、1960年代半ばに始まる通産省主体の大型プロジェクト超高性能電子計算機開発計画において、IBMなどの海外のコンピュータベンダに依らない日本独自のコンピュータシステムを構築すべく、NEC/日立製作所/富士通/東京芝浦電気(東芝)/沖電気//三菱電機などに通産省の元でコンピュータシステムの開発を進めさせた。
 その後、通商産業省は、富士通と日立、三菱電機と沖電気、東芝とNECの3グループにまとめ、技術研究組合を作らせて5年間にわたって補助金を支給し、各社に「IBM対抗機」の開発に当たらせた。東芝とNECは共同開発にあたり、小型機と中型機をNECで、また大型機を東芝で、それぞれ開発を分担した。
その後、HIS社は仮想記憶機能を持つOSの改良を中止したが、東芝はHIS社とは別に仮想記憶機能をもつACOS-6の開発を進めていた。
 しかし、1978年2月に東芝は中・大型機から撤退することになった。このため、NECはアーキテクチャが異なるOSを同時に開発・改良していくことになり、資金や技術者の不足といった問題に直面した。そこでACOS-2/4とACOS-6の両OSを共通化することで、費用削減を図る一方、多くの人員を営業部門に配転し販売力を強化し自主開発体制を確立した。

NEC系汎用機の注意点:

・日電東芝情報システム(NTIS)も販売していたが、東芝が提携を解消したため現在は日本電気のみが販売を行っていた
・ACOSシリーズは現在では販売終了。現行モデルはパラレルACOSシリーズのi-PXへ交代

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